【アルバム感想】『Mr.Children 1996-2000』Mr.Children

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Mr.Children 1996-2000
Mr.Children

Mr.Children 1996-2000

収録曲

01.名もなき詩
02.花-Memento-Mori-
03.Mirror
04.Everything(It’s you)
05.ALIVE
06.ニシエヒガシエ
07.光の射す方へ
08.終わりなき旅
09.ラララ
10.つよがり
11.口笛
12.NOT FOUND
13.Hallelujah

データ

2001年7月11日、最高2位
初動100.4万枚、売上182.5万枚、登場261週
Produce:小林武史
トイズファクトリー

作品概要

Mr.Childrenの2ndベストアルバム『Mr.Children 1996-2000』。『Mr.Children 1992-1995』と2枚同時発売であり、後期をまとめた今作は通称『骨』と呼ばれる。

96年の10thシングル「名もなき詩」から00年の19thシングル「NOT FOUND」までのシングルとアルバム曲をピックアップして収録しているが12thシングル「マシンガンをぶっ放せ」と17thシングル「I’ll be」は未収録となった。「I’ll be」のシングルバージョンは2017年の配信限定ベスト『Mr.Children 1992-2002 Thanksgiving 25』で晴れてアルバム初収録となったが、CDアルバムには現在でも未収録のままである。前期同様に時系列だが厳密には制作時期順で並べてあるため、「終わりなき旅」「光の射す方へ」の部分と「つよがり」「口笛」「NOT FOUND」の部分はリリースとは逆になっている。

順位・セールス共に『1992-1995』を下回ったがこちらもロングセラーとなり、2012年に続編となるベスト『Mr.Children 2001-2005<micro>』『Mr.Children 2005-2010<macro>』がリリースされた際には12位まで浮上した。現在のところ2018年11月が最終ランクインだが、前期同様こちらも新譜が出たりミスチルに動きがあればまたチャートに復活してくるものと思われる。

感想

ミスチルの歴史の中では最も難解でロックな時期を切り取ってあるベストなんだけど、選出されているアルバム曲が優しいミディアムナンバーやバラードナンバーばかりだったりするしシングル史上最もヘビーだったと言える「マシンガンをぶっ放せ」がスルーされているので通して聴くとそこまで難解さは感じないと思う。『深海』はアルバム全体を通して一つの確固たる世界を作り上げてしまっているのでむやみに引っ張ってこれないにしても、個人的には「マシンガンをぶっ放せ」「I’ll be」に加え『BOLERO』から「タイムマシーンに乗って」、『Q』から「CENTER OF UNIVERSE」辺りを選出していればよりこの時期のミスチルを垣間見れるベスト盤になったんじゃないかなと思うのだが…。そんな訳で終盤はミディアム~バラード続きでちょっとダレるし正直そんなに通して聴く事は少ないんだけど、天下のミスチルのベスト盤という事で『1992-1995』とセットで持っておきたい一作。

おすすめ度★★★★★

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