【アルバム感想】『complete of WANDS at the BEING studio』WANDS

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complete of WANDS at the BEING studio
WANDS

complete of WANDS at the BEING studio

収録曲

01.もっと強く抱きしめたなら
02.時の扉
03.愛を語るより口づけをかわそう
04.世界が終るまでは…
05.恋せよ乙女
06.Jumpin’ Jack Boy
07.Secret Night~It’s My Treat~
08.DON’T TRY SO HARD
09.錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう
10.WORST CRIME~About a rock star who was a swindler~
11.明日もし君が壊れても
12.このまま君だけを奪い去りたい
13.Same Side
14.世界中の誰よりきっと~Album Version~
15.声にならないほどに愛しい
16.君が欲しくてたまらない~WANDS Version~※セルフカバー(ZYYG)・初収録
17.寂しさは秋の色~LIVE ACOUSTIC Version~※初収録

データ

2002年8月25日、最高47位
売上1.4万枚、登場3週
Produce:長戸大幸
B-Gram RECORDS

期間限定再発盤

2012年9月26日
B-Gram RECORDS

作品概要

WANDSの4thベストアルバム『complete of WANDS at the BEING studio』。ビーイング主導でアーティスト毎に纏められた『at the BEING studio』シリーズ第2弾。

2000年解体(解散)時のベスト盤『BEST OF WANDS HISTORY』と同様に1st「寂しさは秋の色」2nd「ふりむいて抱きしめて」13th「Brand New Love」15th「「今日、ナニカノハズミデ生きている」」は未収録。「君が欲しくてたまらない~WANDS Version~」は93年に上杉がZYYGへ歌詞提供し、70万枚のヒットを飛ばした楽曲のセルフカバー。「寂しさは秋の色~LIVE ACOUSTIC Version~」は94年6月24日に中野サンプラザで録音されたライブ音源。全曲リマスタリング、ライナーノーツ付き、スペシャルBOX仕様。2012年9月26日には価格を1680円に改め期間限定で再発された。

感想

選ばれているシングルは『BEST OF WANDS HISTORY』と同じなのでオールタイムベストとして聴く場合にはどちらを選んでも構わないが、今作では有名曲のセルフカバーや未発表ライブ音源も入っているのでその分満足度は高いかな。ボーカルが変わって完全別物と化した3期の曲を代表ヒット2曲のみに絞ったのもバランスとしては良かった。出来たら上杉ボーカル期のシングルをコンプリートして欲しかった所ではあるがまぁ仕方ない。というわけでWANDSをオールタイムに追えるベスト盤としては今作が一応の決定盤という事になると思う。個人的にベスト盤としてはポップ期だけに絞って纏められた96年の『SINGLES COLLECTION+6』が好みであるがあれではロック化して以降のWANDSを聴けないので中途半端な作品ではあったし。

いまいちピンと来ないのは長戸大幸の意向により収録されたという「DON’T TRY SO HARD」(4thアルバム『PIECE OF MY SOUL』収録曲)。ベスト盤に入れるタイプの曲では無い気がするしこのラインナップでは場違い感が凄い。もっと他に入れるべき曲はあったように思うのだが…。

ZYYGのデビュー曲「君が欲しくてたまらない」のセルフカバーは93年の3rdアルバム『Little Bit…』収録候補だったそうだが9年経ってようやく日の目を見た形になった。ポップさとロックさが絶妙に入り混じった名曲なので、この曲のために今作を聴いても損は無い。同じく初公開音源である「寂しさは秋の色~LIVE ACOUSTIC Version~」は1コーラスのみと短いながらも非常に哀愁漂う仕上がりになっており最高。デビュー曲でラストを締めるという構成も感動的

おすすめ度★★★★★

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