REAL
L’Arc~en~Ciel
収録曲
01.get out from the shell-asian version-
(作詞:hyde、作曲:yukihiro、編曲:L’Arc~en~Ciel)
02.THE NEPENTHES
(作詞:hyde、作曲:ken、編曲:L’Arc~en~Ciel・Hajime Okano)
03.NEO UNIVERSE
(作詞:hyde、作曲:ken、編曲:L’Arc~en~Ciel・Hajime Okano)
04.bravery
(作詞・作曲:tetsu、編曲:L’Arc~en~Ciel・Seiji Kameda)
05.LOVE FLIES
(作詞:hyde、作曲:ken、編曲:L’Arc~en~Ciel・Hajime Okano)
06.finale
(作詞:hyde、作曲:tetsu、編曲:L’Arc~en~Ciel・Hajime Okano)
07.STAY AWAY
(作詞:hyde、作曲:tetsu、編曲:L’Arc~en~Ciel・Hajime Okano)
08.ROUTE 666
(作詞・作曲:hyde、編曲:L’Arc~en~Ciel・Hajime Okano)
09.TIME SLIP
(作詞:hyde、作曲:ken、編曲:L’Arc~en~Ciel・CHOKKAKU)
10.a silent letter
(作詞:hyde、作曲:ken、編曲:L’Arc~en~Ciel・Hajime Okano)
11.ALL YEAR AROUND FALLING IN LOVE
(作詞・作曲:hyde、編曲:L’Arc~en~Ciel・Hajime Okano)
データ
2000年8月30日、初登場1位(2週連続)
初動81.1万枚、売上109.8万枚、登場11週
Produce:L’Arc~en~Ciel・岡野ハジメ、亀田誠治、CHOKKAKU
ki/oon Records
SACD盤
2001年7月4日
作品概要
L’Arc~en~Cielの8thアルバム『REAL』。同年のリミックスアルバム『ectomorphed works』から約2ヶ月ぶり。オリジナルアルバムとしては99年の前作『ark』『ray』から約1年1ヶ月ぶりであった。翌2001年7月には最初で最後となるSACD(Super Audio CD)盤でもリリースされている。
シングル「LOVE FLIES」(1位 51.4万枚)「NEO UNIVERSE/finale」(1位 110.4万枚)「STAY AWAY」(2位 73.4万枚)に加え、カップリングから「get out from the shell」の全英語詞バージョンが収録された。
2週連続1位を獲得し、累計でミリオンセラーは記録したが、ダブルミリオンを突破するメガヒットとなった前作『ark』『ray』から比べると半分以上下げる結果となった。オリジナルアルバムでのミリオンは今作が最後である。
翌2001年、3月に初のベストアルバム『Clicked Singles Best 13』、9月にシングル「Spirit dreams inside-another dream-」をリリースした後、ラルクは長期の活動休止期間に突入した。なので今作は活動休止前最後のオリジナルアルバムとなった。次回オリジナル『SMILE』までは約3年7ヶ月の期間が空く事となる。
感想
活動休止前最後のアルバムという事で、20世紀ラルクの締め、みたいな立ち位置の作品。オリジナルアルバムでのミリオンセラーは今作が最後なのでラルク全盛期最後の1作ともとれる。1曲目・2曲目が割かしハードな曲なので、アルバム全体の印象もロックな感じが強い。収録シングルは「NEO UNIVERSE」や「STAY AWAY」と、どキャッチーなんだけどね…。アルバム曲は結構マニアックな曲調が多いと思う。90年代の大ヒット期を駆け抜け、この辺りでバンドの作風・方向性を一旦見つめ直していた時期だったのかもしれない。この後、長期の活動休止に入ったのも納得できる。
アルバム曲ではtetsu作詞作曲の「bravery」が割かしキャッチー。更に歌詞が目を引く。〈昔はよかったなんて言わないで あのキラめく時の中の何を知ってるっていうのさ〉など、大ブレイクに伴うミュージシャンの葛藤や疲弊を匂わせるフレーズが目立つのだ。恐らく過去を顕著に美化する一部ファンへ向けてのメッセージ…と捉えて良いと思うのだが、これをバンドのリーダー・tetsuが書いているからねぇ。ブレイク後に闇堕ちするミュージシャンは多いけどラルクの場合は今作がそれに近い時期だったのかも…。
おすすめ度★★★☆☆
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