【アルバム感想】『BEST OF BEST 1000 T-BOLAN』T-BOLAN

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BEST OF BEST 1000 T-BOLAN
T-BOLAN

収録曲

01.離したくはない
(作詞・作曲:森友嵐士、編曲:西田昌史)
02.Bye For Now
(作詞・作曲:森友嵐士、編曲:T-BOLAN・明石昌夫)
03.じれったい愛
(作詞・作曲:森友嵐士、編曲:T-BOLAN・明石昌夫)
04.マリア
(作詞・作曲:森友嵐士、編曲:T-BOLAN・明石昌夫)
05.サヨナラから始めよう
(作詞:森友嵐士、作曲:織田哲郎、編曲:T-BOLAN・明石昌夫)
06.おさえきれない この気持ち
(作詞・作曲:森友嵐士、編曲:T-BOLAN・明石昌夫)
07.刹那さを消せやしない
(作詞:森友嵐士、作曲:森友嵐士・五味孝氏、編曲:T-BOLAN・明石昌夫)
08.わがままに抱き合えたなら
(作詞・作曲:森友嵐士、編曲:T-BOLAN・明石昌夫)
09.Heart of Gold
(作詞:森友嵐士、作曲:川島だりあ、編曲:T-BOLAN・明石昌夫)
10.すれ違いの純情
(作詞:森友嵐士、作曲:織田哲郎、編曲:T-BOLAN・葉山たけし)
11.傷だらけを抱きしめて
(作詞・作曲:森友嵐士、編曲:T-BOLAN・明石昌夫)

データ

2007年12月12日、初登場62位、最高42位
初動0.4万枚、売上4.6万枚、登場36週
B-Gram RECORDS

作品概要

T-BOLANのベストアルバム『BEST OF BEST 1000 T-BOLAN』。2002年の『complete of T-BOLAN at the BEING studio』から約5年ぶり。

ビーイング創立30周年に合わせて10パターン一斉発売されたベストアルバムシリーズの一つ。2002年~2003年に発売された『at the BEING studio』シリーズの簡易版的構成でタイトルの1000とは定価の税抜価格を表している。今シリーズの公式サイトではライナーノーツを読む事が可能だったが現在ではサイトごと削除されている。

ベスト盤としては96年の『SINGLES』『BALLADS』、99年(解散時)の『T-BOLAN FINAL BEST GREATEST SONGS & MORE』、02年の『complete of T-BOLAN at the BEING studio』に続く5作目であった。

今作には1st「悲しみが痛いよ」3rd「JUST ILLUSION」11th「LOVE」を除いた94年までのシングルが収録されている他、「Heart of Gold」(「離したくはない」カップリング)がプラスされている。ジャケット写真は93年の4thアルバム『HEART OF STONE』からの流用。チャート初登場の62位から4週目に最高位の42位を記録し、『BEST OF BEST 1000』シリーズの中では最高順位となった。

感想

収録シングルは全て『complete of T-BOLAN at the BEING studio』と被っているが、あちらではライブ音源だった「Heart of Gold」が今作ではスタジオ音源に差し替えられているという違いがあるので完全下位互換とはなっていない。とは言えT-BOLANのベスト盤としては2010年に『LEGENDS』が出ており、あちらは「JUST ILLUSION」「じれったい愛 ’98」以外の全シングルに加えアルバム・カップリングからも人気曲を選出(「Heart of Gold」も入っている)した2枚組決定盤となっている。なので正直いま今作を選ぶ利点は薄い。

ただ「離したくはない」「Bye For Now」「マリア」等の主要曲は当然ながらしっかり入っているので大ヒット期のシングルだけ聴きたいという要望なら叶えられる。あと斉田才によるライナーノーツ(事実と異なる部分が随所にあるとの指摘が多い)は今作にしかないポイントと言えるだろう。2016年頃までなら公式サイトで読む事が出来たんだけどねぇ。

今作は『BEST OF BEST 1000』シリーズの中では目立ったヒットを記録した。2006年に横浜アリーナで行われた亀田興毅のボクシング戦で森友が登場し国家独唱をしたのが大きな話題になったが(ちなみにこの時の視聴率は41%を記録したらしい)、その影響によるものなのだろうか?ってかそれくらいしか理由が見当たらない。02年の『complete of T-BOLAN at the BEING studio』が0.4万枚しか行かなかった事を考えると、ベスト盤のリリースってのは本当にタイミングが大事なんだな…と思う。

おすすめ度★★★☆☆

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