【アルバム感想】『Mr.Children 2005-2010<macro>』Mr.Children

カテゴリー

Mr.Children 2005-2010<macro>
Mr.Children

Mr.Children 2005-2010<macro>(通常盤)

収録曲

01.Worlds end
02.僕らの音
03.箒星
04.しるし
05.フェイク
06.彩り
07.旅立ちの唄
08.GIFT
09.HANABI
10.花の匂い
11.エソラ
12.fanfare
13.擬態
14.365日

初回盤DVD『MUSIC VIDEOS』

01.Worlds end
02.箒星
03.しるし
04.フェイク
05.彩り
06.旅立ちの唄(LIVE Ver.)
07.GIFT
08.HANABI
09.花の匂い
10.エソラ

データ

2012年5月10日、初登場1位(3週連続)
初動73.2万枚、売上119.7万枚、登場73週
Produce:小林武史
トイズファクトリー

作品概要

Mr.Childrenの4thベストアルバム『Mr.Children 2005-2010<macro>』。『Mr.Children 2001-2005<micro>』と2作同時発売。

こちらは2005年から2010年までのシングル、アルバムから選出されている。05年の27thシングル「四次元 Four Dimensions」の曲は「ヨーイドン」を除いて『<micro>』に収録され、今作は同年の12thアルバム『I❤U』収録曲からスタートしている。2010年までが対象期間なので11年の配信限定「かぞえうた」と、12年4月に出たばかりだった34thシングル「祈り~涙の軌道/End of the day/pieces」は未収録となった。初回限定盤にはPVを収めたDVDが付属。『<micro>』と比べるとこちらの方が順位・セールス的に上であり、2007年の13thアルバム『HOME』以来の年間チャート1位獲得となった。

感想

こちらも『<micro>』同様、シングルを網羅しつつアルバムの代表曲を押さえた文句なしの構成。この時期になるとオリジナルアルバムで安定してミリオンを出せるのは彼らだけになり、J-POP界の完全なるトップという無敵時代に突入していた。

それと同時にプロデューサー・小林武史(通称コバタケ)のオーバープロデュースが一部のファンから批判され始めたのもこの辺りからだった。ざっくり言うと「ストリングスの存在感やピアノの装飾が過剰になり、本来のバンドサウンドを侵食している」というクレームである。僕は02年以降のミスチルはどれもリアルタイムで接しておりファン心理もあってどの曲も無条件に(←言い方が悪いかも)受け入れていた感じだったんだけど、古くからのファン、それこそデビュー当時とか90年代の大ブレイク期からの往年のファンからするとまるで第5のメンバーかの如くコバタケがライブやアレンジに介入してくるサマは我慢ならない所があったのかもしれない。

しかしやはり楽曲のメロディーや歌詞はキレッキレで衰え知らず。収録曲どれも素晴らしく良い曲ばかりなのは確実だ。これからミスチルを聴いていこうという人はとりあえず2001年の『Mr.Children 1992-1995』『Mr.Children 1996-2000』そして今回のミクマク、計4作を手に取れば良い一切の被りが無いので選びやすい。

2008年くらいから、もし次のベスト盤が出るとしたらきっとこんな感じの内容だろうな~と予想し、iPod等でオリジナルベストを勝手に制作して聴いていたので正直この並びに新鮮さは無かったりする(『<micro>』も同様)んだけど、やはりこうして公式に出ると感慨深いものがある。圧巻の内容である。全ての曲に思い出があるし、それぞれの曲を初めて聴いた時の状況や感動が昨日の事のように蘇って来る。ミスチルの歴史を振り返りながら僕自身の青春を振り返っている気持ちになれるアルバムだった。

おすすめ度★★★★★

コメント

タイトルとURLをコピーしました