【アルバム感想】『Versus』Mr.Children

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Versus
Mr.Children

Versus

収録曲

01.Another Mind
02.メインストリートに行こう
03.and I close to you
04.Replay
05.マーマレード・キッス
06.蜃気楼
07.逃亡者※ドラム鈴木ボーカル曲
08.LOVE
09.さよならは夢の中へ
10.my life

データ

1993年9月1日、初登場3位
初動5.9万枚、売上80.2万枚、登場105週
Produce:小林武史
トイズファクトリー

作品概要

Mr.Childrenの3rdアルバム『Versus』。

シングル「Replay」(19位 8.8万枚)収録。10曲中5曲と、半数の曲の作曲にプロデューサー・小林武史(通称コバタケ)が携わっている。「逃亡者」は作詞・作曲が小林でドラム・鈴木がボーカルを務めている異色曲で、これは桜井が作詞曲&ボーカルに関わっていない唯一の楽曲である(インストを除く)。また「and I close to you」は後11月の4thシングル「CROSS ROAD」カップリングとしてリカットされた。初回限定盤はシースループラスチックケースでジャケットが3D仕様、大型歌詞カード付。

初登場3位を記録し、初のトップ10入りとなり自己最高順位を一気に更新。翌年以降もバンドの大ブレイクに引っ張られる形でチャート下位をウロウロし続け、合計105週というロングセラーとなった。最終ランクインは1997年3月。

感想

アルバムタイトルは暗い曲と明るい曲が対(Versus)になるように交互に登場する事からきているらしい。確かに1曲目「Another Mind」にはこれまでには見られなかったような激しさが垣間見えるし、マイナーな響きが炸裂する「蜃気楼」もかなりダーク。一方、爽快でひたすら明るい「メインストリートに行こう」、さらに「LOVE」や「my life」など後にベスト盤に収録される人気のポップス、ドラム鈴木がボーカルをつとめた「逃亡者」等も収録されており(彼のボーカル曲はこれが最後)、全体的に中々バラエティに富んだ内容である。大ブレイク直前・孵化直前というポジションのアルバムであり、次回作以降が凄過ぎるのでやや霞んでしまいそうな立ち位置の作品ではあるが割とお薦め。

おすすめ度★★★☆☆

Versus

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posted with amazlet at 19.05.13
Mr.Children
トイズファクトリー (1993-09-01)

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