【アルバム感想】『B’z』B’z

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B’z
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収録曲

01.だからその手を離して
(作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘)
02.Half Tone Lady
(作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘)
03.ハートも濡れるナンバー~stay tonight~
(作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘)
04.ゆうべのCrying~This is my truth~
(作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘)
05.Nothing To Change
(作詞:亜蘭知子、作曲:松本孝弘)
06.孤独にDance in vain
(作詞:稲葉浩志、作曲:大槻啓之)
07.It’s not a dream
(作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘)
08.君を今抱きたい
(作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘)
09.Fake Lips
(作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘)

データ

1988年9月21日、初登場48位、最高47位
初動0.4万枚、売上33.8万枚、登場87週
Produce:中島正雄
BMGビクター

作品概要

B’zの1stアルバム『B’z』。当時のキャッチコピーは「最先端から加速する。(空想の未来なら、いらない。)」。1988年5月、ボーカリストを探していた松本孝弘にビーイング社長兼音楽プロデューサーだった長戸大幸が稲葉浩志のデモテープを聞かせた事から2人が初対面、その僅か4か月後に今作のリリースとなった。

デビューシングル「だからその手を離して」(今作と同発)とC/W「ハートも濡れるナンバー~stay tonight~」を収録。作詞と作曲が1曲ずつ外部に任されており、「Nothing To Change」は亜蘭知子が作詞を、「孤独にDance in vain」は大槻啓之が作曲を務めている。

リリース当時は100位内に4週チャートインしたのみだったが、B’zがじわじわブレイクしてきた90年5月(4thシングル「BE THERE」がリリースされた時期)に再びチャートに復活。91年1月に最高位である47位を記録(2週連続)。その後も80~90位台をウロウロとさまよい続け最終的に92年9月(11thシングル「ZERO」発売の直前)までランクインしていた

感想

記念すべきデビューアルバムだが、ドタドタした打ち込みサウンドがかなり目立ち肝心のギターは後方に引っ込んでいる。若き日の稲葉のボーカルも固い。後追いで聴くと全体的にメロディーも地味というかパッとしないものが多く、とてもじゃ無いが後に天下を獲るグループだとは思えない…。当時は「ロック」と「打ち込み」の融合を目指していたという事からこのようなサウンドになったようだが…。初期B’zはTM NETWORKに近いとよく言われているが確かに納得できる。英語が多用された歌詞からも、稲葉がまだ作詞の要領が掴めず試行錯誤していた感が伝わってくる。2人が出会って僅か4ヶ月という急ピッチで制作されたからか、手探り状態で生み出された今作の出来には未だに本人達も満足していないらしい。この中ではやはりシングルに選ばれた「だからその手を離して」が頭一つ抜けているというか耳に残る曲だなとは思ったが、現在のイメージのまま聴くと多分馴染めない一作である。

おすすめ度★★☆☆☆

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