MOTHER OF ALL THE BEST
THE YELLOW MONKEY





DISC.1
01.NAI
02.SPARK
03.楽園
04.TVのシンガー
05.Tactics
06.球根
07.BURN
08.LOVE LOVE SHOW
09.HOTEL宇宙船
10.カナリヤ
11.パール
12.花吹雪
13.JAM
14.空の青と本当の気持ち

DISC.2
01.LOVERS ON BACKSTREET
02.夜明けのスキャット
03.天国旅行
04.創生児
05.This Is For You
06.嘆くなり我が夜のFantasy
07.熱帯夜
08.真珠色の革命時代(Pearl Light Of Revolution)-Live Version-
09.悲しきASIAN BOY
10.SUCK OF LIFE-Album Version-
11.Father
12.人生の終わり(FOR GRANDMOTHER)
13.SO YOUNG

DISC.3(初回限定盤のみ付属)
01.LOVE LOVE SHOW(English Version)
02.BULB
03.O.K.
04.NEW YORK CITY LOSER
05.HEART BREAK
06.DEAR FEELING
07.GIRLIE(Original Mix)
08.ネバーギブアップ
09.サイキックNo.9(LIVE)
10.MOONLIGHT DRIVE
11.HONALOOCHIE BOOGIE
12.太陽が燃えている-Demo-※未発表音源
13.追憶のマーメイド-Original Lyric Version-※未発表音源


2004年12月8日、初登場5位
初動14.1万枚、売上28.9万枚、登場14週
Produce:吉井和哉
ファンハウス

2013年12月4日(リマスター・Blu-spec CD2)


THE YELLOW MONKEYのベストアルバム『MOTHER OF ALL THE BEST』。04年7月に解散を発表した直後の作品であるため解散に伴うベストアルバムという趣き。キャリア初となるメンバー公認の2枚組ベストアルバムである。これまでに在籍したレコード会社の枠を飛び越えたオールタイムな選曲となっている。初回限定盤にのみDISC.3が付属。そちらにはアルバム未収録のカップリング曲の他、「太陽が燃えている」のデモバージョン(歌詞が一部異なる)、「追憶のマーメイド」のオリジナル歌詞バージョン(歌詞が過激だという事で修正された)等の未発表音源が収録されている。2013年12月のリマスター再発では通常盤2枚組のみが対象となったため限定だったDISC.3のリマスター再発は行われていない模様。

DISC.1
「SPARK」や「JAM」、更に最大ヒットの「BURN」など有名シングルを中心に選曲されている。ただアルバム未収録のカップリング曲「NAI」を1曲目に持ってくる等の拘りはやはりメンバー監修故なのか。5th『FOUR SEASONS』でもラストを飾っていた「空の青と本当の気持ち」でどっしり締められているのもあってアルバムとしての流れも良い。

DISC.2
DISC.1同様にカップリング曲で幕を開けるという事でやはり拘りを感じる。「LOVERS ON BACKSTREET」は『TRIAD YEARS actⅡ』にも入っていたが、こうして目立つ位置に置いた事でグッと存在感が増しているように思う。こちらはブレイク前のシングルに加え、アルバムの名曲を中心にセレクトしている。ここに選出されているアルバム曲はどれもイエモンを聴く上で外せない重要な曲ばかりであり、個人的にこのDISC.2には隙が無い。完璧な布陣であると思う。このDISC.2を良いと感じるようだったらオリジナルアルバムを手に取る事をオススメする。ファンにとっては名曲の宝庫であり、初心者にとってはオリジナルアルバムへのガイドとしての役割を果たす素晴らしい内容である。

DISC.3
初回限定盤にのみ付属のDISC.3はレコード会社移籍後のアルバム未収録カップリングを中心にまとめてある。やはりカップリングという事で一風変わった曲が多くこのDISCに関しては完全ファン向けでベストアルバムという感じはしない。ただ貴重な音源も収録されているので良し悪しは置いておいて持っていて損は無い。

シングルコレクションに徹していた98年の『SINGLE COLLECTION』、01年の『GOLDEN YEARS Singles 1996-2001』の2作で「SUGAR FIX」以外のシングルは網羅できるのでシングルのみを機械的に揃えたいならばそちらの2作の方が分かりやすい。メンバーの意見・意向が大きく介入しておりレコード会社のしがらみを超えた収録範囲で、代表シングルに加えアルバムの重要曲もしっかり押さえる事ができるという点に今作の価値はある。時系列では無く流れも意識されているのでしっかりとした一つの作品として聴けるのも大きい。実質カップリング集となっているDISC.3はさすがにベストとは言い難いので別物として考えて、ひとまずDISC.1・DISC.2のみの通常盤が一番バランスが良いと思う。全体的に6thアルバム『SICKS』にやや偏っていたりはするものの、個人的には数あるイエモンのベスト盤の中で最もオススメであり決定盤と言えるのは今作である。しかしファン人気の高い「バラ色の日々」を含めたアルバム『8』期の実験3部作、及び末期のシングル群が未収録なのはやはりこの時期のシングルはメンバーの思い入れが薄いという事の表れなのだろうか…。

満足度★★★★★

 初回盤(3枚組)  通常盤(2枚組)  2013年リマスター盤(2枚組)