SENSE
Mr.Children





01.I
02.擬態
03.HOWL
04.I'm talking about Lovin'
05.365日
06.ロックンロールは生きている
07.ロザリータ
08.蒼
09.fanfare
10.ハル
11.Prelude
12.Forever


2010年12月1日、初登場1位
初動50.2万枚、売上78.4万枚、登場48週
Produce:小林武史
トイズファクトリー


Mr.Childrenの16thアルバム『SENSE』。配信限定シングル「fanfare」収録。「365日」は09年からNTT東日本・NTT西日本CMソングとしてオンエアされていた。また「ロックンロールは生きている」は今作直前の11月からラジオ限定で発表されていた。このように新曲の発表自体は幾つかあったものの、08年の前作『SUPERMARKET FANTASY』以降CDシングルの発売が1枚も無い状態であったためデビューアルバム『EVERYTHING』以来となる全曲CD初収録のアルバムになった。また発売日直前の11月29日まで今作に関する発売日以外の詳細は全く明かされず、メンバーのプロモーション活動も全く無いという異例の戦略がとられた。アルバムを出すだけで一大出来事となるミスチル程の大物だからこそ可能な技だったがさすがにセールスは後退し、オリジナルでは00年の『Q』以来6作ぶりに100万枚を下回り、02年の『IT'S A WONDERFUL WORLD』以降続いていたオリジナルアルバムの連続ミリオン記録は5作でストップとなった。

ここ数作のアルバムとは全く色が異なるダークロック「I」で幕を開け、続けてアップテンポなんだけどどこか煮え切らない心情を吐露する「擬態」が来て今回は暗いアルバムなのかなと思いきや次の「HOWL」はとびきり弾けた曲。更にミスチルお得意の必殺王道バラード「365日」、ひたすらアッパーな「fanfare」もあったりと曲調は多彩で中々バラエティに富んでいる。今作に関してもファンサイトでは「ピアノが邪魔」とか結構言われていたけど曲のタイプがバラけているので一辺倒な感じはしないし僕は気にならなかった。発売当時は「いつも通り、高値安定のミスチル」という印象で4位の感想だったんだけど、2年後の次回作がそこまで……という感じだった事もありその影響も相まって今作の印象は発売から数年経ってグングン伸びていった。12曲という(ここ数作のミスチルでは)コンパクトな曲数故に聴きやすいし、それでいて内容の濃さ・曲調の幅は結構なもので現在ではかなり好きな一作。

満足度★★★★★