歌手別レビュー た行

One More Time
TWICE





01.One More Time
02.LUV ME

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ここではTOKIOのアルバム感想を載せていきます。


『Best E.P Selection of TOKIO』
(1996年8月26日 最高4位 初動7.3万枚 売上10.5万枚 登場5週)

【風になって~Studio Live Mix~/Ticket To Love~Gimme Gimme Mix~/うわさのキッス~Brighter Mix~/SokoナシLOVE~New Sokonashi Mix~/サヨナラからとり戻せ/Magic Channel~Special Mix~/未来派センス/Zettai!/時代(TOKIO)をよろしく!/明日の君を守りたい/ハートを磨くっきゃない/LOVE YOU ONLY/ありがとう…勇気~Hyper Energy Mix~(Bonus Track)】

初のベストアルバム『Best E.P Selection of TOKIO』。94年のデビュー以降、リリースされたシングル9曲に加えアルバムから数曲セレクトして収録。6thシングル「好きさ~Ticket To Love~」はタイトルが「Ticket To Love」に変更されている。

初期のTOKIOは全体的に歌謡アイドルポップみたいな雰囲気が強く、現在の感覚で聴くとかなりアイドル色が強い。バンドサウンドでガツーン!というよりは、キラキラなアイドルソングに辛うじてバンド風味が入っていますみたいな感じ。長瀬のボーカルも後の硬派なイメージとは程遠くコテコテに甘い。ただその違和感に目を瞑れば、曲のメロディー自体は良いものが揃っているので楽しく聴けると思う。「LOVE YOU ONLY」や「うわさのキッス」等の有名シングルは勿論、他のベストには入っていない「明日の君を守りたい」なんかもかなりメロディアスで好き。96年のCDにしては音量が小さく感じるのがやや残念かな。

満足度★★★☆☆



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『BEST EP SELECTION OF TOKIO Ⅱ』
(2001年5月9日 最高6位 初動4.1万枚 売上6.6万枚 登場5週)

【Everybody Can Do!/フラれて元気/Dash for the Dream(Bonus Track)/Julia/あたってくだけろ!(Bonus Track)/この指とまれ!/Love & Peace/君を想うとき/Oh!Heaven/何度も夢の中でくり返すラブ・ソング/溢れる想い/忘れえぬ君へ…/愛の嵐/みんなでワーッハッハ!/愛はヌード/恋に気づいた夜/OH! IT'S TRUE LOVE(Bonus Track)】

2ndベストアルバム『BEST EP SELECTION OF TOKIO Ⅱ』。前ベストの続編的位置づけであり、TOKIOの20世紀の集大成とA面コレクションというテーマで制作・リリースされた。今作をもってソニーミュージックレコーズを離れ、ユニバーサルミュージックへと移籍した。

松岡主演ドラマ『サイコメトラーEIJI』(「フラれて元気」「愛の嵐」)、国分主演ドラマ『せいぎのみかた』(「Julia」)は観ていたし、更に「Everybody Can Do!」がオープニングテーマだったアニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』も毎週欠かさず観ていたのでタイアップ曲にはどれも思い入れがある。小学校低学年だった当時はJ-POPに興味を持つ前だったがそれでもどれも良い曲だなぁと思っていた。他にも今作を買って初めて知った「君を想うとき」や「忘れえぬ君へ…」は特に素晴らしいロック・バラードで感動をおぼえた。制作陣を変えた事もあってか前ベストと比べると一気にTOKIOらしさが開花したような印象だ。『鉄腕DASH』や『メントレG』、『ガチンコ』等でバラエティタレントTOKIOとしての浸透度が増していったのもこの時期だろう。アイドルバンドからTOKIOへとステップアップした時期を切り取った重要な一作。

満足度★★★★★



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『HEART』
(2014年7月16日 最高1位 初動4.1万枚 売上8.2万枚 登場31週)

DISC-1
【リリック/LOVE YOU ONLY/君を想うとき/花唄/GREEN/AMBITIOUS JAPAN!/Julia/glider/Mr.Traveling Man/自分のために/宙船(そらふね)/スベキコト/雨傘/見上げた流星/DR/ハート】
DISC-2
【Yesterday's/僕の恋愛事情と台所事情/路傍の花/Symphonic/The Course of Life/PLUS/Sometimes/ロースピード/Dream & Breeze/sugar/Zettai!/JUMBO/SONIC DRIVE!/T2/こころ】

20周年記念ベストアルバム『HEART』。ベスト盤としては3枚目。今までのキャリアの中からファン投票によって選出された楽曲を収録したオールタイムベスト。DISC-1にシングル表題曲、DISC-2にアルバム・カップリング曲が収録されておりそれぞれ投票順位の順番。更に長瀬、城島がそれぞれ作詞作曲した新曲「ハート」「こころ」が収録されている。アルバムでは04年のカバーアルバム『TOK10』以来、9年10か月ぶりの1位獲得となった。

ファン投票ベストというとマニアックな内容になりがちだが、DISC-1をシングル、DISC-2をその他と振り分けたおかげで聴きやすい。DISC-1では「LOVE YOU ONLY」「君を想うとき」「花唄」「AMBITIOUS JAPAN!」「宙船(そらふね)」といった代表曲をしっかり押さえる事ができ、その他の曲もテレビ等で耳にしたものが多いので楽しめる。長瀬作詞作曲の「リリック」が1位というのはやはり近年のファンが投票した故の結果なのだろう。『サイコメトラーEIJI』主題歌だった「フラれて元気」「愛の嵐」辺りはもっと人気あると思っていたんだけど圏外とは意外。逆に「GREEN」とか単なるバラードって感じであまり印象無かったんだけど、今作で聴いた事でその名曲ぶりに気づかされた。DISC-2ではファン人気の高い隠れた名曲が堪能できる。殆ど初めて聴く曲ばかりだったんだけどどれも風格があるというか、アルバムでいったらラストとかクライマックスに入っているようなラスボス的などっしりナンバーが続くので一気に聴くのはちょっとしんどいけれど良いものは良い。古い曲もリマスターで迫力が増しているのでgoodだし、今からTOKIOを聴くならばまず今作を手に取るのが良いんじゃなかろうか。

満足度★★★★★

 初回盤1  初回盤2  通常盤


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竹内まりや アルバムレビュー。


『Impressions』
(1994年7月25日 最高1位 初動75.4万枚 売上302.2万枚 登場66週)

【けんかをやめて/明日の私/マージービートで唄わせて/Forever Friends/恋の嵐/シングル・アゲイン/もう一度/マンハッタン・キス/元気を出して/本気でオンリーユー(Let's Get Married)/告白/純愛ラプソディ/リンダ/家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム)/駅】

★セルフカバー原曲…「けんかをやめて」河合奈保子、「元気を出して」薬師丸ひろ子・島谷ひとみ、「リンダ」アン・ルイス、「駅」中森明菜(山下達郎による「駅」のライナーノーツでは、提供した有名アイドル・シンガーがこの曲に対して示した解釈のひどさにかなり憤慨して、自分でアレンジしてみたくなり竹内を説得してレコーディングにこぎつけた等の詳細がかなり赤裸々に綴られている)

ベストアルバム『Impressions』。1982年の『VIVA MARIYA!!』に続く2作目のベスト盤。MOON RECORDSに移籍した84年以降の楽曲から、アルバムとしては6th『VARIETY』、7th『REQUEST』、8th『QUIET LIFE』からセレクトして収録されている。ブックレットには山下達郎によるライナーノーツ記載。累計300万枚を超えるメガヒットを記録し、自身最大ヒットのアルバムとなった。99年6月2日に再発され、そちらは最高58位、3万枚を売り上げている。08年にはデビュー30周年を記念したオールタイム3枚組ベスト『Expressions』がリリースされており、「明日の私」以外は収録曲が今作と重複している。

公式通り、「竹内まりや入門の第一アイテム」と呼ぶにふさわしい内容。僕のように直接的な世代じゃない人間でもどこかで耳にした事があるナンバーばかりだし、何よりどの曲もメロディー、アレンジが素晴らしく抜群に聴きごたえがある。「シングル・アゲイン」や「告白」のようなシリアスなナンバーから「家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム)」みたいな突き抜けたポップスまで曲調は多彩だがどれも「竹内まりや」という絶対的な世界観に包まれていて最強。普遍的な名曲のオンパレード。2008年には今作のさらに拡大盤ともいえる3枚組の『Expressions』が出ているので今から手にするならそちらの方がベターかもしれないが、1枚で代表曲をサラっと押さえたい方には今作の方をお薦めしたい。

満足度★★★★★

99年盤


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CHAGE and ASKAアルバムレビュー。
シングル曲等、楽曲単位の感想はこちら(79年~92年)こちら(93年~07年)になりますのでクリック!


『THE STORY of BALLAD』
(1990年2月7日 最高2位 初動5.2万枚 売上16.0万枚 登場14週)

【天気予報の恋人/オンリーロンリー/レノンのミスキャスト/迷宮のReplicant/夏の終わり/ripple ring/風のライオン/ショート・ショート/Far Away/恋人はワイン色/WALK/心のボール】

バラッドベストアルバム『THE STORY of BALLAD』。6thアルバム『Z=One』から12thアルバム『PRIDE』までの期間より選曲されている。「心のボール」は徳永英明に提供した楽曲のセルフカバー(福岡市の市制施行100周年メモリアルソング)。2004年の『THE STORY of BALLAD Ⅱ』発売に伴い今作もリマスタリングして再発された。

誰もが知ってる大ヒット曲や有名曲は入っていないが(せいぜい「恋人はワイン色」「WALK」がちょっと有名って位か)、さすがバラードに定評があるチャゲアスだけあって純粋に良い曲が並んでいる。20周年ベスト『VERY BEST ROLL OVER 20TH』にも収録された爽やかな「天気予報の恋人」や、「夏の終わり」「風のライオン」といった隠れ名曲が手軽にまとめて聴けるというのが魅力。『VERY BEST』を聴いて、さらにもっと彼らの曲を聴いてみたいと思ったなら手に取ると良いだろう。また「WALK」はラストにコーラスを強調した新パートが追加されているオリジナルバージョンとなっており、これは今作でしか聴けない。

満足度★★★★☆

04年リマスター盤

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『TREE』
(1991年10月10日 最高1位 初動99.6万枚 売上235.1万枚 登場37週)

【僕はこの瞳で嘘をつく/SAY YES/クルミを割れた日/CAT WALK/夜のうちに/MOZART VIRUS DAY/誰かさん~CLOSE YOUR EYES~/明け方の君/CATCH & RELEASE/BAD NEWS GOOD NEWS/BIG TREE/tomorrow】

14thアルバム『TREE』。シングル「SAY YES」(1位 282.2万枚)収録。11月に「僕はこの瞳で嘘をつく」(1位 81.1万枚)がリカットされた。8月に月9ドラマ『101回目のプロポーズ』主題歌として発売された「SAY YES」が280万枚を突破する自身最高の大ヒットを記録。その勢いが続いている中でリリースされた今作は当時のアルバム初動売上歴代1位を記録(約1ヶ月後に松任谷由実の『DAWN PURPLE』が初動101.4万枚を記録し更新)した。2週目にも36.4万枚を売り上げ1位を獲得し、ミリオンを突破。最終的な累計ではダブルミリオンを突破する大ヒットとなった。

「SAY YES」の大ヒット直後のアルバムだけに、その勢いのまま珠玉のメロディーが連発されるゴージャスな一作。「BIG TREE」の生命力あふれるダイナミックな世界観にはとにかく圧倒されるし、ラストナンバー「tomorrow」の感傷的な歌声・ハーモニーはもはや神の域に達していると思う。この時期のチャゲアスにしか作れなかった唯一無二の世界であろう。全体的に神々しいオーラに包まれたまさに名盤であるが、個人的に残念なのがCHAGE曲がいま一つピンと来ない事。ASKAとCHAGEの共作である「MOZART VIRUS DAY」なんかはかなり好みなんだけど、CHAGE作詞作曲の「CAT WALK」「CATCH & RELEASE」あたりは売れ線とは真逆のかなりマニアックな仕上がりでどうにも受け付けない。僕の中にある「90年代のCHAGE曲はとっつきにくい」というイメージはこのアルバムによって生み出されてしまった。当時「SAY YES」目当てでこのアルバムを手にした多くの人は、こんなマニアック全開のCHAGE曲をどう思ったのだろうか…。正直、CHAGE曲を削ってASKA曲をもう1、2曲増やしてほしかったというのが本音だ。

満足度★★★★★

  01年盤  09年リマスター盤

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『GUYS』
(1992年11月7日 最高1位 初動62.3万枚 売上141.1万枚 登場28週)

【GUYS/野いちごがゆれるように/if/光と影/HANG UP THE PHONE/だから…/WHY/今日は…こんなに元気です/夢/CRIMSON/no no darlin'/世界にMerry X'mas】

15thアルバム『GUYS』。シングル「if」(1位 108.3万枚)「no no darlin'」(2位 67.5万枚)収録。「if」はアルバムのイメージに合わせるため新たなアレンジが施されている。ミリオンは達成したが、前作よりも100万近く下げる事となった。

生活の拠点をロンドンに移してレコーディングされたという事で、全体的にジャズ志向の強いかなーり大人な作風に仕上がっている。1曲目「GUYS」こそシングル級のスピーディーなロックナンバーであるものの、2曲目以降はかなりブルージーでまったりした曲が続く。楽曲自体は文句なしに素晴らしいものばかりなのだが、よく考えるとこんな大人びた作風が当時の若者の流行の中心だったというのはかなり驚きだ。全盛期とはいえ、よくこんなに売れたなという感じもある。個人的に「if」はシングルバージョンの方が疾走感があって好みなのだが、今作のまったりしたバージョンも悪く無い(というか『CDTV』等では毎回このアルバムバージョンが流れていたのでずっとこれが通常バージョンなのかと思っていた…)。あと前作に続いてCHAGE曲は微妙なのだがやはりASKAとの共作である「今日は…こんなに元気です」は名曲。

満足度★★★★☆

01年盤  09年リマスター盤

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『RED HILL』
(1993年10月10日 最高1位 初動60.0万枚 売上156.7万枚 登場29週)

【夜明けは沈黙のなかへ/なぜに君は帰らない/夢の番人/螢/今夜ちょっとさ/THE TIME/君はなにも知らないまま/Mr.Jの悲劇は岩より重い/You are free/RED HILL/TAO/YAH YAH YAH/Sons and Daughters ~それより僕が伝えたいのは】

16thアルバム『RED HILL』。シングル「YAH YAH YAH/夢の番人」(1位 241.9万枚)「Sons and Daughters ~それより僕が伝えたいのは」(1位 79.9万枚)収録。11月に「You are free」(5位 38.9万枚)と「なぜに君は帰らない」(4位 42.7万枚)が同時発売でリカットされた。「YAH YAH YAH」と「Sons and Daughters」は表記は無いがアルバムバージョンらしい(前者はミックス違い、後者はアメリカのコーラスグループ・14カラットソウルのコーラスが入ったバージョンになっている)。前作と比べ初動はやや下がったが、累計売上、登場週数は上回った。現在のところ彼らにとって最後のミリオンアルバムとなっている。

実質1曲目である「なぜに君は帰らない」は「YAH YAH YAH」を意識して作られたというだけあって勢いバツグン。冒頭2曲の流れは「これからアルバムが始まるぜ!」というワクワク感に満ちているし、その後もどっしりした名曲が並ぶ。まさに全盛期チャゲアスここにあり!といった感じのパワフルなアルバムだ。「YAH YAH YAH」で興味を持ったリスナーの期待にもしっかり応えた一作だと思う。勢いだけでなく、随所に哀愁も漂わせているあたりが上手い。タイトル曲である「RED HILL」なんかは壮大な舞台演劇でも見ているかのような、どこか遠い異国にやってきたような感覚に襲われる。『TREE』から今作までは全盛期3部作という印象もあり、特にこの時期のASKAのボーカルは国宝級のものではなかろうか。ただ「YAH YAH YAH」の大ヒットもあった事だし、もう少し売れてもよかったように思うが何故に150万程度で終わってしまったのかが若干謎だ(150万でこの程度と思う位にこの時期の彼らには勢いがあった)。

満足度★★★★★

  01年盤  09年リマスター盤


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TUBE アルバムレビュー。


『TUBEstⅡ』
(1996年4月1日 最高3位 初動33.4万枚 売上110.2万枚 登場31週)

【あー夏休み/湘南 My Love/さよならイエスタディ/夏だね/ガラスのメモリーズ/夏を待ちきれなくて/だって夏じゃない/夏を抱きしめて/恋してムーチョ/Melodies&Memories/ゆずれない夏/あの夏を探して/湘南盆踊り/Yo Yo Yo/海へ行こう
…Bonus Track

ベストアルバム『TUBEstⅡ』。1989年の『TUBEst』に続く第2弾。1990年から1995年までの全シングルを収録。自身最大のヒット作となった。ボーナストラックの3曲はそれぞれ「ガラスのメモリーズ」「夏を待ちきれなくて」「夏を抱きしめて」のカップリングに収録されていた曲。

TUBEは『CDTV』等で過去曲をちょこちょこ聴いていたんだけど、中々良いメロディーだなと思っていたのでこの度初レンタル。この時期が売り上げ最盛期だったこともありどの曲も非常にキャッチーで良い曲ばかりだ。特に「夏を抱きしめて」や「ゆずれない夏」のような突き抜けた爽快さはたまらなく素晴らしい。ZARDやELTのような清涼感のある“夏感”よりはアツいのだが、かといって暑苦しいジワジワした“夏感”とも異なる。やっぱ夏といえばTUBEと言われるだけの事はあるなと。しかしボーナストラックはちょっとおふざけ要素も入ったようなナンバーでシングルA面との落差を激しく感じた。ここはカップリングではなく、アルバムの中の名曲や人気曲とかを入れれば良かったのでは…?

それにしてもCDセールス全盛だった90年代において、シングル最高売り上げが「夏を抱きしめて」の93.9万枚だというのがかなり意外である。ミリオンセラーをバンバン出していたようなイメージがあるし、それ位のヒットを打ち出してもおかしくないだけの名曲を生み出していたと思うんだけどな。

満足度★★★★★

TUBEstⅡ


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KinKi Kidsの堂本剛がソロ名義でのCDデビューを果たしたのは2002年。全曲自作というジャニーズアイドルとしては異例の活動となった。そんな剛の1st~2ndアルバムを紹介します。


『ROSSO E AZZURRO』
(2002年8月7日 最高1位 初動17.1万枚 売上22.8万枚 登場5週)

【さよならアンジェリーナ/Purity/GIRASOLE/歩き出した夏/We never know/街/花/Panic Disorder/溺愛ロジック(New Mix)/Luna/あなた/心の恋人/Hey!みんな元気かい?(BONUS TRACK)】

ソロ1stアルバム『ROSSO E AZZURRO』。先行両A面シングルだった「街/溺愛ロジック(New Mix)」(1位 27.2万枚)収録。

デビュー以来、KinKiとして主にアルバム等で自作曲をちょこちょこ発表していたがそれの集大成といった感じの内容。ボーナストラック以外の全曲を本人が作詞・作曲している。初めて聴いたのは2004年頃で、当時は当時で暗くてディープなアルバムだなぁと思っていたのだが04年以降さらにディープでより深化した独自の道へ突き進んでゆくため、いま現在これを聴きかえすとまだ割とストレートというか、ポップさの残るアルバムだったなぁと感じる。ピアノの調べが美しい「歩き出した夏」や、本人がファンだというMr.Childrenをリスペクトしたような硬派な「街」、切ないメロディーが涙腺を刺激する「あなた」等はこの後の活動に見られるようなマニアックな要素は一切無く、万人ウケするポップさが詰まっている名曲。ただ完全にジャニーズアイドルのアルバムとは一線を画している。KinKiのアルバムを聴くつもりで手に取った人はきっと驚くと思うし、確かに聴く人を選ぶような曲もあるけども個人的にはエンドリケリーになってしまった後よりもこの時期のが断然好み。この妙な世界に迷い込んでしまったような良い意味での気持ち悪さが心地良い。

満足度★★★★☆

 初回盤  通常盤

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『[si:]』
(2004年8月18日 最高1位 初動16.1万枚 売上21.1万枚 登場9週)

【pencil/恋のカマイタチ/誰かさん/リュウグウノツカイ/海を渡って/ココロノブラインド/ナイト ドライブ/very sleepy!!/くるくる/ORIGINAL COLOR -version [si:]-/Saturday/See You In My Dream/PINK/DEVIL※/ビーフシチュー/50 past 12 (AM)】
※通常盤にのみ収録

2ndアルバム『[si:]』。前作から2年のスパンを置いて発表された。先行シングル「WAVER」(1位 21.4万枚)から「ORIGINAL COLOR -version[si:]-」「恋のカマイタチ」「ココロノブラインド」収録。「DEVIL」は通常盤にのみ収録されている。タイトルは「スィー」と読み、「See(考える)」、「Sea(海・潮・波)」、「She(彼女・男性から見た恋人)」のそれぞれを表現した発音記号からきている(正し実際には「She」の発音記号だけ異なるらしい)。

あえて言うなればとっ散らかった印象もあった前作『ROSSO E AZZURRO』と比べると、アーティスト・堂本剛の世界観がより確立されている。タイトルやジャケットにもあるように「水」とか「海」を思い起こさせる雰囲気がちりばめられており、シングル「ORIGINAL COLOR」を筆頭に「ナイト ドライブ」や「PINK」等、どっしりした名曲が満載。冒頭、中盤、ラストに配置されたインストも絶妙なアクセントになっていて邪魔に感じない。自分(剛)のやりたい事と、ポップスとしての聴きやすさが見事にマッチした名盤だと思う。ミスチルの『深海』とかが好きな人なら気に入るかも。この後はエンドリケリーとなりヒットチャートとは関係の無い世界に行ってしまうけど、出来たらこの路線でもう少し活動してほしかったなぁ。

満足度★★★★★




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1993年には「YAH YAH YAH」が社会現象になる程の大ヒット、1994年は『ミュージックステーション』でチャゲアスだけの1時間スペシャルが放送されるなどその勢いはますます加速していった。そんなCHAGE and ASKAのシングル&名曲レビュー、続いて93年以降の曲にいってみよう。ちなみにデビューから92年までのレビューはこちら→CHAGE and ASKA シングル&名曲レビュー 1979-1992


31stシングル『YAH YAH YAH/夢の番人』
(1993年3月3日 最高1位 初動75.4万枚 売上241.9万枚)
チャゲアス初の両A面シングル。初動75.4万枚を記録。これは当時としては米米CLUBの「君がいるだけで/愛してる」(初動92.5万枚)に次ぐ歴代2位の初動記録だった。「SAY YES」以来自身2作目のダブルミリオンとなり、同一アーティストによる2作以上のシングルのダブルミリオンは史上初であり、これは2013年現在でもCHAGE and ASKAとMr.Childrenのみが持っている記録である。

「YAH YAH YAH」
フジテレビ系ドラマ『振り返れば奴がいる』主題歌、キリンビール『淡麗ダブル』CMソング(2009年)。説明不要の大ヒット曲。チャゲアスの代表曲という枠を飛び越えて、間違いなく90年代J-POPを代表する一曲である。発売当時の僕は3才でありJ-POPに何の興味も無かったが、この曲に限っては親が運転する車の中で繰り返し何度も聴かされていたため強烈な印象として残っていた。イントロからダイナミックなサウンドでありそこからラストまで怒涛の勢いで展開していく。Bメロの〈い~まから一緒に~ これから一緒に~ 殴りにいこうか~〉でもかなり盛り上がるが、さらに直後のサビで倍転するという構成で最高。後半の〈首にかかった Tシャツを脱ぐように〉の部分では転調し突如CHAGEがメインボーカルとなるので一瞬「あれ、こんな曲だったっけ?」となるが聴きこむとここも良い。文句無しの名曲。
満足度★★★★★
収録アルバム:16th『RED HILL』(ミックス変更)、4thベスト『VERY BEST ROLL OVER 20TH』、他

「夢の番人」
『LIVE UFO '93』テーマソング。完全に「YAH YAH YAH」の影に隠れてしまっているがこちらも一応A面なのである。幻想的でちょっと妖しいムードを醸し出す曲。ASKAの声はこういう妖しい雰囲気に非常によく似合うが、シングルA面にしてはややマニアックな仕上がり。毎晩夢を見る際に夢の改札をくぐり、そこにいる番人からその夜見る夢を手渡されるというのが歌詞のストーリーらしい。中学生時代、「YAH YAH YAH」目当てで(お馴染みブックオフにて)買ったアルバム『RED HILL』で初めて聴いた時はそのマニアックさから全く良いと思わなかったのだが、手にしてから実に6~7年経ち大学生になったある時、急にこの曲の魅力に気づいた。やはり聴き込むって大事なんだなと思う。ちなみにチャゲアスの中では歌い易いかもと思いカラオケで挑戦してみたところ喉が死んだためレパートリーには入れていない(この曲に限らずチャゲアスはムズ過ぎる)。
満足度★★★★☆
収録アルバム:16th『RED HILL』(ミックス変更)

C/W「君はなにも知らないまま」
フジテレビ系ドラマ『振り返れば奴がいる』挿入歌。「YAH YAH YAH」「夢の番人」とは別にカップリングとしてシングルの3曲目に入っている曲であり、これにより当時としては珍しくオリジナルカラオケが収録されていないシングルとなった。作詞:青木せい子、作曲:CHAGE。メロディアスなバラードであり、90年代のCHAGE曲ではかなり好きな部類に入る。
満足度★★★★☆
収録アルバム:16th『RED HILL』(ミックス変更)



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32ndシングル『Sons and Daughters~それより僕が伝えたいのは』
(1993年8月20日 最高1位 初動32.4万枚 売上79.9万枚)
SUBARU VIVIO CMキャンペーンソング、ファミリーマートCMソング。ASKAから、今を生きる子供たちへのメッセージソング。優しさ溢れる歌詞の1フレーズ1フレーズが胸に響いてくる。いつの日にか僕自身に子供が出来たらまた違って聞こえてくるのだろうか。〈君を抱きながら 僕を抱いている〉という表現は本当に秀逸だと思う。遥か昔の幼い頃、両親に連れて行ってもらった田舎の風景や、夏の夜空や入道雲などノスタルジックな情景が目の前に広がる。アルバム『RED HILL』では14カラット・ソウルのコーラスが加えられている(当時の『ミュージックステーション』でも共演していた)が、そのアルバムバージョンしか聴いた事が無かったのでシングルバージョンを初めて聴いた時に何だか物足りなく感じてしまった。
満足度★★★★★
収録アルバム:16th『RED HILL』(コーラス追加)、4thベスト『VERY BEST ROLL OVER 20TH』(コーラス追加)、他



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「今夜ちょっとさ」
味の素『クノール北海道ポタージュ』CMソング。ほんわかした曲調のミディアム曲。ASKAのボーカルも何となく柔らかい感じがする。アルバムの箸休め的存在だが結構好き。
満足度★★★★☆
収録アルバム:16th『RED HILL』

「RED HILL」
アルバムのタイトルナンバー。前へ進む事に対しての不安な感情が歌われる。曲を聴いているというよりは、何だか壮大な舞台演劇でも観ているような気分になってくる。全体的にドライで哀愁のあるイメージで覆われている名曲。2007年のアコースティックコンサート『alive in live』での名演は素晴らしかった。特に間奏のかっこよさは圧巻なのでぜひ一度ご覧あれ。
満足度★★★★★
収録アルバム:16th『RED HILL』、企画盤『Yin & Yang』



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33rdシングル『You are free』
(1993年11月19日 最高5位 初動16.3万枚 売上38.9万枚)
16thアルバムからのリカットで、34thシングル「なぜに君は帰らない」と同時発売。アサヒ飲料株式会社『J.O』CMキャンペーンソング。当時としては珍しい12cmのシングルとして発売された。アルバム発売から一カ月後に突如リカットされた2曲のうちの一つ。ソウルフルで感傷的なバラード。「なぜに君は帰らない」はまだ分かるとしても、わざわざこの曲まで同時にシングルカットする必要があったのか少々疑問だが、良い曲である事は確か。
満足度★★★★☆
収録アルバム:16th『RED HILL』、4thベスト『VERY BEST ROLL OVER 20TH』

You are free

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34thシングル『なぜに君は帰らない』
(1993年11月19日 最高4位 初動16.7万枚 売上42.7万枚)
16thアルバムからのリカットで、33rdシングル「You are free」と同時発売。SUBARU Impreza CMソング。「YAH YAH YAH」を思わせるようなダイナミックな曲で、まさにこの時期のチャゲアスの勢いがそのまま表れたような名曲。〈開いたままの 傷からつらい夜が来る~〉の部分のキーは超音波級の高さであり一般人では再現不可能。アルバムでは「夜明けは沈黙のなかへ」と音が繋がっており、これからアルバムが始まるぜ!というワクワク感に満ちている。発売直後に出演した『Mステ』では「You are free」とこの曲をどちらもほぼフルコーラスで連続披露するというファン必見モノのパフォーマンスを魅せた。この曲のASKAというと必ずヴァイオリンギターを持っているというイメージ。
満足度★★★★★
収録アルバム:16th『RED HILL』、5thベスト『VERY BEST NOTHING BUT C&A』

C/W「Knock」
JAL CMソング(94年)。作詞:ASKA、作曲:CHAGEの力強いロックナンバーでありチャゲアス全盛期に渾然と輝く隠れ名曲。非シングルA面曲を集めた企画アルバム『Yin&Yang』はこの曲が収録されているというだけで大いなる価値がある。
満足度★★★★★
収録アルバム:企画盤『Yin & Yang』

なぜに君は帰らない

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35thシングル『HEART/NATURAL/On Your Mark』
(1994年8月3日 最高1位 初動32.5万枚 売上114.3万枚)
デビュー15周年を記念したトリプルA面シングル。「YAH YAH YAH/夢の番人」以来、自身4作目のミリオンセラーとなった。

「HEART」
東宝映画『ヒーローインタビュー』主題歌。自分に嘘はつけないんだという力強いメッセージを歌うアップテンポ・ナンバー。最初に聴いた時はサビで倍転する構成とかメロディーの勢いとかが「YAH YAH YAH」に似てる曲という印象しかなかったんだけど聴き込んだら名曲ぶりに気づいた。今では一番好きな曲はコレになる。とにかく詞・曲ともに圧倒的だ。壮大でダイナミックなサウンドでグイグイ引っ張るいわゆる全盛期チャゲアス路線はとりあえずこのあたりまでとなるかなぁ。
満足度★★★★★
収録アルバム:17th『Code Name.1 Brother Sun』、4thベスト『VERY BEST ROLL OVER 20TH』

「NATURAL」
東宝映画『ヒーローインタビュー』オープニングテーマ。作詞:飛鳥涼、作曲:CHAGE・村上啓介。アップテンポなナンバー。CHAGEのバンド・MULTI MAXのメンバー・村上啓介氏が作・編曲に携わっているという事で若干いつもと違うサイケな雰囲気も漂っているが、このひと癖あるメロディーがツボでハマった。
満足度★★★★★
収録アルバム:17th『Code Name.1 Brother Sun』

「On Your Mark」
『アメリカン・フェスティバル'94』テーマ曲。『On Your Mark ジブリ実験劇場』主題歌。壮大で前向きなロック・バラード。転調に転調を重ねた構成はドラマチックで最高。ファン人気も高い名曲である。2013年の復活ライブのタイトルにも用いられ、チャゲアス2人にとっても大切な楽曲であるようだ。ちなみに「On Your Mark」とは「位置について」という意味。プロモーションフィルムとしてスタジオジブリ制作のアニメーション作品が存在し、95年に映画『耳をすませば』と同時上映された。長らく映像の存在は知らなかったが大学の授業で偶然見る事ができ、驚いたのと同時に嬉しかったのを覚えている。
満足度★★★★★
収録アルバム:18th『CODE NAME.2 SISTER MOON』、4thベスト『VERY BEST ROLL OVER 20TH』



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36thシングル『めぐり逢い』
(1994年11月16日 最高1位 初動42.9万枚 売上125.2万枚)
フジテレビ系ドラマ『妹よ』主題歌。ドラマ効果なのか何なのか、初動が異様に高く出た。今のところ最後のミリオンセラーとなっており、意外に知られていないが「SAY YES」「YAH YAH YAH」に次ぐ自身3番ヒットは実はこの曲。ロックな前作から一転、アコギのジャカジャカしたストロークが印象的なフォーク路線ナンバー。曲だけ聴くと初期っぽい気もするが、後半の〈どんなに温めても~〉からの大胆な転調はやはり飛鳥節ではなくASKA節という感じがする。地味っぽいけどこれがまた大名曲。転調後、CHAGEがメインをとる高音のパートが至高。
満足度★★★★★
収録アルバム:17th『Code Name.1 Brother Sun』、4thベスト『VERY BEST ROLL OVER 20TH』、他



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37thシングル『Something There』
(1995年5月10日 最高2位 初動30.4万枚 売上56.9万枚)
映画『ストリートファイター』エンディングテーマ、JAL CMソング。初の英語詞シングル。クレジットには作詞:飛鳥涼、英訳詞:CHARLIE MIDNIGHTと表記されている。確かASKAが先に日本語で詞を書き、それを英語に訳してもらったのだとか。歌詞が英語になっているとはいえ、サウンドやメロデイーの方はまぎれもなく従来のチャゲアスそのものなのであんまり違和感は無く、むしろカッコ良さに磨きがかかっていて最高。初動30万枚と、申し分ない数字を出したが同じ週発売だったMr.Childrenの「【es】~Theme of es~」が初動52.1万枚を叩き出したためこちらは2位止まりとなった。ここで2位になったのをキッカケに、チャゲアス最強神話がちょっとずつ崩れ出した…というのは言い過ぎでしょうか。
満足度★★★★★
収録アルバム:17th『Code Name.1 Brother Sun』、5thベスト『VERY BEST NOTHING BUT C&A』



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「君の好きだった歌」
アルバムの序曲として作られた曲であり、ストーリー性のある歌詞になっている。2010年にASKAが『君の知らない君の歌』でカバーした際には歌詞が新たに追加されており、よりストーリーに深みが感じられるようになった。15年の時を超えて楽曲が進化したという感じだろうか。とはいえこの原曲だけでも十分味わい深い
満足度★★★★☆
収録アルバム:17th『Code Name.1 Brother Sun』、ASKA2ndセルフカバー集『君の知らない君の歌』(フルコーラスバージョン)



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38thシングル『river』
(1996年2月19日 最高2位 初動22.9万枚 売上38.9万枚)
TBS系ドラマ『リスキーゲーム』主題歌。いきなり地味になったなぁ…というのが最初の印象。まったりとしたAメロBメロを過ぎ、サビになっても突き抜けずに抑えたままで展開してゆくバラード。しばらくこれはあんまり…と思っていたが聴き込んでいったらある時、急にハマった。この暗いサウンドに浸るように聴くと非常に心地良い。しかしこのキャッチーさ皆無の作風にリスナーも戸惑ったのか、売上は40万枚を下回った。
満足度★★★★☆
収録アルバム:18th『CODE NAME.2 SISTER MOON』、4thベスト『VERY BEST ROLL OVER 20TH』、他



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39thシングル『この愛のために/VISION』
(1999年3月10日 最高3位 初動7.8万枚 売上12.1万枚)
レコード会社移籍第1弾シングル。それぞれのソロ活動を経て3年ぶりにシングルリリースとなった。

「この愛のために」
NEC企業広告キャンペーンCMソング。従来のチャゲアスサウンドのようでありながら、所々に新しさも感じさせる。ASKAの声もわざと荒っぽくしているような部分がありこれはソロアルバム『kicks』辺りの流れなのだろう。これまでに比べるとややゴリっとしたロック方面へのアプローチを思わせ、これはこれでカッコイイ。
満足度★★★★☆
収録アルバム:19th『NO DOUBT』(アレンジ・ミックス変更)、5thベスト『VERY BEST NOTHING BUT C&A』

「VISION」
両A面2曲目はCHAGE曲。3連でややダークな曲。A面でありながらベスト盤『VERY BEST NOTHING BUT C&A』に弾かれてしまった不遇な存在。そのためか印象も薄い。
満足度★★☆☆☆
収録アルバム:19th『NO DOUBT』(ミックス変更)

この愛のために/VISION

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40thシングル『群れ』
(1999年6月9日 最高7位 初動4.8万枚 売上7.0万枚)
ファンの間で物議を醸したという問題作。歌詞の〈いつまでも俺を あの日の姿で 閉じ込めようとする群れがいる〉。定番なのが、この「群れ」というのが、「『SAY YES』や『YAH YAH YAH』等かつてのヒット曲のイメージでいつまでも自分を縛りつける大衆やマスコミ」を指しているのではないかという解釈である。正解は分からないが、ミュージシャンは最初のヒット曲のイメージでずっと語られてしまうというパブリックイメージに悩むものらしいので、やはりASKAなんかは特にそういう部分があっただろうとは思う。曲の方はとにかくダーク。暗いアコギの響きに掠れ気味のボーカルが乗るがサビでの広がり感は胸に染みる。とにかくこういう非売れ線街道まっしぐらな曲をシングルで出すというのはかなりの決断だったのではないか?と思うし、当たり前かもしれないが売上は10万枚を切るというかつてからは考えられないような事態に。まぁ世間のリスナーを篩(ふるい)にかけたのならばある意味この売上でも成功か…。
満足度★★★★☆
収録アルバム:19th『NO DOUBT』(ミックス変更)、5thベスト『VERY BEST NOTHING BUT C&A』

群れ

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41stシングル『ロケットの樹の下で』
(2001年4月25日 最高8位 初動5.7万枚 売上7.9万枚)
移籍第1弾であり、住友海上・三井海上 新・自動車保険『MOST』CMソング。静かなAメロからサビで一気に爆発するギャップが特徴的。2年のブランクにもかかわらず前作よりも少しだけ売上は回復したが、2001年以降のシングルではこの曲が未だ最高売上のままだ。ちなみにこのシングルからアーティストの正式名称がCHAGE and ASKAに。
満足度★★★★☆
収録アルバム:20th『NOT AT ALL』、5thベスト『VERY BEST NOTHING BUT C&A』



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42ndシングル『パラシュートの部屋で』
(2001年8月8日 最高6位 初動4.5万枚 売上6.2万枚)
フジテレビ系『金曜エンタテイメント』オープニングテーマ。軽快なテンポが心地良いピアノ・ポップ。フワフワしたメロディーは歌うのは難しいけど耳触り良し。2010年にASKAソロとして『君の知らない君の歌』でセルフカバーされた。
満足度★★★☆☆
収録アルバム:20th『NOT AT ALL』、5thベスト『VERY BEST NOTHING BUT C&A』



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43rdシングル『C-46』
(2001年9月19日 最高6位 初動3.9万枚 売上5.7万枚)
日本テレビ系『スーパーテレビ情報最前線』エンディングテーマ、関西テレビ系『黄昏流星群~C-46星雲~』イメージソング(2010年)。偶然見つけたカセットに、昔の恋人との会話が録音されていたというストーリー調の楽曲。歌詞の世界、懐かしさを感じさせるメロディー等が染みる。2001年のシングルでは1番好き。『君の知らない君の歌』ではクライマックスに配置されかなり感動的な構成に。
満足度★★★★☆
収録アルバム:20th『NOT AT ALL』、2ndバラードベスト『THE STORY of BALLAD Ⅱ』、他



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44thシングル『夢の飛礫』
(2001年11月28日 最高9位 初動3.2万枚 売上4.3万枚)
テレビ東京系新春ワイド時代劇『壬生義士伝~新撰組で一番強かった男~』主題歌。CHAGE曲がシングル1曲目に収録されたのは1987年の「ロマンシングヤード」以来。良い曲なんだけど、どうにも地味というか…。あんまり印象に残っていない一曲。
満足度★★★☆☆
収録アルバム:20th『NOT AT ALL』、2ndバラードベスト『THE STORY of BALLAD Ⅱ』、他



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「not at all」
TBS系情報番組『エクスプレス』オープニングテーマ。アルバムの1曲目を飾るミディアムナンバー。やや肩の力を抜いたラフな感じの曲で、特に歌詞が心に響く。〈そこに立って そのとき わかることばかりさ 今の僕にはない答えなんだろう 何かだろう それが自分と思えたら 軽くなる 歩ける〉。
満足度★★★★☆
収録アルバム:20th『NOT AT ALL』



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シングル『SEAMLESS SINGLES』
(2004年4月7日 最高13位 初動1.1万枚 売上1.9万枚)
過去のヒットシングル「SAY YES」「めぐり逢い」「僕はこの瞳で嘘をつく」「YAH YAH YAH」の4曲をシングルバージョンで収録した異色シングル。デビュー25周年を記念してスペシャル的に出されたらしいが、どうにもリリースの意図がよくわからない。従来のファンならばこの4曲は『VERY BEST ROLL OVER 20TH』のDisc-2で既に所持しているハズだし、若いファンに訴えかけるにしてもこの4曲ならば04年当時でも中古屋で安値で揃えられただろうから、わざわざ1260円払ってまでこのCDを買うかといったら…。リマスタリングによって音質が向上しているらしいがいかんせん持っていないし聴いた事が無いため何ともコメントできないシングル。
満足度?????



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45thシングル『36度線-1995夏-』
(2004年8月25日 最高6位 初動3.1万枚 売上4.5万枚)
セルフカバーアルバムやスターダスト・レビューとのコラボシングル等を経て純粋な新曲としては約2年半ぶりの発売となった。95年に制作され未発表だった原曲を練り直したというナンバー。いつもよりもキャッチーさを意識したようなポップで爽快なサビが良い。当時チャゲアスにそこまで興味は無かったのだが音楽番組で聴いた時に「あ、久々に見たけど最近も良い曲歌ってるんだなぁ」と思ったものだ。
満足度★★★★☆
収録アルバム:21st『DOUBLE』(album ver.)、5thベスト『VERY BEST NOTHING BUT C&A』



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46thシングル『僕はMusic』
(2004年12月8日 最高7位 初動2.5万枚 売上3.5万枚)
ラップのようなAメロから始まり、全体的にピコピコしたデジタルチックな世界が広がる異色作。最初はギョっとするが聴き込めば聴き込む程にハマっていく奇跡の名曲。ラップ調の部分ではASKAが自由奔放に歌いまくるので、それに合わせるCHAGEが大変そう
満足度★★★★☆
収録アルバム:21st『DOUBLE』(アウトロ変更)、5thベスト『VERY BEST NOTHING BUT C&A』(アウトロ変更)



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47thシングル『Here&There』
(2007年1月10日 最高3位 初動1.7万枚 売上2.1万枚)
前作からまたも2年近くのブランクを経てのシングルリリース。日清製粉グループCMソング。21stアルバムからの先行シングルとして「Man and Woman」と同時発売された。CHAGE作曲によるメロディアスなミディアムバラード。安定して良い曲。
満足度★★★★☆
収録アルバム:21st『DOUBLE』、5thベスト『VERY BEST NOTHING BUT C&A』



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48thシングル『Man and Woman』
(2007年1月10日 最高2位 初動1.8万枚 売上2.3万枚)
TBS系『2時っチャオ!』エンディングテーマ。ストリングスを交えた壮大なバラード。ラストのピアノとASKAの英語詞が重なり合う部分は鳥肌モノだ。今のところこれが最後のシングルとなっているが、ぜひとも新作の発表を期待したいところである。
満足度★★★★★
収録アルバム:21st『DOUBLE』、5thベスト『VERY BEST NOTHING BUT C&A』




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CHAGE(旧称:チャゲ、本名:柴田秀之)とASKA(旧称:飛鳥涼、本名:宮崎重明)による音楽ユニット、CHAGE and ASKA。ヤマハ主催のポプコン出身であり、チャゲ&飛鳥→CHAGE&ASUKA→CHAGE&ASKA→CHAGE and ASKAと様々に表記を変えて活動していた。デビュー30周年の2009年に無期限活動休止を発表し、実質的な解散状態とも言われていたが、2013年になって活動再開を宣言。堂々の復活となった。メガヒットを飛ばしまくっていた全盛期の1990年代を超え、2000年代に入ってからは急激に影が薄くなってしまった感があるが、それでも彼らがJ-POP史に与えた影響、功績は計り知れない。そんなチャゲアスの歴史を、今回活動再開の記念の意味も込めて、シングル曲を中心に語ってみようと思います!

ちなみにアルバムの感想はこちらですのでクリック!


1stシングル『ひとり咲き』
(1979年8月25日 最高24位 売上17.9万枚)
記念すべきデビュー曲。ベスト盤『VERY BEST ROLL OVER 20TH』で初めて聴いた時には、90年代とのあまりの作風の違いに「えっ、これ本当にチャゲアスなの?」と思ってしまった。ボーカルも「SAY YES」や「YAH YAH YAH」のそれとは全く違う。この頃はフォーク演歌とも呼ばれていたように90年代以降の作風とは全く異なるいかにも昔のフォークソングといった雰囲気全開だが、ポプコンのグランプリを狙うためにASKAが作っただけあって曲は確かにインパクトがあり気合いが入りまくっているのがわかる。2人の風貌も現在とは全く異なり、ASKAは初期の『こち亀』に登場したチャーリー小林みたいな髪型だし、CHAGEに至ってはボサボサの髪に現在のトレードマークであるサングラスもしていない為あんた誰?状態である。
満足度★★★★☆
収録アルバム:1st『風舞』、1stベスト『Standing Ovation』、他



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2ndシングル『流恋情歌』
(1980年2月25日 最高56位 売上2.3万枚)
「ひとり咲き」の系統を引き継いだ2枚目。第16回ポプコン本選会で入賞していた曲であり、実は「ひとり咲き」よりも先に披露されていた。やはりフォークな雰囲気バリバリだが良い曲だ。
満足度★★★☆☆
収録アルバム:1st『風舞』、2ndベスト『SUPER BEST』

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「終章(エピローグ)~追想の主題」
CHAGEが19歳の時に作ったというチャゲアス初期の名バラード。しんみりとしたサウンドと美しいメロディー、そしてCHAGEの高音が胸に染みる。
満足度★★★★★
収録アルバム:1st『風舞』、1stベスト『Standing Ovation』、他



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3rdシングル『万里の河』
(1980年9月25日 最高6位 売上53.7万枚)
発売2カ月後からジワジワと売れ始め、累計50万枚以上を売り上げるヒットを記録したフォーク時代の代表曲。91年に「SAY YES」が出るまではこの曲が自己最高売上であった。オリエンタルなムード溢れる曲調は確かにインパクトがあり、売れる曲だなという感じがする。言葉数が詰め込まれたサビは歌うのが忙しく、カラオケで挑戦すると息が続かないので注意が必要だ。
満足度★★★☆☆
収録アルバム:2nd『熱風』、1stベスト『Standing Ovation』、他



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4thシングル『放浪人(TABIBITO)』
(1981年5月25日 最高30位 売上5.4万枚)
作詞:松井五郎、作曲:CHAGE。CHAGE曲がシングルA面になるのは初。ハネたリズムに、やや荒っぽいASKAのボーカルが乗る。やはり昔の曲という雰囲気はあるが、この頃のASKA曲には無いざっくりとしたメロディーが結構お気に入り。
満足度★★★☆☆
収録アルバム:3rd『黄昏の騎士』(LPには未収録でCD化の際に追加収録)、2ndベスト『SUPER BEST』



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5thシングル『男と女』
(1981年10月25日 最高28位 売上9.0万枚)
88年に大阪ガスガスルームエアコンのCMソングになった5th。『VERY BEST ROLL OVER 20TH』に収録されていたので知ったのは早かったし、今でもこの初期フォーク時代では一番好きなシングルであり、名曲。温もり溢れるメロディーは極上で、中学時代にはよくアコギで弾き語りした。
満足度★★★★★
収録アルバム:3rd『黄昏の騎士』、1stベスト『Standing Ovation』、他



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「安息の日々」
春の情景が目の前に広がる穏やかなバラード曲。この頃のシングル群を差し置いてベスト盤『VERY BEST ROLL OVER 20TH』に収録されているが本人達もお気に入りのナンバーなのだろうか?〈春はいつの日も やさしいふりだけで 私の目の前を 過ぎてゆく〉というフレーズが胸にくる。2004年の「熱風コンサート」ではアンコールで歌われた。
満足度★★★★☆
収録アルバム:3rd『黄昏の騎士』、4thベスト『VERY BEST ROLL OVER 20TH』



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6thシングル『熱い想い』
(1982年4月25日 最高51位 売上3.8万枚)
ドキュメンタリー映画『真紅な動輪』主題歌。ファン人気の高い熱いバラードで確かに感動的なムードがある。深いファンになればなる程この曲を好きになっていくのかも。
満足度★★★☆☆
収録アルバム:サントラ盤『熱い想い』(「熱い想い~CLOSING THEME~」)、2ndベスト『SUPER BEST』

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7thシングル『北風物語』
(1982年10月25日 最高27位 売上7.1万枚)
明星食品チャルメラのCMソング。作詞は松井五郎とASKAの共作。まさしくTHE昭和という感じでフォークど真ん中の曲であり、あんまり好きではない…。
満足度★★☆☆☆
収録アルバム:サントラ盤『熱い想い』(LPには未収録でCD化の際に追加収録)、2ndベスト『SUPER BEST』



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8thシングル『マリオネット』
(1983年4月23日 最高38位 売上6.6万枚)
アダルティーな雰囲気漂う曲。悪い男に騙され、まるで操り人形のように遊ばれる女性を描いている。聴きこむと違うのかもしれないが、サビがどこなのかよく分からないし盛り上がりにもイマイチ欠ける気がする。やはりあまり好きでは無い。終盤の巻き舌を駆使したスキャットもあまりかっこよくない…。
満足度★☆☆☆☆
収録アルバム:4th『CHAGE&ASUKA Ⅳ -21世紀-』(LPには未収録でCD化の際に追加収録)、2ndベスト『SUPER BEST』



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9thシングル『華やかに傷ついて』
(1983年9月28日 最高46位 売上2.3万枚)
アップテンポだが相変わらずのマイナー調。しかし聴きやすさでは前2作よりも上かなと。
満足度★★★☆☆
収録アルバム:5th『INSIDE CHAGE&ASUKA Ⅴ』(LPには未収録でCD化の際に追加収録)、2ndベスト『SUPER BEST』



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10thシングル『MOON LIGHT BLUES』
(1984年2月22日 最高52位 売上3.0万枚)
このシングルからASKAはそれまでのギターによる作曲からピアノによる作曲に切り替えたという。幻想的なムード漂うブルースで、聴いていて心地良い。当時はCHAGEと石川優子の「ふたりの愛ランド」がヒットしており、その影に隠れてこちらはヒットには至らなかった。
満足度★★★★☆
収録アルバム:5th『INSIDE CHAGE&ASUKA Ⅴ』、1stベスト『Standing Ovation』、他

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11thシングル『標的(ターゲット)』
(1984年10月25日 最高38位 売上3.2万枚)
これまでよりもやや都会的な空気漂う曲だが、それでもやはりサビが印象に残らずあまり好きでは無い。ここら辺(83年~84年)のシングルは深いファンでないと良さを見つけるのが難しいのではないだろうか。ちなみにこの曲でテレビ出演した際のCHAGEのなんとも珍妙な格好&動きが曲以上にインパクトがあるので気になる方は某動画サイトでどうぞ(そしてASKAはジャッキー・チェンうりふたつ)。
満足度★★☆☆☆
収録アルバム:6th『Z=One』、2ndベスト『SUPER BEST』

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12thシングル『誘惑のベルが鳴る』
(1985年2月25日 最高44位 売上1.4万枚)
13thシングル「オンリー・ロンリー」と同時発売であり、共に6thアルバムからのシングルカット。スピーディーなロックナンバー。これまでのシングルよりも洗練された印象がありかなり聴きやすい。
満足度★★★☆☆
収録アルバム:6th『Z=One』、1stベスト『Standing Ovation』、他



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13thシングル『オンリー・ロンリー』
(1985年2月25日 最高42位 売上1.8万枚)
12thシングル「誘惑のベルが鳴る」と同時発売であり、共に6thアルバムからのシングルカット。終始囁き声で歌われる異色作だが、『VERY BEST ROLL OVER 20TH』に収録され思い入れも深いせいかかなり好きな一曲。〈少しくらい悲しいほうが 人に優しくなれる〉というフレーズは本当にその通りだよなぁと思う。
満足度★★★★☆
収録アルバム:6th『Z=One』、2ndベスト『SUPER BEST』、他

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14thシングル『モーニングムーン』
(1986年2月5日 最高11位 売上16.1万枚)
聴きなれた曲という事もあるのだろうけど、楽曲全体のオーラが今までと違うように思う。雷にでも打たれたかのようなイントロは本当にインパクトがある。しかしこの曲の過去映像を見るとASKAのジャッキー・チェン化がかなり深刻な事態になっているような…。
満足度★★★★☆
収録アルバム:7th『TURNING POINT』(アルバムバージョン)、2ndベスト『SUPER BEST』、他

モーニングムーン

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15thシングル『黄昏を待たずに』
(1986年5月21日 最高17位 売上4.5万枚)
スピーディーな曲でいかにも80年代的都会サウンドという感じ。イントロからAメロへの展開、メロディーが最高であり個人的にAメロだけでいったらチャゲアス史上No.1クラスかも。
満足度★★★★☆
収録アルバム:8th『MIX BLOOD』、2ndベスト『SUPER BEST』、他



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16thシングル『Count Down』
(1986年8月21日 最高20位 売上3.7万枚)
作詞:澤地隆、作曲:CHAGE。「カン・ダン!」という繰り返しが印象的。メロディーというよりはサウンド全体を楽しむような曲であり、とにかくメロディー重視で聴いていた中学時代には好きじゃなかったが最近は結構良いと思えるようになってきた。
満足度★★★☆☆
収録アルバム:2ndベスト『SUPER BEST』、3rdベスト『SUPER BESTⅡ』(リミックス)



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17thシングル『指輪が泣いた』
(1986年11月21日 最高17位 売上2.8万枚)
「モーニングムーン」の路線を引き継いだアグレッシブな一曲。
満足度★★★☆☆
収録アルバム:9th『Mr.ASIA』、3rdベスト『SUPER BESTⅡ』(リミックス)



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18thシングル『SAILOR MAN』
(1987年4月21日 最高13位 売上6.7万枚)
9thアルバム先行シングル。'87 JAL 沖縄キャンペーンソング。夏を感じさせるメロディアスなロックであり結構好きなナンバー。Bメロ〈離さない YAI・YAI・YAI もう〉の歌い方はモノマネしたくなる。
満足度★★★☆☆
収録アルバム:9th『Mr.ASIA』、3rdベスト『SUPER BESTⅡ』(リミックス)



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19thシングル『ロマンシングヤード』
(1987年10月5日 最高23位 売上1.8万枚)
作詞:秋谷銀四郎、作曲:CHAGE。オージーボール'87テーマソング。CHAGEがメインボーカルをつとめた力強い大陸的ロックナンバー。ライブの終盤やアンコールでは欠かせない楽曲であり、その盛り上がりは最高だ。CHAGEの若干ハジけ過ぎなのでは?と思ってしまう程の派手なパフォーマンスも魅力。
満足度★★★★☆
収録アルバム:10th『RHAPSODY』、3rdベスト『SUPER BESTⅡ』(リミックス)



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20thシングル『恋人はワイン色』
(1988年2月5日 最高16位 売上6.2万枚)
テレビ朝日系ドラマ『あぶない雑居カップル』主題歌。自身初のドラマ主題歌タイアップ。ミディアムテンポのバラードでスタイリッシュな良曲。この辺りから、いわゆる世間一般の知るチャゲアス像に近い形になってくる。ASKAのまったりとしたボーカルも安定してきた。この曲で『ミュージックステーション』に出演した際、曲終わりにASKAがCHAGEの衣装にワインを(故意に)かけるという事件が発生した(しかも白い衣装に赤いワインを…)。お茶目なASKAらしいイタズラである。
満足度★★★★☆
収録アルバム:10th『RHAPSODY』、1stバラードベスト『THE STORY of BALLAD』、他

恋人はワイン色

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21stシングル『ラプソディ』
(1988年5月21日 最高22位 売上3.0万枚)
10thアルバム『RHAPSODY』からのリカット。アルバムでは「狂想曲(ラプソディ)」というタイトルで、アレンジも若干変更されているらしい。テレビ朝日系『ワールドプロレスリング』テーマソング。軽快でポップなダンスナンバーであり聴いていると踊り出したくなってしまう。なんと当初は光GENJIのデビュー曲候補だったとか。もしも「STAR LIGHT」ではなくこの曲がデビュー曲に選ばれていたら光GENJIはどんなグループになっていたのだろうか…。
満足度★★★★☆
収録アルバム:10th『RHAPSODY』(「狂想曲(ラプソディ)」)、3rdベスト『SUPER BESTⅡ』(「狂想曲(ラプソディ)」のリミックス)

RHAPSODY

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22ndシングル『Trip』
(1988年10月5日 最高14位 売上2.6万枚)
ASKA自らが「シングル向きでは無い」と語ったというミステリアスなムードに包まれた曲。しかし個人的にはこの曲、すごく好き。Bメロの〈しゃらしゃら 涙も~〉やサビのうねるメロディーも勿論だが、何よりもイントロやエンディングで炸裂するスキャットが非常に耳に残る。文字に表すなら「ウォ~ンルォ~ンヤ~ンヨォ~ンヤァ~~」って感じか。特にライブ映像でそのスキャットの存在感を思い知らされる。ASKAの声量どうなってんだ。
満足度★★★★☆
収録アルバム:11th『ENERGY』、3rdベスト『SUPER BESTⅡ』(リミックス)



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23rdシングル『WALK』
(1989年3月8日 最高20位 初動0.8万枚 売上2.2万枚(オリジナル盤)、1992年3月25日 最高3位 初動5.4万枚 売上36.9万枚(再発盤))
1989年のシングルだが、1992年に「LOVE SONG」と共に再リリースされた。92年にはSUBARU VIVIOのCMソングに起用。92年盤は当時チャゲアス最盛期だった事もあり売上が高くなっている。透明感の中にも力強さを感じさせるラブバラードであり、チャゲアス代表曲の一つ。夢の中を泳ぐようなAメロから、バンドサウンドが響くサビへの切り替わりも良いが個人的には後半の〈君が微笑みくれると 弱い男を見せられそうさ 君が涙に濡れると 大切なもの 守れそうさ〉の部分がたまらなく好き。最高。これまでの楽曲たちと比べても明らかにオーラが違う気がする。
満足度★★★★★
収録アルバム:12th『PRIDE』、1stバラードベスト『THE STORY of BALLAD』(エンディングに新パート追加)、他

WALK(89年盤) WALK(92年盤)

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24thシングル『LOVE SONG』
(1989年6月21日 最高20位 初動0.9万枚 売上3.2万枚(オリジナル盤)、1992年3月25日 最高1位 初動6.0万枚 売上49.9万枚(再発盤))
「WALK」と同じく、オリジナル盤の発売は89年だが92年に再リリースされた。92年バージョンは同時発売だった『SUPER BEST Ⅱ』からのシングルカットでありリミックスが施されている(「WALK」も同様)。92年にはJAL '92 沖縄キャンペーンCMソングタイアップに。92年盤はやはりチャゲアス最盛期にリリースされた事もありオリコン1位を獲得するヒットとなった。89年当時巻き起こっていたバンドブーム(リアルタイムで体感していないので詳しくは知らないが)の中で、そのような流行に振り回される事無く自分たちの信じた音楽を歌い続けようという強い想いが込められた曲。かなり気合いを込めて作られただけあって前作以上の名曲。セールスこそ地味なものの、世間的には「SAY YES」「YAH YAH YAH」に次ぐ知名度を誇るのではないだろうか。これは不朽の名曲である。キーが高いのでカラオケで挑むとキツいが、特に最後のサビでの転調した「君がうぉ~んもぅぃよりんもぉ~~」喉が壊れるので一般男性の方は無理しないように。
満足度★★★★★
収録アルバム:12th『PRIDE』、3rdベスト『SUPER BESTⅡ』(リミックス)、他

LOVE SONG(89年盤) LOVE SONG(92年盤)

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「PRIDE」
ファン人気が非常に高い曲であり、94年の『Mステ CHAGE&ASKA1時間スペシャル』での人気投票では1位を獲得。94年の映画『ヒーローインタビュー』挿入歌。自らを鼓舞する男が主人公の、全ての男性ファンへの応援歌。涙なしには聴けない大名曲。この曲を熱唱するチャゲアス2人の姿は本当にカッコイイ。
満足度★★★★★
収録アルバム:12th『PRIDE』、企画盤『Yin & Yang』、他

「天気予報の恋人」
SUBARU VIVIO CMソング(94年)。フジテレビ系ドラマ『天気予報の恋人』最終回挿入歌(2000年)。こちらもファン人気絶大の曲。気まぐれな彼女の気持ちは、天気予報のようにあてにならない。しかしそんな彼女にヤキモキする毎日が、何だかんだ言って幸せだという内容(自己解釈)。アコギの爽やかな音色に引っ張られるかのようにCHAGE、ASKAの伸びやかなボーカルが心地良く響き渡る。20年以上前の曲だとは思えない程に洗練されたサウンド。その歌詞もさることながら、曲、ハーモニー全てがとても可愛らしい世界観を纏っていると思う。いわばチャゲアス最強の隠れ名曲ではなかろうか?初夏にドライブしながら聴きたい一曲だ。
満足度★★★★★
収録アルバム:12th『PRIDE』、1stバラードベスト『THE STORY of BALLAD』、他



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25thシングル『DO YA DO』
(1990年6月27日 最高10位 初動2.1万枚 売上6.7万枚)
TOYOTAカリブCMソング、SUBARU VIVIO CMソング(95年)。90年代最初のシングル。「DO YA DO」とは英語のスラング(隠語、略語、俗語)で「どうするつもり?」という意味らしい。リズミカルでテンポの良いポップナンバー。くるくる回るようなイントロが印象的。20年以上前の曲にしてはスタイリッシュでオシャレな雰囲気があり実に良い。〈恋人用の鼓動 いつも鳴らしてた 誰にも気づかれぬよう〉〈カタログの中で 夢を選ぶような 思いはさせてないかい〉なんて表現はASKAにしか書けないと思う。売上はそれほどでもないが『SUPER BEST Ⅱ』と『VERY BEST ROLL OVER 20TH』に収録されているので知名度は割と高い。
満足度★★★★★
収録アルバム:13th『SEE YA』、3rdベスト『SUPER BESTⅡ』(リミックス)、他



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26thシングル『太陽と埃の中で』
(1991年1月30日 最高3位 初動5.8万枚 売上50.3万枚)
日清カップヌードルレッドゾーンCMソング、ヤマハ発動機オフロードバイク『YAMAHA TT250R』CMソング、フジテレビ系『TIME3』エンディングテーマ。13thアルバム『SEE YA』からのリカットながら、オリコンチャートに63週ランクインするロングセラーとなった代表作。イントロの雄大なサウンドやエスニックな雰囲気に溢れたメロディーラインは絶妙で、聴いていると太陽の光や砂漠の風が目の前に広がってくる。これがロンドンでレコーディングされた成果なのであろう。完成度・風格・オーラ全てにおいてこの曲は90年代メガヒット期を迎える前のチャゲアスの集大成的な作品ではないかと感じる。〈追い駆けて追い駆けても 掴めないものばかりさ 愛して愛しても 近づくほど見えない〉というサビが大好きでフトした時に口ずさんだりする。年齢を重ねるごとに理解が深まってくるな~というか、歳をとればとる程にこの歌詞は染みてくるんじゃないだろうか。今から10年後にも、たぶん現在以上にこの曲を、そしてこの歌詞を噛み締めて聴いていると思う。人生ってそんなに上手くいく事ばかりじゃない…だからこそ、人は夢を追い続けるんだろうなぁ。
満足度★★★★★
収録アルバム:13th『SEE YA』、3rdベスト『SUPER BESTⅡ』(リミックス)、他



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27thシングル『SAY YES』
(1991年7月24日 最高1位 初動51.0万枚 売上282.2万枚)
初動51.0万枚を叩き出し、自身初のオリコンシングルチャート1位を獲得。この1週のみで「万里の河」に次ぐ自身2番目の売上となった。結果、13週連続1位をキープし(90年代最長記録)、シングルセールス歴代6位となる282.2万枚という空前の大ヒットを記録。勿論、自己最高セールスでもある。91年の年間チャートでは小田和正の「Oh!Yeah!/ラブ・ストーリーは突然に」に2万枚差で敗れ2位となったが、累計売上では上回っている。
伝説の月9ドラマ『101回目のプロポーズ』主題歌として、今もなお語り継がれるチャゲアス史上最強の名ラブバラードにして最大のメガヒット曲。曲とドラマがワンセットで印象付けられており、曲を聴くとドラマが思い浮かび、ドラマを観ると曲が思い浮かぶ。当時の僕は2才でありドラマ自体は全く観ていないしリアルタイムでの記憶も一切無いが、それでもあの「僕は死にましぇ~ん」のシーンだけは未だに何かと取り上げられる機会が多いので知っている。しっかり覚えようとした事は無いのに自然とフルコーラス歌えてしまうという不思議な曲。こういうのを本当の国民的ヒット曲というのかもしれない。同年の小田和正「ラブ・ストーリーは突然に」と並んで、ドラマタイアップ黎明期を象徴する一曲だ。歌詞・曲共に優雅で素晴らしく、〈星の屋根に守られて〉という幻想的で美しい表現には一々震えるが、何よりも強烈なのは日本語に訳したら「ハイと言え」となる強気なこのタイトルだろう。どうしたらここまで強気になれるのかという程に強気な主人公である。
余談だが、当時フジテレビで放送していたバラエティ番組『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』内でウンナンの2人がチャゲアスに扮する「CHAKE&YASKA(チャケアンドヤスカ)」というパロディーコントが行われていた。南原清隆がCHAGE、内村光良がASKAを演じていたのだがこれまたどちらも激似で物凄かった(コーナー内で歌っていた「SAY YAS」は口パクだったが)。どちらも2人組でどちらもそれぞれ似ているというのは運命的だ。ちなみにこのコントは本人公認らしく、ウンナンの2人はチャゲアスのコンサートにも出演した事がある(1992年の『BIG TREE TOUR』最終日)。
満足度★★★★★
収録アルバム:14th『TREE』、3rdベスト『SUPER BESTⅡ』(リミックス)、他

SAY YES

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「クルミを割れた日」
ASKAが仕上がりに納得できずアルバムから外そうとしたが、スタッフの推しで収録されたという。幼き日の自分を垣間見るようなノスタルジックな曲。最後のサビではリズムが速くなり盛り上がる。2002年のセルフカバーアルバム『STAMP』でリメイクされた際にはギターの音がくっきりと浮かび上がるバンドサウンドに変貌していた。完成度は高くなったのかもしれないが、原曲にあった懐かしい雰囲気が削られてしまったような気も。
満足度★★★☆☆
収録アルバム:14th『TREE』、セルフカバー盤『STAMP』(セルフカバー)、他

「夜のうちに」
同年に発売されたASKAのソロアルバム『SCENEⅡ』に入っていそうなしっとりバラード。宇宙にプカプカ浮いているような幻想的な曲。夜、布団の中で聴いたらグッスリ眠れるかも…。
満足度★★★☆☆
収録アルバム:14th『TREE』

「MOZART VIRUS DAY」
Aメロ、BメロをCHAGEが、後半をASKAが作曲したという。ゆったりとしたバラード調で始まったと思いきや、Bメロから一気にスピード感が増してサビになだれ込む。そこの切り替わりやビート感が最高にカッコイイ曲。体にモーツアルト菌でも入ったかのように曲がバンバン浮かんでくる、そんな日を表現しているらしい。
満足度★★★★☆
収録アルバム:14th『TREE』

「誰かさん~CLOSE YOUR EYES~」
国内信販『KCカード』CMソング。90年代前半のCHAGE曲はマニアックで難解なイメージがあるのだがこの曲は珍しく爽やかでストレート。CMソングになったのも納得の良曲。
満足度★★★☆☆
収録アルバム:14th『TREE』、企画盤『Yin & Yang』

「明け方の君」
昔の恋人を思い返す男性の気持ちを描いたストーリー調の曲。爽快な8ビートで、アルバムの中では最もシンプルな楽曲だと思う。
満足度★★★★☆
収録アルバム:14th『TREE』、ASKA2ndセルフカバー盤『君の知らない君の歌』(セルフカバー)

「BIG TREE」
アルバムの核であり、この時期のチャゲアスを象徴するような力強いロック・バラード。生命力とか大地の力とか、そういうダイナミックなエナジーをひたすら感じる曲だ。歌いこなすには相当の肺活量が求められるであろうから未だカラオケは未挑戦。
満足度★★★★☆
収録アルバム:14th『TREE』、企画盤『Yin & Yang』

「tomorrow」
アルバムのラストを美しく飾るスローバラードナンバー。『TREE』が名盤と呼ばれる所以はこの曲の収録にあると思う。本来ならダイナミックな「BIG TREE」で壮大に終わっても良い所を、あえて次にしっとりバラードを配置することでアルバムのラストがグッと締まっている。
満足度★★★★★
収録アルバム:14th『TREE』、企画盤『Yin & Yang』、他



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28thシングル『僕はこの瞳で嘘をつく』
(1991年11月21日 最高1位 初動10.8万枚 売上81.1万枚)
パナソニックオーディオコンポ『HALF』CMソング。14thアルバム『TREE』の1曲目を飾っていたナンバーが1カ月後にリカット。アレンジ違い等は無いそのままのリカットだったが初登場1位、80万枚超えの大ヒットとなっている辺り、当時のチャゲアスがいかに飛ぶ鳥を落とす勢いだったかという所がうかがえる。曲の方は前作「SAY YES」から一転してアップテンポ。スリリングな展開で、ジリジリと迫られているような緊迫感がたまらないロックナンバーだ。ライブで2人肩を組んで前のめりで歌う姿は痺れる程カッコイイ。カラオケでバシっと歌えたら最高にカッコイイだろうけどサビのキーが高すぎて一度も満足に歌えた事が無い。ASKA風に歌うなら〈だかンらぁ~、君の顔ぉ~、見つめたンよンおンおぉお~~〉←ココのねちっこさに命をかけよう。
満足度★★★★★
収録アルバム:14th『TREE』、3rdベスト『SUPER BESTⅡ』(リミックス)、他

C/W「TREE Digest」
その名の通り、アルバム『TREE』に収録されていた曲たちがメドレーのように繋ぎ合わされた異色な楽曲。『TREE』の宣伝という意味合いもあったのだろうか?9分近い大作。ところどころに何故か入っている波の音がとても良い味を出している。「僕はこの瞳で嘘をつく」の8cmシングルを買ってでも聴く価値はあると思う(中古屋で100円以下で買えるので)。異色過ぎてカラオケには入っていないみたいだけど、出来たら入れてほしいなぁ。ちなみに「TREE Digest」の曲順は元々のアルバム『TREE』の曲順とは全く異なっている。なので逆に「TREE Digest」の曲順で『TREE』を聴き直してみるとまた面白いのではないかと思う。
満足度★★★☆☆
アルバム未収録

僕はこの瞳で嘘をつく

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29thシングル『if』
(1992年7月1日 最高1位 初動35.5万枚 売上108.3万枚)
パナソニック『ヘッドホンステレオSタイプ』CMソング。リカットだった「僕はこの瞳で嘘をつく」、過去シングルの再発だった「WALK」「LOVE SONG」を除くと、純粋な新曲としてのシングルは「SAY YES」以来約1年ぶりであった。2作目のミリオンセラーとなり大ヒット
ファルセットが多用されるボーカルはまぎれもなくASKAワールド全開だが、それ以上に僕が好みなのはその独特な歌詞。〈帰り道の風のように 君を抱いていこう〉や〈リングのコートを君の指に着せよう〉等、相変わらずのASKA節がバンバン炸裂している。特に好きなのはCメロの〈恋をすると何度も思うよ 爪のかからない そんなもどかしさ〉。本当、あるんだよねぇ、そういう歯がゆさって…。元々ゆったりした曲なのだが、アルバム『GUYS』収録のバージョンでは更にゆったりまろやかなアレンジでシングルとはかなり印象が異なる。個人的には断然シングルバージョンの方が好み。サビでガラリとテンポが変わる瞬間がたまらなく心地良く、何だか風を切ってゆくような疾走感がある。果てしない草原に立っているような気分になるのだ。改めて聴くと本当に珠玉の一曲である。
2007年に行われたアコースティックコンサートツアー『alive in live』では、このシングルバージョンを更にブラッシュアップさせたようなアレンジになっておりまさに極上の一曲に仕上がっている。あのアレンジ、スタジオ音源化してくれないかなぁ…。いつまでも僕は待ってます。
満足度★★★★★
収録アルバム:15th『GUYS』(アレンジ変更)、2ndバラードベスト『THE STORY of BALLAD Ⅱ』、他



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30thシングル『no no darlin'』
(1992年10月10日 最高2位 初動30.5万枚 売上67.5万枚)
初動30万枚を突破したが同じ週発売だったB'zの「ZERO」が初動61.5万枚を叩き出したため最高順位は2位だった。AメロではASKAボーカルだが、サビになるとCHAGEにメインボーカルが切り替わるというシングルでは稀な構成。美しい旋律が全開で、聴いていて非常に心地良い。波に身を任せるようにゆったりとした気持ちになる。93年のモナコ音楽祭でも披露されたらしく、確かに日本人以上に外国の人たちの琴線に触れそうなオーラを纏っているように思う。当時としては売上も地味だったせいか(アルバム発売直前が響いたか?)、今もあまり語り継がれている気配が無いけどこれは名曲である。〈君が僕のなかに 描いてくれた 雨上がりの空を〉〈君が僕のなかに 預けてくれた 大切な花を〉の箇所でグッとくる。ちなみにタイトルの「no no darlin'」は太田裕美の「木綿のハンカチーフ」の歌詞〈いいえ あなた〉がモチーフになっているという。
満足度★★★★★
収録アルバム:15th『GUYS』、4thベスト『VERY BEST ROLL OVER 20TH』

C/W「今日は…こんなに元気です」
国内信販『KCカード』CMソング、JALイメージソング。作詞:青木せい子・飛鳥涼、作曲:CHAGE。渋谷のスクランブル交差点を浮かべながら作られたという曲で、仮タイトルもズバリ「SHIBUYA」だったらしい。恋人と別れてしまった切ない気持ちが歌われるミディアムバラード。派手さは無いけどこれは良い曲。2002年の『STAMP』でセルフカバーする際に、間奏の語り部分(オリジナルバージョンではASKAが担当)をCHAGEも挑戦したらしいがレコーディングスタッフが吹き出したため結局ASKAのままでいったという。
満足度★★★★☆
収録アルバム:15th『GUYS』、企画盤『Yin & Yang』、他



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「GUYS」
パナソニックRESTY CMソング。アルバムの1曲目を飾るノリノリのアップテンポナンバーで、元々はシングルとして発売される予定だったという(「no no darlin'」にその座を奪われたようだ)。ライブでは最高に盛り上がる。アウトロでは、アルバムの歌詞カードの冒頭に恒例として掲載されている散文詩「GUYS」にメロディーをつけたものが歌われる。「GUYS」という言葉については「いい人と呼ばれるよりもいい奴と呼ばれたい」という意味が込められているらしい。
満足度★★★★☆
収録アルバム:15th『GUYS』、企画盤『Yin & Yang』

「野いちごがゆれるように」
JALイメージソング。恋をして燃えた日々を思い返すどっしりとしたバラードでこれまた名曲。
満足度★★★★☆
収録アルバム:15th『GUYS』、企画盤『Yin & Yang』、他

「世界にMerry X'mas」
SUBARU VIVIO CMソング。美しいメロディーのクリスマスソングだが、湾岸戦争についても歌われているそうで歌詞には〈兵士〉や〈罪人〉といったフレーズも飛び出す。アルバムのラストを優雅に飾る名曲。
満足度★★★★☆
収録アルバム:15th『GUYS』、ミニアルバム『Snow Mail add 3 songs』(Orchestra Version)




93年以降のレビューはこちら→
CHAGE and ASKA シングル&名曲レビュー 1993-2007
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