【アルバム感想】『ステレオ太陽族』サザンオールスターズ

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ステレオ太陽族
サザンオールスターズ

ステレオ太陽族(リマスタリング盤)

収録曲

01.Hello My Love
(作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:サザンオールスターズ、弦管編曲:八木正生)
02.My Foreplay Music
(作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:サザンオールスターズ)
03.素顔で踊らせて
(作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:サザンオールスターズ)
04.夜風のオン・ザ・ビーチ
(作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:サザンオールスターズ)
05.恋の女のストーリー
(作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:サザンオールスターズ)
06.我らパープー仲間
(作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:八木正生)
07.ラッパとおじさん(Dear M.Y’s Boogie)
(作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:サザンオールスターズ、弦管編曲:八木正生)
08.Let’s Take a Chance
(作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:サザンオールスターズ、弦管編曲:八木正生)
09.ステレオ太陽族
(作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:サザンオールスターズ)
10.ムクが泣く※関口和之ボーカル曲
(作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:サザンオールスターズ)
11.朝方ムーンライト
(作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:サザンオールスターズ)
12.Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)
(作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:サザンオールスターズ)
13.栞のテーマ
(作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:サザンオールスターズ)

データ

1981年7月21日(LP)、最高1位
売上32.2万枚、登場22週
1981年7月21日(CT)、最高2位
売上15.7万枚、登場22週
Produce:高垣健、サザンオールスターズ
ビクター

以下再発盤データ

1984年6月21日(CD)
1989年6月25日(CD、CT)
1998年4月22日(CD)、最高72位、売上0.4万枚、登場1週
2008年12月3日(リマスターCD)、初登場94位、売上0.2万枚、登場1週

作品概要

サザンオールスターズの4thアルバム『ステレオ太陽族』。1980年の前作『タイニイ・バブルス』から1年4か月ぶり。なお間にカセットのみの企画盤ベストアルバム『Kick Off!』『アーリー・サザンオールスターズ』がリリースされていた(どちらも現在は廃盤)。

シングル「Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)」(49位 4.6万枚)とC/W「朝方ムーンライト」を収録。9月に「栞のテーマ」がシングルカット(35位 5.5万枚)され、同時にC/Wとして「My Foreplay Music」もリカット。前作『タイニイ・バブルス』以降に発売されていたシングルの内「いなせなロコモーション」「ジャズマン(JAZZ MAN)」「わすれじのレイド・バック」「シャ・ラ・ラ/ごめんねチャーリー」は未収録。「ムクが泣く」はベースの関口が作詞作曲ボーカル担当。サポートメンバーとしてアレンジャー・八木正生が参加している。

1984年6月に初CD化された後、89年6月にCD再発。デビュー20周年を迎えた98年には音量調整を施した上で再発。30周年を迎えた2008年にはオリジナルアルバム全作が初のリマスタリング盤として一斉再発された。

感想

1曲目「Hello My Love」は爽やかなミディアムナンバーで単純に良い曲だし、続く「My Foreplay Music」もこの時期としては珍しく攻撃的で耳に残る。このように冒頭では非常に快調な滑り出しを見せるのだが、3曲目からいきなり大人の渋みを打ち出したムーディーなナンバーが連発される。もしも未収録となった「いなせなロコモーション」や「シャ・ラ・ラ」辺りが入っていたらまだカラフルな印象が出たかもしれないが…。『海のYeah!!』や「TSUNAMI」以降のサザンのイメージで聴くとかなり地味に感じてしまうだろう。このジャズィーな雰囲気は八木正生の影響なのだろうか。メロディーを放棄したような妙なノリの曲もありやはりなかなか受け付けられない。今作の本当の良さを味わうにはもう少し年齢を重ねないといけないかもしれない…。

おすすめ度★★★☆☆

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