Every Ballad Songs
Every Little Thing
収録曲
01.Over and Over
(作詞・作曲・編曲:五十嵐充)
02.Time goes by
(作詞・作曲・編曲:五十嵐充)
03.愛のカケラ
(作詞:持田香織、作曲:多胡邦夫、編曲:桑島幻矢・伊藤一朗)
04.鮮やかなもの
(作詞:持田香織、作曲:多胡邦夫、編曲:桑島幻矢・伊藤一朗)
05.今でも…あなたが好きだから
(作詞・作曲・編曲:五十嵐充)
06.二人で時代を変えてみたい
(作詞:永岡昌憲、作曲・編曲:五十嵐充)
07.I’ll get over you
(作詞・作曲・編曲:五十嵐充)
08.fragile
(作詞:持田香織、作曲:菊地一仁、編曲:桑島幻矢・菊地一仁・伊藤一朗)
09.The One Thing
(作詞・作曲・編曲:五十嵐充)
10.One
(作詞:持田香織、作曲:D・A・I、編曲:桑島幻矢・伊藤一朗)
11.sure
(作詞:持田香織、作曲・編曲:Every Little Thing)
12.All along
(作詞:五十嵐充・持田香織、作曲・編曲:五十嵐充)
Every Merry Christmas 2001(初回限定盤のみ付属のBONUS CD)
01.Silent Night(ELT Special Version)
(作詞:Joseph Mohr、作曲:Franz Xaver Gruber、編曲:Takao Sugiyama・加藤薫・伊藤一朗)
02.White Christmas(ELT Special Version)
(作詞・作曲:Irving Berlin、編曲:Takao Sugiyama・加藤薫・伊藤一朗)
データ
2001年12月5日、初登場2位
初動18.5万枚、売上49.9万枚、登場16週
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作品概要
Every Little Thingのバラードベストアルバム『Every Ballad Songs』。4thアルバム『4 FORCE』から約9か月。初回限定盤にはクリスマスソング2曲のカバーを収録したボーナスディスク『Every Merry Christmas 2001』に加え、クリスマス仕様スペシャルパッケージ、期間限定スペシャル画像サイトへのパスワードが封入。
デビューから今作発売時点までに発表されたバラード曲がセレクトして収録されている。このうち「The One Thing」と「sure」はシングルバージョンではアルバム初収録。また「二人で時代を変えてみたい」と「I’ll get over you」は、1stアルバム『everlasting』収録時とは異なるミックスが施されているという。
DREAMS COME TRUEの『monkey girl odyssey』(初動20.0万枚)に敗れチャート初登場は2位。翌週も9万枚を売り上げたが今度はMY LITTLE LOVERの初ベスト『Singles』(初動19.0万枚)に及ばず、2週連続で2位となった。同年に『あいのり』主題歌として「fragile」の大ヒットはあったものの前作『4 FORCE』に収録済みだった故に既に引きは無かったのか、今作の累計売上は50万枚弱に留まった。一応ベスト盤なのに前作から大幅なセールスダウンとなり最低売上を一気に更新してしまう事態となった。
感想
発売当時、母親が購入していたので元から自宅にあったアルバム。当時僕は小学校6年生の冬でまだ音楽に何の興味も無かったが、この翌年の頭から一気にハマる。なので今作は僕の音楽ライフ前夜にリリースされていたアルバムという非常に個人的な思い入れがある。
当然わたくしマーが初めて聴いたELTのアルバムも今作である。最初は「Time goes by」しか知らなかった(タイアップドラマ『甘い結婚』を観ていたため)が、次第に他の楽曲も良いな…と思うようになっていき現在では全曲が僕の中でのELTスタンダード・バラードと言っても過言では無い程に思い入れが強くなっている。エイベックスのバラードを好きになった原点がココだったかもしれない。曲順も良く、「All along」なんかは今作の影響で「ラストナンバー」という印象が付き過ぎて、2ndアルバム『Time to Destination』を後追いで聴いた際に「あれ?なんでAll along途中に入ってんの?」と違和感をおぼえてしまった。
当時、リアルタイムでELTを追いかけていたリスナーにとっては、オリジナルアルバム4枚でもうバラードベスト…更に同年にリリースされていた4thアルバム『4 FORCE』からもう4曲も入ってる…と微妙な立ち位置ではあったかもしれない。しかし2009年にオールタイムベスト『Every Best Single~COMPLETE~』が出るまでは、長らくの間2大ヒット曲「Time goes by」「fragile」の2曲が一緒に聴けるアルバムが今作しか無かった。なのでこの8年間はELTの入門編、特に『あいのり』で増えた新規ファンの入り口として意外と機能していたのではないだろうか?
良いメロディーの楽曲が集まっている事は間違いないし、「Time goes by」や「fragile」が好きならば全曲お気に入りになると思う。個人的に「I’ll get over you」ってバラードか…?普通にアップテンポでは…という疑問は昔からあるが、結局良い曲なのでオールオッケー。エイベックス・ウィンター・バラードが好きな人ならば間違いない名曲揃いのアルバムに感じられるだろう。僕としては現在でもオススメの1作。
おすすめ度★★★★★
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