NEWTRAL
いきものがかり
収録曲
(作詞・作曲:水野良樹、編曲:本間昭光)
02.笑ってたいんだ
(作詞・作曲:水野良樹、編曲:亀田誠治)
03.いつだって僕らは
(作詞・作曲:山下穂尊、編曲:田中ユウスケ・近藤隆史、弦編曲:岡村美央)
04.KISS KISS BANG BANG
(作詞・作曲:水野良樹、編曲:鈴木Daichi秀行)
05.会いにいくよ
(作詞・作曲:水野良樹、編曲:亀田誠治)
06.地球
(作詞・作曲:山下穂尊、編曲:本間昭光)
07.センチメンタル・ボーイフレンド
(作詞・作曲:水野良樹、編曲:本間昭光)
08.白いダイアリー
(作詞・作曲:吉岡聖恵、編曲:西川進、弦編曲:eji)
09.恋詩
(作詞・作曲:山下穂尊、編曲:蔦谷好位置)
10.NEW WORLD MUSIC
(作詞・作曲:水野良樹、編曲:蔦谷好位置)
11.愛言葉
(作詞・作曲:山下穂尊、編曲:島田昌典)
12.おやすみ
(作詞・作曲:水野良樹、編曲:島田昌典)
DISC.2 なまものばかり~メンバーズBEST LIVEセレクション~(初回生産限定盤のみ付属)
02.ありがとう-2010 LIVE at 横浜アリーナ ver.-
03.気まぐれロマンティック-2009 LIVE at 渋谷C.C.Lemonホール ver.-
04.歩いていこう-2011 LIVE at 国立代々木競技場第一体育館 ver.-
05.キミがいる-2010 LIVE at 日本武道館 ver.-
06.じょいふる-2010 LIVE at 日本武道館 ver.-
07.YELL-2010 LIVE at 日本武道館 ver.-
08.ブルーバード-2010 LIVE at 横浜アリーナ ver.-
09.コイスルオトメ-2010 LIVE at 横浜アリーナ ver.-
10.心の花を咲かせよう-2011 LIVE at 横浜スタジアム ver.-
データ
初動19.3万枚、売上41.7万枚、登場43週
エピックレコードジャパン
作品概要
いきものがかりの5thアルバム『NEWTRAL』。2010年のベスト盤『いきものばかり~メンバーズBESTセレクション~』を経て初のアルバムで、オリジナルアルバムとしては2009年の『ハジマリノウタ』以来約2年2か月ぶりのリリース。ボーカル・吉岡聖恵の28歳の誕生日にリリースされた。故に当日は吉岡のバースデーパーティー兼今作の発売記念イベントが六本木ヒルズアリーナで行われた(この模様はニコニコ生放送で生中継されたらしい)。
シングル「笑ってたいんだ/NEW WORLD MUSIC」(5位 5.7万枚)「歩いていこう」(9位 6.8万枚)「いつだって僕らは」(4位 3.4万枚)収録。『いきものばかり』に収録されていた「ノスタルジア」「ありがとう」「キミがいる」の3シングルは未収録となった。
初回生産限定盤はスペシャル三方背スリーブBOX・デジパックケース仕様、ポストカード、ライブツアー2012チケット特別抽選先行案内など封入。また初回生産限定盤のみ、メンバー自身がセレクトしたライブ音源10曲を収録したライブアルバム『なまものばかり~メンバーズBEST LIVEセレクション~』が付属している。
感想
ベスト盤がミリオンヒット、紅白にも連続出場とすっかり「国民的アーティスト」のポジションに足を踏み込んだ時期。ジャケット写真やタイトルからはクールなイメージが浮かぶが内容は別にクールでは無い。1曲目「歩いていこう」こそ6分超えの大作バラードだがその後は3連続でアッパーな楽曲が続く(「まぁ「笑ってたいんだ」も意外に6分超えてるんだけどね…)。特にリード曲として各音楽番組で披露しまくっていた「KISS KISS BANG BANG」はあの「じょいふる」を超えたんじゃないかという程に弾けたナンバーでアクセントとして非常に良い。
ただ前半の1曲1曲が濃い分、6曲目以降の印象が薄くなってくる。どれも良質な雰囲気はあるので何度も聴きかえせば染みてくるんだろうな。後半では吉岡聖恵が作詞作曲を手掛けた「白いダイアリー」が頭一つ抜けて良いメロディーだった。吉岡はアルバム1作につき1曲程しか曲を作らないけど、水野・山下に引けを取らないライティング能力があると思う。結局3人とも天才って事ですね…。
DISC.2 なまものばかり~メンバーズBEST LIVEセレクション~
初回生産限定盤にのみ付属するいきものがかり初のライブアルバム。ひとつの公演を丸ごと収録しているワケでは無く、2009年~2011年に行われたライブ音源からメンバー自身がセレクトしているので時期も場所もそれぞれバラバラ。でも時期によるボーカルや演奏の違いが分かる程のファンでは無いからか、サラリと聴いている分にはまるで一本のライブかのように思える。
CDに忠実に演奏するのを基本としているのか、非常に丁寧なボーカル・演奏で安定感抜群。ライブ盤ならではのガツンとした熱狂・うねりみたいなものは皆無である(せいぜい「じょいふる」が他より盛り上がる位か)。まぁいきものがかりの曲が好きなリスナーはそこまでのライブ感を求めていないだろうからOKなのかな。トークも入っておらず(曲終わりの吉岡の「ありがとうございました!」とか位)本当に楽曲音源のみという感じ。
印象的だったのは「コイスルオトメ」のアレンジが2016年のベスト盤『超いきものばかり~てんねん記念メンバーズBESTセレクション~』収録(「激情編」という副題が付いている)の本間昭光アレンジバージョンだった事。スタジオ音源の方を先に知っていたので、「このライブが元になっているのか…!」という驚きがあった。このアレンジは熱いロックバラードとなっていて断然原曲よりも好みだ。
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