『道は手ずから夢の花』KinKi Kids
(11月2日 最高1位 初動17.6万枚 売上18.9万枚)
「道は手ずから夢の花」
(作詞・作曲:安藤裕子、編曲:松本良喜)
シンガーソングライター安藤裕子提供のしっとりバラードナンバー。シンプルな中にどこか「和」のテイストを感じる。最初はシングルにしては地味過ぎだろ…と思ったがしっかりCDで聴いたらこの世界観にハマってしまった。KinKi Kidsだからこそ歌える曲だろう。
満足度★★★★☆
「Pure Soul」
(作詞:堂島孝平、作曲:原一博、編曲:堂島孝平、ストリングスアレンジ:sugarbeans)
通常盤収録曲。オシャレな感じの一曲。作詞はKinKi作家としてお馴染みの堂島孝平だが作曲は別というのが珍しい。
満足度★★★★☆
「パズル」
(作詞・作曲:Shinpei、編曲:安部潤・Shinpei)
通常盤収録曲。ザ・バラード。編曲の安部潤は元FIELD OF VIEWの人だ。未だにこうしたクレジットで名前を見かける。
満足度★★★☆☆
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『ハイテンション』AKB48
(11月16日 最高1位 初動118.0万枚 売上120.6万枚)
「ハイテンション」
(作詞:秋元康、作曲:シライシ紗トリ、編曲:佐々木裕)
入山杏奈、小嶋陽菜、島崎遥香、横山由依、宮脇咲良、向井地美音、兒玉遥、加藤玲奈、木﨑ゆりあ、渡辺麻友、柏木由紀、岡田奈々、川本紗矢、小嶋真子、込山榛香、高橋朱里、小栗有以、松井珠理奈、山本彩、指原莉乃、松岡はな、中井りか
日本テレビ系ドラマ「キャバすか学園」主題歌。年内でAKBとしての活動を終了する島崎遥香がセンター。サビのテ~ンションションションションション♪が異常に耳に残るディスコ風ナンバー。だがそのサビ以外はどうにも印象が薄く、途中でラップ等も飛び出すが空回り気味な感じも否めない。どこか世紀末頃のハロプロ感も漂う。
満足度★★★☆☆
「抑えきれない衝動」ウェイティングサークル
(作詞:秋元康、作曲・編曲:aokado)
谷口めぐ、樋渡結依、武藤十夢、大島涼花、後藤萌咲、福岡聖菜、村山彩希、倉野尾成美、山田菜々美、坂口渚沙、久保怜音、高橋希良
センターは福岡聖菜。どこか神聖な空気の満ちたアイドルナンバー。A面との落差もあって中々良く思えた。
満足度★★★★☆
「ハッピーエンド」レナッチーズ
(作詞:秋元康、作曲:外山大輔、編曲:野中“まさ”雄一)
小嶋菜月、田野優花、向井地美音、茂木忍、大島涼花、加藤玲奈、木﨑ゆりあ、岡田彩花、小栗有以、長久玲奈、高木由麻奈、佐藤すみれ、市川美織、田中菜津美、松岡はな、中井りか、山口真帆
Type-A収録曲。センターは小栗有以。「唇にBe My Baby」C/Wでもあった、加藤玲奈が独断で選抜したメンバーで構成される企画。昨年は「れなっち総選挙選抜」という名前だったが今回はユニットらしい名前が付いている。何故加藤にこんな権限が与えられているのかは謎。楽曲は爽やかアイドルポップスでこれまた良い曲。
満足度★★★★☆
「Better」
(作詞:秋元康、作曲・編曲:外山大輔)
島崎遥香、中村麻里子、横山由依、島田晴香、竹内美宥、山内鈴蘭、大場美奈、永尾まりや
Type-B収録曲。センターは島崎遥香で、島崎と同期である9期生で現在48G在籍中のメンバー全員+5月に卒業したばかりの永尾を加えた8名で歌唱。楽曲の方は48G全体でも今年イチなんじゃないかと思う程の名曲。卒業ソング定番であるお疲れ様バラードでは無くテンポのあるメロディアスポップという点も魅力だし、メロディーが何より素晴らしい。9期生はAKBが大ブレイクした2010年頃には最有力新世代として扱われており、次はコイツらの時代が来る!!と散々煽られていたため個人的に最も印象深く思い入れが深い(1期生のレジェンドメンバーを除くと他は誰が何期だとか分からないが9期生だけはバッチリ判別できる)。だが総選挙上位のメンバーは11年になっても衰えるどころか更に確固たる地位を築いてしまい若手が入り込む余地が無く、先にチームKへ昇格していた横山以外は結局若手だけの初代チーム4を結成したものの13年夏にいきなり強制解体され運営のプッシュは更なる若手へ移行。結果、ベテランとも言えず次世代とも言えない中途半端な位置に追いやられてしまい大場、山内が他Gへ移籍するなどバラバラ状態になり今に至る…という48G全ての期の中でも最も波乱万丈な経緯があっただけにその9期が集結しているというだけで感涙モノなのである。
満足度★★★★★
「星空を君に」Team 8 EAST
(作詞:秋元康、作曲・編曲:井上ヨシマサ)
横山結衣、谷川聖、佐藤七海、早坂つむぎ、佐藤朱、舞木香純、岡部麟、本田仁美、清水麻璃亜、髙橋彩音、吉川七瀬、小栗有以、小田えりな、佐藤栞、左伴彩佳、歌田初夏、横道侑里、服部有菜、野田陽菜乃、橋本陽菜、長久玲奈、坂口渚沙
Type-C収録曲。センターは小栗有以、坂口渚沙。チーム4を2分割しEASTという事なのでこちらは東側のメンバーが揃っているのだろう。楽曲の方は48系王道のアイドルポップでどこか懐かしい雰囲気。
満足度★★★☆☆
「思春期のアドレナリン」Team 8 WEST
(作詞:秋元康、作曲:chalaza、編曲:野中“まさ”雄一)
永野芹佳、太田奈緒、山本瑠香、大西桃香、濵咲友菜、阿部芽唯、人見古都音、谷優里、下尾みう、濵松里緒菜、行天優莉奈、高岡薫、廣瀬なつき、吉田華恋、福地礼奈、寺田美咲、倉野尾成美、吉野未優、谷口もか、下青木香鈴、宮里莉羅、山田菜々美、中野郁海
Type-D収録曲。センターは倉野尾成美。チーム8西側。歌謡チックな一曲。メロディーとしてはそんなに…だけどサウンドが派手で聴き応えは中々。
満足度★★★★☆
「清純タイアド」てんとうむChu!
(作詞:秋元康、作曲:アイルトン瀬名、編曲:APAZZI)
岡田奈々、小嶋真子、西野未姫、北川綾巴、渋谷凪咲、朝長美桜、田島芽瑠
Type-E収録曲。センターは小嶋真子。シングルC/Wとしては昨年5月の「僕たちは戦わない」以来、曲としてはベストの劇場盤以来になると思う。メリハリあるダンスナンバーで中々好み。今作発売直後の12月に西野が卒業を表明したわけだがこれでてんとうむChu!も活動終了になってしまうのだろうか…。あと対比ユニットのでんでんむChu!も大和田卒業で終了…?
満足度★★★★☆
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『ハッピーエンド』back number
(11月16日 最高3位 初動4.0万枚 売上5.4万枚)
「ハッピーエンド」
(作詞・作曲:清水依与吏、編曲:back number & 小林武史)
映画「僕は明日、昨日のきみとデートする」主題歌。いつも通りなストリングスバラードでもはやベテランかのような安心安定感。今回もメロディーのキレが絶品で確かな良曲だが、世間的には「ヒロイン」や「クリスマスソング」など同系統バラードとごっちゃになって埋もれてしまいそうなポジションになるかも…。
満足度★★★★☆
「君の恋人になったら」
(作詞・作曲:清水依与吏、編曲:back number)
スピーディーでロックだがメロディーはやはりポップ。C/Wには勿体ない出来。
満足度★★★★☆
「魔女と僕」
(作詞・作曲:清水依与吏、編曲:back number)
パブリックイメージ通りの一曲という感じ。
満足度★★★☆☆
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『君への手紙』桑田佳祐
(11月23日 最高2位 初動7.0万枚 売上9.4万枚)
「君への手紙」
(作詞・作曲・編曲:桑田佳祐)
映画「金メダル男」主題歌。大人の哀愁漂うスローナンバー。冬の空気を醸し出すが「白い恋人達」とはまた一味違うしっとりした年末感に溢れている。サザンのアルバム『葡萄』からも通じているような熟年者の視点も感じる。貫録の一曲という感じ。余談だがサビのメロディーがどこか「ラ~ストクリスマ~ス♪」を彷彿とさせる。
満足度★★★★☆
「悪戯されて」
(作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:桑田佳祐・片山敦夫、弦編曲:片山敦夫)
コッテコテの昭和歌謡。昭和“風”とかでは無くてモロ昭和。桑田の声だからこそ味が出て聴ける曲。
満足度★★★★☆
「あなたの夢を見ています」
(作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:桑田佳祐・片山敦夫)
打ち込みポップナンバー。シングル候補だったらしいがそれも納得のポップ感。
満足度★★★★☆
「メンチカツ・ブルース」
(作詞・作曲・編曲:桑田佳祐)
おふざけ調の弾き語り。俺のメンチ食べたのはどいつだ!?とボヤきつつさんま、たけし、タモリも登場するぶっとび曲。
満足度★★★☆☆
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『二人セゾン』欅坂46
(11月30日 最高1位 初動44.2万枚 売上49.8万枚)
「二人セゾン」
(作詞:秋元康、作曲:SoichiroK・Nozomu.S、編曲:Soulife)
石森虹花、今泉佑唯、上村莉菜、尾関梨香、織田奈那、小池美波、小林由依、齋藤冬優花、佐藤詩織、志田愛佳、菅井友香、鈴本美愉、長沢菜々香、長濱ねる、土生瑞穗、原田葵、平手友梨奈、守屋茜、米谷奈々未、渡辺梨加、渡邉理佐
前列の顔ぶれはガラリと変わったがセンターは3作連続で平手友梨奈。馴染みの無い「セゾン」という言葉はフランス語で「季節」を表すらしい。秋の空気を醸し出すセツナポップナンバーでガツンとしたサビは抜群に残るしAメロBメロも良メロの連発で飽きさせない。前作、前々作と比べるとインパクトは薄いかもしれないがメロディーとしては最も良く感じる。やはり秋P及びスタッフの気合いの入れ方が違うなぁ…。
満足度★★★★★
「大人は信じてくれない」
(作詞:秋元康、作曲・編曲:川端正美)
石森虹花、今泉佑唯、上村莉菜、尾関梨香、織田奈那、小池美波、小林由依、齋藤冬優花、佐藤詩織、志田愛佳、菅井友香、鈴本美愉、長沢菜々香、長濱ねる、土生瑞穗、原田葵、平手友梨奈、守屋茜、米谷奈々未、渡辺梨加、渡邉理佐
センターは平手友梨奈。思春期の葛藤を歌うシリアス・ダークナンバー。〈いつもと変わらない 誰も探してくれない 時代の片隅で 僕は殺されてるんだ〉というフレーズが強烈。
満足度★★★★☆
「夕陽1/3」てちねるゆいちゃんず
(作詞:秋元康、作曲:Akira Sunset・山口隆志、編曲:Akira Sunset・山口隆志・遠藤ナオキ・鈴木歌穂)
今泉佑唯、小林由依、平手友梨奈、長濱ねる
通常盤収録曲。てち=平手、ねる=長濱、そして前2作でユニット曲があったゆいちゃんず(今泉・小林)の4名からなる新ユニット。楽曲はストレートな爽やかポップで良い曲だが、ゆいちゃんずファンとしては3rdでも二人での新曲を期待していたちょっと残念な部分はある。
満足度★★★★☆
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『愛! wanna be with you…』TOKIO
(11月30日 最高4位 初動1.7万枚 売上2.0万枚)
「愛! wanna be with you…」
(作詞・作曲:長瀬智也、編曲:TOKIO)
テレビ朝日系ドラマ「家政夫のミタゾノ」主題歌。またも長瀬の詞曲でガツンとしたロックナンバーだがサビの流れるようなメロディーはかなりキャッチーで聴きやすい。昨年の「東京ドライブ」に続いてこれも好きな曲になりそう。
満足度★★★★☆
「ローライダー」
(作詞・作曲:長瀬智也、編曲:TOKIO、Horns Arrangement:KAM・竹上良成)
通常盤収録曲。スズキ「ソリオ バンディット」CMソング。「東京ドライブ」がタイアップだった枠の曲をカップリング送りにするとは何とも贅沢な…。CMソングだけあってメロウで良い曲。
満足度★★★★☆
通常盤では5トラック目に「TOKIO STATION~ラジオ編~」を収録。