ZARD Forever Best~25th Anniversary~
ZARD





Disc.1 早春
01.Don't you see!
02.マイ フレンド
03.この愛に泳ぎ疲れても
04.Good-bye My Loneliness
05.WAKE UP MAKE THE MORNING LAST~忘れがたき人へ~
06.君に逢いたくなったら…
07.息もできない
08.今すぐ会いに来て
09.ハイヒール脱ぎ捨てて
10.Forever you
11.明日を夢見て
12.翼を広げて
13.愛は暗闇の中で featuring Aya Kamiki

Disc.2 初夏
01.星のかがやきよ
02.夏を待つセイル(帆)のように
03.君がいない
04.心を開いて
05.揺れる想い
06.素直に言えなくて featuring Mai Kuraki
07.Oh my love
08.雨に濡れて
09.I still remember
10.来年の夏も
11.あなたに帰りたい
12.愛が見えない
13.果てしない夢を ZYYG,REV,ZARD&WANDS featuring 長嶋茂雄

Disc.3 盛夏
01.かけがえのないもの
02.遠い星を数えて
03.風が通り抜ける街へ
04.DAN DAN 心魅かれてく
05.突然
06.Today is another day
07.Season
08.眠れない夜を抱いて
09.こんなにそばに居るのに
10.永遠
11.サヨナラは今もこの胸に居ます
12.眠り
13.あの微笑みを忘れないで

Disc.4 秋冬
01.もう少し あと少し…
02.Get U're Dream
03.IN MY ARMS TONIGHT
04.運命のルーレット廻して
05.少女の頃に戻ったみたいに
06.きっと忘れない
07.こんなに愛しても
08.promised you
09.GOOD DAY
10.My Baby Grand~ぬくもりが欲しくて~
11.グロリアス マインド
12.あなたを感じていたい
13.負けないで


2016年2月10日、最高4位
初動6.8万枚、売上16.7万枚、登場48週
Produce:長戸大幸
B-Gram RECORDS


ZARDの5thベストアルバム『ZARD Forever Best~25th Anniversary~』。キャッチフレーズは「ZARDと、もう一度出逢う」。デビュー25周年を記念しデビュー日ピタリにリリースされ、全楽曲の中から季節をテーマに早春・初夏・盛夏・秋冬に振り分けられた4枚組。坂井泉水死去後に出されたシングル「翼を広げて/愛は暗闇の中で featuring Aya Kamiki」(3位 8.4万枚)「素直に言えなくて featuring Mai Kuraki」(5位 5.0万枚)がアルバム初収録。選曲は長戸大幸と寺尾広が中心となって行われた。島田勝弘による最新デジタル・リマスタリングが施され、高音質仕様のBlu-spec CD2を初採用。楽曲数が多くなるほど音質のビットレートを下げる必要が生じる為、本来3枚組で収まる収録時間の所を音質を考慮して4枚組にし、各ディスクに余裕を持たせてあるという。坂井泉水本人が亡くなり新しい音源が生まれない今、手元にある全てを出し尽くしたという事で、名目上最後のベストアルバムであるとされている。

有名シングル群は勿論のことアルバム曲の選出でも過去のベスト盤・セレクション盤に選ばれた曲が大半を占め、これまでのベスト・セレクションアルバムのおいしい所を全て盛り込んだ一般向けとしては最終奥義的な内容のベストアルバム。その割に全盛期を過ぎた00年以降の曲が10曲と少なめに抑えられており、「ZARDと、もう一度出逢う」というキャッチコピーの通りに90年代の最盛期に聴いていた人が改めてZARDの名曲達に触れるための一作という立ち位置がしっくり来る。全52曲というボリューム故に初心者が今作を入り口にしようとしても1曲1曲の色が埋もれる感じもあり、ZARDへの入り口としてなら未だ99年の『ZARD BEST The Single Collection~軌跡~』『ZARD BEST~Request Memorial~』セットか、06年の『Golden Best~15th Anniversary~』の方が向いていると思う。まぁ今さら過去ベストを手に取る位ならこの機会に今作でドカッとZARDを押さえてしまおうという考え方も決して悪くは無いけどね。本当に一般的に思われるZARDのおいしい所は全て盛り込んである。4枚組全52曲を一気に聴くには時間も気力も必要でありそういう聴き方は推奨されない。ファンとしては選曲・構成どうこうは一旦置いといて、所持しているというだけでも満足な気持ちである

個人的に、ベストアルバムの選曲を「季節別」とか「曲調別」とかなにがしかのテーマ別に振り分けるやり方はあまり好きでは無い。結局ふわっとしたテーマ故にどうしても「この曲がココ…?」みたいな論争が起きてしまうし、聴きたい曲がどのディスクに入っているのか分からなくなってしまう。今作も季節別(発売月日順)という振り分け故に一見作品としての見映えは良く感じるもののどこかゴチャゴチャな印象を抱いてしまった。リリース年月日順にシングルを並べ、同じく初出順にアルバム曲を挟み込んでいくという年表スタイルが最も分かりやすく、その歌手の歴史を追っていくような気持ちで聴けるので好みだ。そういう意味ではオールタイムベストとしては今作よりも『Golden Best~15th Anniversary~』の方がオールタイム感(?)が強いと思う。

島田勝弘によるリマスターはかなり好感触。06年の『Golden Best~15th Anniversary~』はクリス・ベルマンによるド派手なリマスターが施されておりかなり音圧が激しく、人によっては耳が疲れるのではないかという位のものだったので賛否を呼んだ(僕としてはアレはアレで好みだったけど)。今作のリマスターは原曲の旨味そのままに、往年の名曲達を綺麗にクリアに蘇らせましたという感じで気持ちが良い。今作を聴いた後だと99年の『ZARD BEST』2作は若干音がザラついているように感じてしまう。今作を一発目に聴いてしまうと、もう過去のベスト盤には戻れないかもしれない。

満足度★★★★★