2022年4月新曲レビュー
ここでは日々、CDやストリーミングで聴いた新曲や話題曲についての感想を書いていきますので、何卒宜しくお願い致します。
※あくまで「最近聴いた曲」ですので、必ずしも該当月にリリースされた楽曲とは限りません。
※随時更新中
ちなみに先月分の感想記事は下記です
共鳴 / SixTONES
2022年3月2日(CD)、約44万枚
SixTONESの6thシングル。前作「マスカラ」から約7か月ぶり。
読売テレビ・日本テレビ系アニメ『半妖の夜叉姫』オープニングテーマ。2020年のデビュー曲「Imitation Rain」こそかなり良いと思ったがその後いまいちハマらず。今回久々にシングルを借りた。テレビの音楽番組で聴いただけでは気付かないカッコ良さがあって良い曲。これまでのシングルも改めて聴き直してみようかな。(2022/4/30更新)
おすすめ度★★★★☆
ばかまじめ / Creepy Nuts×Ayase×幾田りら
2022年3月20日(DL)、約1万DL
ヒップホップユニット・Creepy Nutsと、音楽ユニット・YOASOBIのAyase、幾田りらによるコラボレーションソング。Creepy Nuts×YOASOBIで無いのは、YOASOBIは普段小説を音楽にしており今回はコンセプトから外れるためだという。
ニッポン放送『オールナイトニッポン』放送開始55周年記念公演『あの夜を覚えてる』主題歌。Creepy NutsとYOASOBIはそれぞれオールナイトニッポンでパーソナリティーを務めており今回タッグを組んだ。DJ松永とAyaseが曲を作り、そこにR-指定とAyase、幾田で詞を乗せた。
聴いた印象は、幾田りらソロにラップが入ってるバージョンみたいな感じ。Creepy Nutsはテレビタレントとしては見かけるけど曲は聴いた事が無い。もしかしたらCreepy Nuts要素が強いのかもしれないけどそこは分からない。能天気な曲調なのでYOASOBIのキレを求めて聴くと拍子抜けしちゃうかな。豪華なコラボだけど軽過ぎてそこまでハマらない曲だった。(2022/4/6更新)
おすすめ度★★★☆☆
Days / コブクロ
2022年3月30日(DL)
コブクロの配信楽曲。前シングル「両忘」から約8か月ぶり。
3月25日に大阪城ホールで開催されたファンサイト会員限定ライブにて初披露された。楽曲自体は非常にコブクロらしい実直な曲…という印象で可もなく不可もなくという感じだ。確か最後に借りたシングルが2015年末の「未来」だったので本当に久しぶりにコブクロを聴いた。
長年ハマりそうでハマらないグループ・それがコブクロ。わたくしマーの高校2年生の頃、ベスト盤『ALL SINGLES BEST』が200万枚を突破する空前の大ヒットとなり“コブクロブーム”が到来。クラスの仲間達もこぞってカラオケでコブクロを歌いまくっていたし僕もベスト盤を借りて「風」「願いの詩」「Million Films」等良い曲だな~と思ってはいたのだが。そこからガッツリとオリジナルアルバムまで揃えて聴くとか、そこまではハマらず現在に至る。
ハマる、ハマらないの基準は自分でも分からない。謎が多い。10曲かそれ以上は好きな曲があって、シングル以外にも好きな曲あって、カラオケでも何曲か歌える…けどもう一歩ハマらない。まぁいきものがかりにハマるのに13年かかった僕なのでね。いきものがかりも2019年まではコブクロと同じような感じだった。近い将来コブクロにもどハマりする可能性は高いと思うのでその際には当サイト『風の行方』にも感想がドッと増える事だろう。(2022/4/2更新)
おすすめ度★★★☆☆
五月雨よ / 櫻坂46
2022年3月30日(DL)
2022年3月30日(Special Edition)
2022年4月6日(CD)、約42万枚
櫻坂46の4thシングル。前作「流れ弾」から約半年ぶり。イオンカードCMソング。
山崎天がシングル表題曲では初センター。作曲の温詞(あつし)は「センチミリメンタル」というプロジェクトの中の人で5月11日発売予定の日向坂46の7thシングル「僕なんか」でも作曲を手掛ける。
壮大なスケールの曲。櫻坂に改名してからだけでなく、欅坂時代を通じてもこうした曲調がシングル表題曲になるのは初めてだ。1stシングル「Nobody’s fault」は険しく、2nd「BAN」3rd「流れ弾」もアップテンポだけど不穏だったのでここまでの鬱屈とした感じを振り払うかのよう。中々良い曲。5月に降る長雨がテーマかと思いきや〈五月雨式に好きになってく〉というフレーズもあり、「途切れがちにくり返していく恋心」を五月雨に例えている片想いソングであった。
最年少の山崎が満を持してセンター、かつ発売日の4月6日が欅坂のデビューシングル「サイレントマジョリティー」発売日と同じで、ここからが新章の始まりだ!感も伝わってくる。まぁ改名もしてて何回仕切り直ししてんだって言われたらそれまでだけど。改名以降、曲調的に今回初めて新しい風を感じたのでね。(2022/4/4更新)
おすすめ度★★★★☆
One Night Carnival / ももいろクローバーZ
2022年3月30日(DL)
3月30日にリリースされた氣志團のトリビュートアルバム『All Night Carnival』収録曲。これは浜崎あゆみや木梨憲武等様々なアーティストによる全曲「One Night Carnival」カバーで構成されたトリビュートアルバム。
原曲は2002年に氣志團のメジャーデビューシングルとしてリリースされたもの。原曲のシングルは18万枚という微妙な売上ながら今やカラオケの定番曲としてミリオンヒットクラスの認知度を誇る。今回ももクロのカバーだがまぁももクロらしい賑やかで楽しい感じになっていて良いと思う(間奏の台詞部分はももクロ仕様に変更されている)。今回聴いて初めてこれ良い曲だなと思えた。(2022/4/5更新)
おすすめ度★★★☆☆
あの夢をなぞって(Ballade Ver.) / YOASOBI
2022年3月30日(DL)、約1万DL
YOASOBIの配信楽曲。前作「ミスター」から約1か月半ぶり。
2020年1月にリリースされた2nd配信シングル「あの夢をなぞって」のリアレンジバージョン。こちらのリアレンジバージョンは大塚製薬「カロリーメイト」CMソングとして2021年11月からオンエアされた。今作は事前情報・告知無しのサプライズ配信リリースであった。
いしき蒼太による原作小説『夢の雫と星の花』がバーティカルシアターアプリ「smash.」にて上白石萌歌主演で実写映画化。この曲が主題歌となった。映画は3月24日から配信が開始している。
セツナ系スピードロックだった原曲とは打って変わってゆったりしたアレンジが施されている。ただ「Ballade Ver.」という程バラードっぽくは無い。バラードというとピアノでしっとり…とかストリングスで壮大に…みたいなのを想像するがそういうんじゃ無くてこれはテンポは落ちたけどミディアム位って感じ。ちなみに元々の歌い出し〈夜の空を飾る~〉の部分は無くなっており、〈夢の中で見えた~〉から始まるので原曲よりちょっと短くなっている。
原曲の方はYOASOBIで一番好きな曲。元々のメロディーが良いのでこのBallade Ver.も良い曲に仕上がっている。こっちの方が好みという人も居るだろう。ただ僕としては原曲のあの駆け抜けるスピード感が堪らなく好きだったのよね。「夏の夜に君と見た花火」という、二度と戻れない青春のノスタルジー。あの胸キュンセツナ感はやっぱ原曲の方が圧倒的だなと思う。(2022/4/3更新)
おすすめ度★★★★☆
大人になって / アイナ・ジ・エンド
2022年4月1日(DL)
ガールグループ・BiSHのメンバー、アイナ・ジ・エンドによるYUKIのカバー。Galaxy「ずっと一緒さ。新生活」篇CMソング。原曲は2012年に発売されたYUKIのベストアルバム『POWERS OF TEN』に未発表曲として収録されていたもの。
O社のデジタルシングルランキングでYUKIの原曲がチャートに浮上してきてて、10年前の曲が何故いまチャートに!?と思い調べたら前述のCMでカバーされ話題になっているとの事。このCM知らないから話題になってる事も知らんかった。自分がテレビを観なくなってきているなと改めて感じた。
原曲も聴いてみたけど覚えていなかった。『POWERS OF TEN』は当時買ったし1回は絶対聴いているハズなのだが。味わい深いバラードでまぁ普通に良い曲である。ただ地味なのは確かなので、今回のように「CMで話題になった」とか「他歌手にカバーされた」とかのプラスα要素を持って聴かないと埋もれる。原曲の「ベストアルバムにオマケ感覚で収録されている新曲」という立ち位置では印象に残らなかったのも納得できる。
アイナ・ジ・エンドのボーカルは癖が強いが結構好きな方だ。原曲は全編通してざっくりバンドサウンド。このカバーは基本ピアノメインで瑞々しく、後半バンドが入ってくる。また違う良さが出てると思う。まぁどっち聴くってなったら原曲の方を選ぶけど(YUKIファンなので)。結論としては「忘れてた曲を掘り返して教えてくれてありがとう」って所。(2022/4/7更新)
おすすめ度★★★☆☆
花は誰のもの? / STU48
2022年4月7日(DL)
2022年4月13日(CD)、約16万枚
STU48の8thシングル。前作「ヘタレたちよ」から約半年ぶり。
石田千穂・瀧野由美子・中村舞の3人がトライアングルセンター。これは公演やメディア等、楽曲を披露する場によってセンターが入れ替わるという仕組み。AKB他でダブルセンターや4人同時センターはあったが、今回のような入れ替わりシステムは初めてか?…と思っていたがAKB48の「Beginner」があったな。
作曲は元チェッカーズの鶴久政治。シリアスな問題提起ソング。明らかに現在の情勢を歌ったような歌詞だがこの一ヶ月急ピッチで制作されたのだろうか?確かにデビュー曲「暗闇」も暗かったが今回はワールドワイドで規模が違う。シリアスながら温かみも持ち合わせたメロディーで良曲。ここへ来てこんなキレのあるメロディーを出してくるとは意表を突かれたなー。鶴久政治ってたまにバラエティー番組に出てくる過去の大物タレント(失礼)ってイメージしか無かったんだが考えを改めようと思う。(2022/4/9更新)
おすすめ度★★★★☆
陽はまた昇るから / 緑黄色社会
2022年4月10日(DL)、約1万DL
2022年4月20日(CD)
緑黄色社会の5thシングル。前作「LITMUS」から約8か月ぶり。
映画『クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』主題歌。歌番組で「Mela!」は耳にした事あるけどそれ以外の曲は知らない。今回クレしん映画の主題歌という事で初めてしっかり聴いた。そつのないJ-POPで普通に良い曲。聴き終わると覚えていないんだけど聴いている間はテンション上がる。
個人的にコブクロやスキマスイッチ、BUMP OF CHICKEN等と同じように、「いつかハマりそう」感があるバンド(本当に僕の中の感覚の話です)。最近そこから脱したのはいきものがかりで、2006年に知って2019年に全アルバム一気聴きしたのでハマるのに13年かかった。なので緑黄色社会にもあと10年位したら激ハマりする…かも。(2022/4/12更新)
おすすめ度★★★★☆
クロノスタシス / BUMP OF CHICKEN
2022年4月11日(DL)、約3万DL
BUMP OF CHICKENの配信楽曲。前作「Small world」から約5か月ぶり。
映画『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』主題歌。意外と地味というか大人しめの曲。コナン映画というと爆破やアクション等ド派手な展開が多い印象なのでもっと派手な曲になるのかと思ってた。
コブクロと同じく長年ハマりそうで大ハマりはしないバンド、それがBUMP。2000年代に中学~高校生を過ごしたわたくしマーにとってまさにドンピシャ世代のバンドで、同級生はこぞってカラオケで歌いまくっていたしCDもよく貸してもらった。「fire sign」や「ギルド」等アルバム曲ながら好きな曲もあるのだが…何故か大ハマりはしないのよね。ミスチルやスピッツと比べると優先度が低いというか…。(2022/4/29更新)
おすすめ度★★★☆☆
ねがう夜 / aiko
2022年4月13日(DL)
2022年4月27日(CD)、約2万枚
aikoの42ndシングル。前作「食べた愛/あたしたち」から約7か月ぶり。
コブクロやBUMPと同様、aikoもハマりそうでハマらない(何回書くんだコレ)。「シアワセ」「KissHug」「くちびる」等、ハッキリ好きな曲もあるのだが…。今回の曲も、いつも通りの安定アッパーチューンというだけで他に書く事が無い。普通に良い曲という感じだ。(2022/4/29更新)
おすすめ度★★★☆☆
so far so good / 小田和正
2022年4月13日(DL)、約1万DL
小田和正の配信楽曲。前作「こんど、君と」から約1年ぶり。
NHK総合テレビジョン『ドラマ10・正直不動産』主題歌。ベテランらしいどっしりした盤石の演奏とメロディー。桑田佳祐等にも共通するこの安心感は何なんだ。過去曲で例えるならKAT-TUNに提供した「僕らの街で」に近い哀愁を持っている。これはかなり好きな部類の曲だった。6月には約8年ぶりのオリジナルアルバム『early summer 2022』が出るらしいけど期待。コーラスには何故かTRICERATOPSの和田唱と、松たか子が参加している。よーく聴くと分かる。(2022/4/29更新)
おすすめ度★★★★☆
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