【アルバム感想】『Good-bye My Loneliness』ZARD

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Good-bye My Loneliness
ZARD

Good-bye My Loneliness

収録曲

01.Good-bye My Loneliness
(作詞:坂井泉水、作曲:織田哲郎、編曲:明石昌夫)
02.愛は暗闇の中で
(作詞:坂井泉水、作曲:栗林誠一郎、編曲:ZARD・寺尾広)
03.恋女の憂鬱
(作詞・作曲:川島だりあ、編曲:明石昌夫)
04.Oh!Sugar Baby
(作詞:坂井泉水、作曲:栗林誠一郎、編曲:葉山たけし)
05.女でいたい
(作詞・作曲:川島だりあ、編曲:葉山たけし)
06.It’s a Boy
(作詞:坂井泉水、作曲:栗林誠一郎、編曲:明石昌夫)

データ

1991年3月27日、最高34位
初動1.2万枚、売上25.4万枚、登場45週
Produce:長戸大幸
ポリドール・b-gram

再発盤

1993年9月1日
B-Gram RECORDS

作品概要

ZARDの1stアルバム『Good-bye My Loneliness』。今作のみアーティスト名が「Zard」となっている。

2月10日にリリースされたデビューシングル「Good-bye My Loneliness」(9位 20.9万枚)とC/W「愛は暗闇の中で」を収録。「愛は暗闇の中で」はビーイング所属のヘヴィメタルバンド・BLIZARDのカバー。坂井泉水死去後の2008年には上木彩矢をゲストに迎えたリメイク音源が制作され、日本テレビ系アニメ「名探偵コナン」タイアップとなった他44thシングル「翼を広げて/愛は暗闇の中で」としてリリースされた。

順位としては初登場時の34位を越える事は無かったものの、リリースから長くの間チャートの50位~90位台を延々ウロウロ。何度かチャートアウトするも92年~93年とコンスタントにヒットを出していた余波で今作も地道に売れ続け、93年9月まで合計45週登場というロングセラーを記録した。93年9月にはポリドールからB-Gram RECORDSとして独立し再発盤がリリースされ、ポリドール盤は廃盤となった。

感想

ややダークでハードな曲が多い。坂井さんのボーカルもまだ不安定で、歌い方が定まっていないという感じだ。現在聴くとこのサウンドにも時代を感じるけど楽曲自体は中々印象的なものも多い。特にラストの「It’s a Boy」等は全盛期にも引けを取らない切なさ全開の名バラードでお薦め。初期ということでスルーされてしまいがちな今作だが(実際僕もZARDを聴き始めてから10年くらい経って手に取った…)何気に良曲が隠れてるので聴かないのは勿体無い。初期のZARDってこんな感じだったんだと資料的な観点から聴いてみるだけでも意味はあると思う。ちなみに「恋女の憂鬱」と「女でいたい」はビーイング所属の女性ミュージシャン・川島だりあが作詞を手掛けている。ZARD楽曲で坂井さんが作詞していないのはこの2曲だけなのでは?

おすすめ度★★★☆☆

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