【アルバム感想】『[(an imitation) blood orange]』Mr.Children

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[(an imitation) blood orange]
Mr.Children

[(an imitation) blood orange](初回限定盤)(DVD付)

収録曲

01.hypnosis
02.Marshmallow day
03.End of the day
04.常套句
05.pieces
06.イミテーションの木
07.かぞえうた
08.インマイタウン
09.過去と未来と交信する男
10.Happy Song
11.祈り~涙の軌道

初回盤DVD

01.hypnosis
02.Marshmallow day
03.常套句
04.祈り~涙の軌道

データ

2012年11月28日、初登場1位
初動53.0万枚、売上77.6万枚、登場36週
Produce:小林武史
トイズファクトリー

作品概要

Mr.Childrenの17thアルバム『[(an imitation) blood orange]』。

シングル「祈り~涙の軌道/End of the day/pieces」(1位 27.6万枚)、配信限定「かぞえうた」「hypnosis」収録。「Marshmallow day」は資生堂CM、「常套句」はフジテレビ系ドラマ『遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューアル~』主題歌、「Happy Song」は『めざましテレビ』テーマとなっており発売前から世に出ていた曲が多く、タイアップ無しのまっさらな新曲は3曲のみだった。初回限定盤はPVを収めたDVDが付属。5月のベスト盤を含めて年間で3枚のアルバムリリースとなり、これは自身最多。

感想

ジャケット色もそうだが、内容的にも非常に温かみのあるアルバム。もっと言ってしまうと、これでもかという程にまったりし過ぎたアルバムである。アップテンポな曲はせいぜい「Marshmallow day」「End of the day」「過去と未来と交信する男」位で、他は全てがまったり系ミディアムバラード。特に「常套句」から「インマイタウン」というアルバムの中核を担う部分がなんと5曲連続まったりソング。これはさすがに聴いていてダレる。

HOME』や『SUPERMARKET FANTASY』の頃からファンの間で指摘されるようになっていたプロデューサー・小林武史(通称コバタケ)のオーバープロデュースについては、僕個人的にはそこまで気になってはいなかったのだが今作を聴いて初めて意識し、危機感を抱いた。1曲1曲のメロディーセンスはやはり強いので、アレンジがパターン化している、アルバム全体が一辺倒な感じになっているという点が一番の問題である気がするのだが…。

そんなわけで初聴の印象としてはリアルタイムで買ってきたこれまでのアルバムで最も低く、聴きかえした回数も多分最も少ない作品ではあるんだけど、セルフプロデュースに踏み切った次回作『REFLECTION{Naked}』を聴いた後に今作に戻るとまぁこういう一呼吸もあって良かったのかなとだいぶ寛容な捉え方を出来る様になった。

おすすめ度★★★☆☆

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