【アルバム感想】『止まっていた時計が今動き出した』ZARD

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止まっていた時計が今動き出した
ZARD

止まっていた時計が今動き出した

収録曲

01.明日を夢見て(Album Mix Version)
(作詞:坂井泉水、作曲:大野愛果、編曲:小林哲)
02.時間の翼※フルバージョン・アレンジ変更
(作詞:坂井泉水、作曲:大野愛果、編曲:小林哲)
03.もっと近くで君の横顔見ていたい
(作詞:坂井泉水、作曲:大野愛果、編曲:池田大介)
04.pray
(作詞:坂井泉水、作曲:徳永暁人、編曲:小林哲)
05.出逢いそして別れ
(作詞:坂井泉水、作曲:春畑道哉、編曲:春畑道哉・池田大介)
06.止まっていた時計が今動き出した
(作詞:坂井泉水、作曲:中村由利、編曲:徳永暁人)
07.瞳閉じて
(作詞:坂井泉水、作曲:大野愛果、編曲:徳永暁人)
08.さわやかな君の気持ち(Album Ver.)
(作詞:坂井泉水、作曲:徳永暁人、編曲:Dr.Terachi・Pierrot Le Fou)
09.愛であなたを救いましょう
(作詞:坂井泉水、作曲:栗林誠一郎、編曲:明石昌夫)
10.天使のような笑顔で
(作詞:坂井泉水、作曲:大野愛果、編曲:徳永暁人)
11.悲しいほど 今日は雨でも
(作詞:坂井泉水、作曲:大野愛果、編曲:小林哲)

データ

2004年1月28日、初登場2位
初動11.2万枚、売上21.2万枚、登場20週
Produce:坂井泉水
B-Gram RECORDS

作品概要

ZARDの10thアルバム『止まっていた時計が今動き出した』。2001年の前作『時間の翼』以来、3年ぶりという長いインターバルを経ての新作となった。

シングル「さわやかな君の気持ち(Album Ver.)」(4位 7.0万枚)「明日を夢見て(Album Mix Version)」(4位 6.2万枚)「瞳閉じて」(4位 4.4万枚)「もっと近くで君の横顔見ていたい」(8位 5.0万枚)収録。「時間の翼」は前作表題曲のフルバージョンだがアレンジが大幅に変更されている。クイーンのベスト盤『クイーン ジュエルズ~ヴェリー・ベスト・オブ・クイーン~』(初動16.0万枚)に阻まれ最高順位は2位。坂井泉水が亡くなったタイミングである2007年6月には81位まで再浮上した。

感想

今作収録の最古シングルである「さわやかな君の気持ち」のキャッチコピーが「ZARD第2章スタート」だった事もあり、アルバム全体も『時間の翼』期の迷いを抜け新たなフィールドに立ったようなスッキリしたイメージがある。『時間の翼』でもその兆候は見えていたが今作ではバックサウンドが非常に軽い。これは当時のGIZA studioの主流だったサウンドでありZARDもその時流に方向性を合わせたという感じだったのだろう。

僕がJ-POPを本格的に聴き始めたのが2002年だったのでアルバムでは今作からがリアルタイムだったのだが当時からそこまで好きな一作でも無い。当時の僕は『ZARD BEST The Single Collection~軌跡~』、『ZARD BEST~Request Memorial~』を中心に90年代のZARDを聴きまくり絶賛懐古中状態で、「昔の曲は最高だけど今の曲はイマイチ」という感覚を持ったまま今作を手にしたのも大きいだろう。収録シングルがどれも個人的にイマイチだった(「さわやかな君の気持ち」だけは後々好きになったが)というのもある。そのせいか現在聴いてもサウンドが薄味だなぁ~とか思ってしまいそこまでハマれない。新たなZARD像を打ち出したのは伝わるんだけどこれはこれでスッキリし過ぎ、おとなし過ぎという感じが…。ただそんな中でも往年のロックサウンドに近いものを感じる表題曲「止まっていた時計が今動き出した」は名曲だと思う。

おすすめ度★★★☆☆

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