【アルバム感想】『重力と呼吸』Mr.Children

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重力と呼吸
Mr.Children

重力と呼吸

収録曲

01.Your Song
02.海にて、心は裸になりたがる
03.SINGLES
04.here comes my love
05.箱庭
06.addiction
07.day by day(愛犬クルの物語)
08.秋がくれた切符
09.himawari
10.皮膚呼吸

データ

2018年10月3日、初登場1位(3週連続)
初動31.0万枚、売上44.6万枚、登場35週
Produce:Mr.Children
トイズファクトリー

作品概要

Mr.Childrenの19thアルバム『重力と呼吸』。前作『REFLECTION』から3年4か月ぶりのリリース。

シングル「himawari」(1位 16.3万枚)、配信限定「here comes my love」収録。2017年1月の「ヒカリノアトリエ」は未収録。またライブツアー等で先行披露されていた新曲「お伽話」「こころ」も収録されなかった。「ヒカリノアトリエ」はホールツアー『Mr.Children Hall Tour 2016 虹』のために結成されたバンド・ヒカリノアトリエ(ミスチル4人にサポートを加えたメンバーの総称)による演奏となっていた故に、若干イレギュラーな立ち位置の曲という事で未収録になったと思われる。

USBアルバムという特殊な販売形態であった前作から一転し、今作はCD一種発売というシンプルさながら3週連続1位を獲得。年間ランキング4位となった。

感想

23曲収録だった前作から一転して10曲収録というコンパクトさ。かと言って1曲1曲が重たいナンバーかというとそんな事は無く、セルフプロデュースらしい軽快なバンドサウンドが目立つ楽曲が多くて、アルバム全体の印象も軽やかな感じ。セルフになったからかバンドがこれまで以上に躍動しているのが伝わってくる。「海にて、心は裸になりたがる」や「day by day(愛犬クルの物語)」なんかはまるで若手バンドかと思う程の躍動感だ。ただ、リード曲「Your Song」や先行シングル「himawari」「here comes my love」辺りは従来のミスチルっぽい貫禄があるが、その他の曲は良くも悪くも軽い感じがする。良質なC/W曲の集合体みたいな。過去アルバムのような大作感を期待して聴くと恐らく拍子抜けしてしまうかも。聴きやすさという点では歴代1位かもしれないが、もう少しガツンとしたものを聴きたいという欲求は残るアルバムだった。

おすすめ度★★★★☆

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