【アルバム感想】『BELOVED』GLAY

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BELOVED
GLAY

収録曲

01.GROOVY TOUR
(作詞・作曲:TAKURO、編曲:GLAY・佐久間正英)
02.Lovers change fighters, cool
(作詞・作曲:TAKURO、編曲:GLAY・佐久間正英)
03.BELOVED
(作詞・作曲:TAKURO、編曲:GLAY・佐久間正英)
04.SHUTTER SPEEDSのテーマ
(作詞:TAKURO、作曲:JIRO、編曲:GLAY・佐久間正英)
05.Fairy Story
(作詞・作曲:TAKURO、編曲:GLAY・佐久間正英)
06.カナリヤ
(作詞:TAKURO、作曲:JIRO、編曲:GLAY・佐久間正英)
07.HIT THE WORLD CHART!
(作詞・作曲:TAKURO、編曲:GLAY・佐久間正英)
08.a Boy~ずっと忘れない~
(作詞・作曲:TAKURO、編曲:GLAY・佐久間正英)
09.春を愛する人
(作詞・作曲:TAKURO、編曲:GLAY・佐久間正英)
10.カーテンコール
(作詞・作曲:TAKURO、編曲:GLAY・佐久間正英)
11.都忘れ
(作詞・作曲:TAKURO、編曲:GLAY・佐久間正英)
12.RHAPSODY
(作詞・作曲:TAKURO、編曲:GLAY・佐久間正英)

データ

1996年11月18日、初登場1位
初動47.9万枚、売上152.3万枚、登場91週
Produce:佐久間正英
ポリドール

作品概要

GLAYの3rdアルバム『BELOVED』。同年の前作『BEAT out!』から約11ヶ月ぶり。初回盤はデジパック仕様、プラケース付属。

シングル「BELOVED」(3位 84.1万枚)「a Boy~ずっと忘れない~」(2位 27.3万枚)収録。「春を愛する人」は翌年の11thシングル「口唇」のカップリングとしてリカットされる事となる。「BELOVED」は表記は無いもののシングルとはバージョン違いであるという。

「BELOVED」が「グロリアス」を超える80万枚オーバーの大ヒットを記録。1週前の超先行シングル「a Boy~ずっと忘れない~」も27万枚のヒットを記録している中リリースされた今作は初動47万枚(前作初動の2倍以上)を叩き出しチャート1位を獲得。結果的にシングル・アルバム通じて自身初のミリオンセラーとなる大ヒット作となった。

2001年2月にエクスタシーレコードより、2003年3月に東芝EMIより再リリースされている。2017年9月にはデモ音源や貴重映像を収めた2CD+1DVDの復刻盤『BELOVED Anthology』がリリースされている。

感想

GLAY王道の青春サウンドが確立された名盤。前作『BEAT out!』も上り調子の空気を纏っていたんだけど今作はそれ以上のオーラ・輝きが詰まっている。何よりメロディー・歌詞共にキレッキレだ。「BELOVED」という楽曲の名曲ぶりが今作の輝きを引っ張っているんだろうけどそれ以外の楽曲達も抜群に耳に残るものばかり。オープニング・ナンバー「GROOVY TOUR」はタイトル通りコンサートツアーがテーマになっており自身の『BEAT out!』ツアーの事を指している。だからか非常に熱さを感じるしGLAYが巨大な存在になっていく過程という感じがする。「春を愛する人」~「RHAPSODY」までの終盤4曲はアルバム曲だとは思えない程のキャッチーさの連発で凄い。

翌年ベスト盤『REVIEW-BEST OF GLAY』が500万枚のメガヒットを記録し一気に「日本を代表するGLAY」になっていくわけだけど、今作はその直前、まだ北海道のいちロックバンドだった最後の瞬間を切り取ったアルバムだったと思う。そういう意味でも青春の一枚という表現がしっくりくる。全作聴いたワケでは無いんだけど、それでもGLAYのオリジナルアルバムで最も好きな一作と言えちゃう名盤です。

おすすめ度★★★★★

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