【アルバム感想】『REFLECTION{Drip}』Mr.Children

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REFLECTION{Drip}
Mr.Children

REFLECTION{Drip}初回盤

収録曲

01.未完
02.FIGHT CLUB
03.斜陽
04.Melody
05.蜘蛛の糸
06.Starting Over
07.忘れ得ぬ人
08.Reflection※インスト
09.fantasy
10.REM
11.WALTZ
12.進化論
13.幻聴
14.足音~Be Strong

データ

2015年6月4日、初登場1位
初動35.5万枚、売上58.6万枚、登場48週
Produce:Mr.Children、小林武史
トイズファクトリー

作品概要

Mr.Childrenの18thアルバム『REFLECTION{Drip}』。前作『[(an imitation) blood orange]』からおよそ2年7か月ぶりのアルバム。完全盤『REFLECTION{Naked}』と今作『REFLECTION{Drip}』による2形態での発売であり、『{Naked}』にも『{Drip}』の初回盤が付属している

こちらの『{Drip}』は『{Naked}』から厳選した14曲で構成されるCDアルバムで曲順も組み替えられているが、「FIGHT CLUB」~「蜘蛛の糸」、「REM」~「幻聴」までの流れはそれぞれ同じになっている。「足音~Be Strong」のカップリングとしてCD化されている「放たれる」を除いて、この『{Drip}』に収録されていない8曲は現在未CD化。シングル「足音~Be Strong」(2位 17.5万枚)、配信限定「REM」、カップリングから「Melody」を収録。初回盤には約60分に及ぶレコーディング・ドキュメンタリーDVDが付属。

今作ではデビュー以来初となる単独セルフプロデュース楽曲が多数収録されている。これまで全面的に関わっていたプロデューサー・小林武史(通称コバタケ)との共同プロデュース作品は全14曲中5曲(『{Naked}』では23曲中6曲)に留まっている。また「忘れ得ぬ人」はアレンジが森俊之であり、Mr.Childrenと小林以外の人物が編曲に関わった初の楽曲である。

感想

シングルとして発表されていた曲やそれに通じるシングル級の曲、メロディアスな歌モノ等で構成された『{Drip}』は所謂ミスチルらしいものを中心に構成、選曲されている。ただ完全盤である『{Naked}』を先に聴いた上で後にこの『{Drip}』を聴いたので当然と言えば当然かもしれないがやはり『{Drip}』だけではやや物足りないのではないかと感じてしまった。『{Drip}』はいわば選び抜かれた耳心地の良い曲達が集まっているわけだが、これだけではセルフプロデュースの手応えや作品制作にあたってミスチルが打ち出した挑戦心の全ては見えてこない。まぁこれまでずっと応援してきたようなファンは『{Naked}』を手に取るだろうし、レンタル等で『{Drip}』を手に取るライトファンの人々にはこれでも十分期待以上だと思わせる程のパワーはあるんじゃないかなとは思う。

おすすめ度★★★★☆

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