君とのDistance
ZARD





01.夏を待つセイル(帆)のように
02.サヨナラまでのディスタンス
03.かけがえのないもの
04.今日はゆっくり話そう
05.君とのふれあい
06.セパレート・ウェイズ
07.Last Good-bye
08.星のかがやきよ
09.月に願いを
10.あなたと共に生きてゆく
11.I can't tell
12.good-night sweetheart
13.君と今日の事を一生忘れない


2005年9月7日、最高3位
初動7.6万枚、売上15.2万枚、登場18週
Produce:坂井泉水
B-Gram RECORDS


ZARDの11thアルバム『君とのDistance』。シングル「かけがえのないもの」(4位 4.6万枚)「今日はゆっくり話そう」(5位 3.3万枚)「星のかがやきよ/夏を待つセイル(帆)のように」(2位 8.0万枚)収録。「Last Good-bye」は95年にFIELD OF VIEWに、「あなたと共に生きてゆく」は93年にテレサ・テンにそれぞれ歌詞提供した曲のセルフカバー(テレサ・テンと坂井泉水は両者ともこの曲を発表した2年後に40代で急死した)。坂井泉水が07年5月27日に急逝した為、今作が生前に発売された最後のオリジナルアルバムとなった。

先行シングル「星のかがやきよ/夏を待つセイル(帆)のように」で葉山たけしを起用(00年以来)し、続けてアルバム曲でも多く彼を起用した影響かZARDらしい王道のバンドサウンドが展開。やはり前作や前々作のような薄味のトラックよりも俄然聴きごたえがある。年齢・キャリアを重ねたことで泉水さんのボーカルにも深みが増しており、大人なZARDを感じる事も出来る一作である(同時に高音がやや苦し気に聞こえるという面もあるが)。特に当時今作のテレビCMでも流れていた「君とのふれあい」はZARDの円熟味を非常に感じられる珠玉のバラードで名曲。全体的にメロディー、サウンド共に光る満足な一枚だ。今作発売時はまさかこれが最後のオリジナルアルバムになるなんて思ってもいなかった…。泉水さんは翌06年に体調を崩し手術を受けるも、07年初頭には入院しながらもアルバム制作に向けて作詞をしていたという事で、もしあんな事にならなければ一体どんな新作が届けられていたのか。今ではもう叶わぬ願いである。

満足度★★★★☆