米津玄師・星野源・Official髭男dism・なにわ男子他、2022年5月新曲レビュー

最近聴いたJ-POP感想
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2022年5月新曲レビュー

ここでは日々、CDやストリーミングで聴いた新曲や話題曲についての感想を書いていきますので、何卒宜しくお願い致します。
※あくまで「最近聴いた曲」ですので、必ずしも該当月にリリースされた楽曲とは限りません。
※随時更新中
※なお今月分から評価を「★」方式から「アルファベット」方式に変更致しました。評価基準と変更の経緯につきましてはプロフィールをご覧ください。

ちなみに先月分の感想記事は下記です

小田和正・BUMP・YOASOBI・SixTONES他、2022年4月新曲レビュー
2022年4月新曲レビュー ここでは日々、CDやストリーミングで聴いた新曲や話題曲についての感想を書いていきますので、何卒宜しくお願い致します。 ※あくまで「最近聴いた曲」ですので、必ずしも該当月にリリースされた楽曲とは限りません。 ※随時...

喜劇 / 星野源

2022年4月8日(DL)、約11万DL

星野源の配信楽曲。前作「Cube」から約6か月ぶり。

テレビ東京系アニメ『SPY×FAMILY』エンディングテーマ。星野源はアルバム『YELLOW DANCER』と『POP VIRUS』を借りた事ある位でそこまで深く聴いていない。サブスクでなら手軽に聴けるのがありがたい。

淡々とした大人しめの曲。アニメのエンディング主題歌で、オープニングのヒゲダンが派手な曲だったので落差が激しい。ただ確かに地味だけどメロディーは中々好み。サビが裏声なのも面白い。90年代によくあったカップリングの良曲、という感じ。(2022/5/14更新)

おすすめ度…B(お気に入り)

Trick me / 秦基博

2022年4月13日(DL)
2022年4月13日(CD)

秦基博の配信&ファンクラブ盤シングル。前作「泣き笑いのエピソード」から約1年3か月ぶり。

UNITED ARROWS green label relaxingコラボレーション・キャンペーンのコーディネーション・ソング(どういう意味なのかは知らん)。昨年出た吉岡聖恵の「まっさら」(作曲:秦基博)があまりに気に入ったので作者そのものの作品を聴いてみようと思った次第。浮遊感のあるちょっと変わった曲だが悪くない。「Girl」や「ひまわりの約束」のような正統派ポップスのイメージが強いんだけどこういう異色な曲でも持ち前のメロディアス性さは感じられる。(2022/5/20更新)

おすすめ度…C+(普通+)

鳴り響く限り / YUKI

2022年4月13日(DL)

YUKIの配信楽曲。5月11日リリースのEP『Free & Fancy』からの先行配信となる。

アニメ『ダンス・ダンス・ダンスール』オープニングテーマ。作曲の小形誠はアルバム曲をYUKIに提供した事がある他、AKBやTOKIO等にも提供経験のある作家。

シングルでもアルバムでも無いEPというスタイル。収録されている3曲の中では、この曲はタイアップも付いてるし、一応リード曲という立ち位置なんだろうけどそこまで突き抜けた曲とも感じない。そこそこ良い曲が3つ集まってる。その中ではこの曲が一番YUKIっぽさがあるかな。ファンキーでメロディアスでもある普通に良い曲。(2022/5/12更新)

おすすめ度…C+(普通+)

ミックスナッツ / Official髭男dism

2022年4月15日(DL)、約22万DL

Official髭男dismの配信楽曲。前作「Anarchy」から約3か月ぶり。

テレビ東京系アニメ『SPY×FAMILY』オープニングテーマ。かなりチョコマカしたナンバー。一見とっ散らかったハチャメチャな曲に思えるけどサビのメロディーはかなりキャッチーで好みだった。だからこそ思う。「このアレンジで良かったの?」と…。それこそ「Pretender」とか「パラボラ」みたいな王道のアレンジにしたらかなり化けるのでは? そこが勿体ない。しかしこのタイアップアニメ、オープニングが髭男、エンディングが星野源って豪華だな。(2022/5/13更新)

おすすめ度…B(お気に入り。王道アレンジだったらB+いってたかもしれない)

凸凹 / 吉岡聖恵

2022年4月17日(DL)
2022年6月15日(CD)

いきものがかりのボーカル・吉岡聖恵の2ndシングル。前作「まっさら」から約6か月ぶり。

テレビ朝日系アニメ『カッコウの許嫁』オープニングテーマ。吉岡とかねてから親交の深い緑黄色社会のボーカル・長屋晴子の提供。緑黄色社会って凄いな。最近出てきた新人バンドってイメージなのにこんなベテランに提供って…。調べたら長屋は大原櫻子やDISH//にも提供しているらしい。

いきものがかりでもやりそうなアップテンポナンバー。メロディーも良いけど派手派手な演奏が結構好み。サビのドラムとか派手!って感じで良い。前作「まっさら」は楽曲自体が名曲だったので、提供者が変わったらイマイチかなと危惧していたんだけど普通に良い曲だと思えた。どうやら僕は吉岡聖恵の声自体が好きなのかもしれない(顔も好きだけど)。(2022/5/12更新)

おすすめ度…B(お気に入り)

それを愛と呼ぶなら / Uru

2022年4月24日(DL)、約6万DL
2022年6月1日(CD)、約1万枚

Uruの12thシングル。前作「Love Song」から約10か月ぶり。

TBS系ドラマ『マイファミリー』主題歌。「プロローグ」や「ファーストラヴ」系統のこれぞUruという感じのバラード。僕はこの系統が好きなのでウエルカムだが、「バラードばかり続いて飽きるんだけど…」という意見も出てきてるのかな? いやそもそもそういう人はUruを聴かないか。今回も安定の良メロで良かった。(2022/5/15更新)

おすすめ度…B(安定。今んとこ全然飽きは来ない)

The Answer / なにわ男子

2022年4月27日(CD)、約60万枚

なにわ男子の2ndシングル。前作「初心LOVE」から約5か月ぶり。

道枝駿佑主演日本テレビ系ドラマ『金田一少年の事件簿』主題歌。キラキラジャニーズポップだった「初心LOVE」からまたイメージをガラリと変えてきた。ミステリアスなダンスナンバーで、系統としては嵐の「truth」や「Monster」に似てる。けど若さ故か(「truth」「Monster」の時点で嵐は10年目だった)更に勢いに満ちている。ミュージックステーションで初めて聴いた瞬間からかなりツボで好きな曲。

唯一ネックなのは相変わらずキーが高すぎてカラオケが絶望的な点。歌いたいのに…。キンプリ以降顕著だけど最近の男子は皆キー高くねぇか? 人間の声帯がここ20年で進化したとしか思えない。Kis-My-Ft2までは割かし歌い易かったよ。

さて遂に始まりましたね5代目『金田一』。ドラマから入った身で、初代からリアルタイムで欠かさず観ているファンとしてはこの時代に新シリーズをやってくれるというだけで嬉しい(前回山田涼介の時点でも「まだやってくれるんだ嬉しい」と思ったし)。あとHuluで堂本剛・松本潤・亀梨和也・山田涼介と歴代シリーズ全話+映画版がすべて配信されたのに感動。値打ちこいてサブスク出さないと思ってたから嬉しくなって即加入、全話観てしまいました。良い時代になったよね。(2022/5/18更新)

おすすめ度…A(名曲)

さよならプラスティックワールド / Perfume

2022年4月29日(DL)

Perfumeの配信楽曲。シングル「Flow」から約2か月ぶり。

NHK『みんなのうた』4月・5月新曲。前作で「どれも同じに聴こえる歌手の極み」と言い放ったものの新曲が出ると聴いてしまうPerfume。『みんなのうた』故かいつもよりはちょっと違う感じがするけどやっぱりあっさりと通り過ぎて行ってしまうのは否めない。聴いている最中は結構良いなと思ってるんだけどね。「FLASH」や「TOKYO GIRL」のようなガツンとしたサビを聴きたい。(2022/5/17更新)

おすすめ度…C(普通)

Walkin’ In My Lane / milet

2022年4月29日(DL)、約1万DL
2022年5月25日(CD)、約1万枚

miletの配信楽曲。前作「Flare」から約2か月ぶり。5月25日にCD化。

miletはこれまでCDシングルを出していなくて、シングルに該当するアイテムはあくまで「EP」とされている。ただWikiによると今作は「1st CDシングル」にとしてCD化されるとの事。

フジテレビ系ドラマ『やんごとなき一族』主題歌。ここ数作ハマらない曲が続いていた影響もあってか今回はかなり良く感じた。バンドサウンドでガツン!という訳じゃ無く一見単調な曲だけど、何故か癖になるタイプ。miletと作詞・作曲を共作しているRyosuke”Dr.R”Sakai(サカイ・リョウスケ)氏は、30歳で歯医者から音楽プロデューサーへ転身したという異色の経歴らしい。

おすすめ度…B(お気に入り)

それだけでいい / 大原櫻子

2022年5月11日(DL)
2022年5月11日(CD)

大原櫻子の14thシングル。前作「ポッピンラブ!/Greatest Gift」から約6か月ぶり。

作詞は大原櫻子、作・編曲は小名川高弘。ファンに向けての歌という事で歌詞にある〈僕〉は大原櫻子、〈君〉はファンの事を示しているという。その割には歌詞が個人的な恋愛過ぎる気もするが…一見恋愛ソングなんだけど実はファンへの想いを歌った曲である、というギミックがミソなんだろうな。

曲はまぁ、普通の櫻子バラードって感じ。櫻子バラード好きなんだけど、やっぱ初期と比べるとメロディーやオーラが地味になったように感じる。ってかシングルにしては地味というのが正しい。アルバムの小品って感じ。(2022/5/23更新)

おすすめ度…C(普通)

M八七 / 米津玄師

2022年5月13日(DL)、約16万DL
2022年5月18日(CD)、約24万枚

米津玄師の12thシングル。シングルCDとしては「Pale Blue」から約11か月ぶり。

映画『シン・ウルトラマン』主題歌。初代ウルトラマンの出身地とされるのは「M78星雲」なのになぜ「87」なのか。実は初代ウルトラマン制作当時、本来の設定では「M87星雲」だったのに台本の誤植で「78」になってしまった。その誤植を訂正せずそのまま公式設定となってしまったのが「M78星雲」という事なのだという。それを踏まえて『シン・ウルトラマン』監督の庵野秀明が「M八七」でどうかと提案してこのタイトルになったらしい(米津自身の当初のタイトル案は「M78」だった)。

実際『シン・ウルトラマン』は観に行って面白かったし、エンディングでこの曲がバン!と流れてきた時の、奮い立たされるパワーは感じた。映画館特有の沸き立つ感じ。ただ、この楽曲単体で考えるとそこまで好みではないかなと…。キャッチーなメロディーとかでは無い、険しい楽曲。印象としては鈴木あみの「HAPPY NEW MILLENNIUM」のダーク版。カッコ良さは確かにあるけどカラオケで歌いたいとか、日常生活で何回も聴きたいという欲求までは至らない。あくまで映画とワンセットな曲という感覚。

あとタイトルがウルトラマン専用過ぎるので、今後米津のキャリアの中で今作だけ浮いた存在になってしまわないか…とか余計な心配をしてしまう。(2022/5/22更新)

おすすめ度…C(あくまで映画『シン・ウルトラマン』とセットで楽しむ曲)

Sweet Impact -The Greatest Ver.- / BoA

2022年5月16日(DL)

BoAの配信楽曲。5月30日リリースの20周年記念リテイクベスト『The Greatest』から先行配信。

K-POPという言葉が生まれる遥か以前にひとり大ヒットを飛ばしていたBoA。2002年の1stアルバムは90万枚、2003年の2ndアルバムはミリオン越え(既にCDが売れなくなってきていた時代にこれは相当な数字だ)。僕の中学時代(2002~2004年)は丸々BoAの全盛期と重なるのだがやはり当時の勢いは凄く、僕の母親も1stアルバムを買ってたし、カラオケでも同級生が男女問わず高頻度で誰か歌っていた。体感的に「LISTEN TO MY HEART」「VALENTI」「メリクリ」辺りは周囲で誰しもが知る有名曲だったというイメージ

3月頃から配信でリテイクを連発してくるな~とは思っていたんだけど聴く程には至らず。今回結構好きな曲が来たのでサブスクで聴いてみた。2007年リリースの23rdシングルをリテイク。原曲はテレビで聴く位だったんだけどBoAの中では1、2を争う程好き(じゃあ原曲の時点で買うか借りるかしろよって話なんだけど)。

気軽に聴いたんだけどリテイクは想像を超えるほど良かった。声と演奏。まず現在のBoAのボーカルが昔と変わらず力強い。普通年齢を重ねたらどうしても声が弱くなったりするのにそれが無いしむしろテクニックが付いた分進化してる。あとバッキバキしていた原曲のサウンドに対してこちらは流れるようにシャレオツなバンドスタイルになってて最高(『僕らの音楽』とか『FNS歌謡祭』の演奏みたいな感じ)。完全に原曲を上回ってる。少なくとも僕は圧倒的にリテイク版の方が好きである。(2022/5/19更新)

おすすめ度…A(珍しく原曲を超えたセルフカバー)

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