ZARD 歴代シングル&名曲感想 #1 ~1991-1995~

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ZARD 歴代シングル&名曲感想 #1 ~1991-1995~

こんにちは、J-POP大好き人間・マー(@kazeno_yukue)です。

作詞・ボーカルを務める坂井泉水を中心とした音楽ユニット・ZARD。僕がビーイング系にハマるキッカケとなった存在であり個人的殿堂入り歌手の一組である。

元々本名「蒲池幸子」名義でモデルやレースクイーンの活動していたところ、ビーイング創業者・長戸大幸に才能を見出され1991年にZARDとして歌手デビュー。「負けないで」「揺れる想い」等大ヒット曲を連発し、特にアルバムでは9作連続ミリオンセラーという記録を打ち立てる等、ビーイングはおろか日本を代表するビッグアーティストにまで上り詰めた。

93年の大ブレイク曲「負けないで」で『ミュージックステーション』に出演したのを最後にテレビ出演は消滅するが、メディア露出が無くなったにも関わらずそれが逆に神秘性を高めさせZARDは更に大ブレイク。この1993年はビーイング自体がトレンドとなり大ヒットを連発・ヒットチャートを席巻し一大ブームを築くがその中心的存在にまでなった。そんなZARDの残してくれた全シングル及びアルバムの名曲たちを紹介します。

1991年

Good-bye My Loneliness

1991年2月10日
初登場28位、最高9位、初動0.9万枚、売上20.9万枚、登場15週

作詞:坂井泉水、作曲:織田哲郎、編曲:明石昌夫

1stシングル表題曲。

リリースから4週目に最高位である9位を記録。デビューシングルながら20万枚を突破するヒットとなった。

記念すべきデビュー曲。フジテレビ系ドラマ『結婚の理想と現実』主題歌。ドラマのプロデューサーが当初大滝詠一に主題歌を依頼しに行ったが大滝から「今一番売れているのはビーイングだ」と言われてしまい、渋々ビーイングに出向きデビューを控えた新人歌手のデモテープをいくつか試聴。その中から選ばれたのがこの曲だったという。

楽曲の方は都会的な空気を醸し出すミディアムバラード。僕がこの曲を初めて聴いたのは1997年の1stセレクションアルバム『ZARD BLEND~SUN&STONE~』(ボーカル再録バージョン)でだったのだがその時には正直「何か地味だ曲だなぁ」という印象しか無かった。しかし淡々とした中にも力強さがあり、何度も聴く内に徐々に引き込まれていき現在ではかなり好きな一曲となっている。織田哲郎とZARDのマッチングは最初から抜群だったんだなぁ…。特大ヒットとなった99年ベストには未収録なので、デビュー曲ながら知名度はそこまで高くないと思うんだけどこれぞZARD!これぞビーイング!と言える名曲なのでオススメです。

おすすめ度:B+
収録アルバム:1st『Good-bye My Loneliness』、1stセレクション『ZARD BLEND~SUN&STONE~』(ボーカル新録)、他

不思議ね…

1991年6月25日
初登場30位、初動1.0万枚、売上3.1万枚、登場5週

作詞:坂井泉水、作曲:織田哲郎、編曲:明石昌夫

2ndシングル表題曲。

日本テレビ系『マジカル頭脳パワー』エンディングテーマ。全盛期に引けをとらない王道爽やかナンバー。大ヒットしたベスト盤の類には収録されてないので2ndアルバムを聴くまで全く知らない曲だったがこれはかなり好み。泉水さんといえば見た目があまり変らない事でもお馴染み(?)だが、この曲のPVは初期という事もあってかかなり若く見える。健康的なポニーテール姿がカワユイ。

おすすめ度:B
収録アルバム:2nd『もう探さない』、4thベスト『ZARD Request Best~beautiful memory~』

もう探さない

1991年11月6日
初登場39位、初動0.9万枚、売上3.7万枚、登場9週

作詞:坂井泉水、作曲:織田哲郎、編曲:明石昌夫

3rdシングル表題曲。

テレビ朝日系ドラマ『七人の女弁護士』主題歌。歌謡曲テイスト溢れる一曲でこれも好み。「不思議ね…」と同様に大ヒットしたベスト盤からはハブかれているので、2ndアルバムを聴くまで知らない曲だった。海岸で物思いにふけるPVも好き。前作のポニーテールから一転、髪を下ろしただけでかなり大人っぽく見える。

おすすめ度:B
収録アルバム:2ndアルバム『もう探さない』、追悼盤『Brezza di mare~dedicated to IZUMI SAKAI~』

1992年

眠れない夜を抱いて

1992年8月5日
初登場18位、最高8位、初動2.7万枚、売上45.8万枚、登場17週

作詞:坂井泉水、作曲:織田哲郎、編曲:明石昌夫・池田大介

4thシングル表題曲。

18位に初登場した後、じわじわ売れ続け7週目に最高位の8位を記録。累計で40万枚を突破しブレイクポイントとなった。

テレビ朝日系『トゥナイト』エンディングテーマ。世間が抱くZARDのイメージや音楽性がこのあたりで確立された。後追いで聴くとこの曲からZARDが本格スタートした!という感じがする。当時のビーイング王道のストレートJ-POPで良い曲だ。昔はそこまで好きな曲でも無かったんだけどベスト盤で何度も聴く内にどんどん好きになっていった。何と言うかZARDのフォーマット・雛型がこの曲で完成した気がする。またこの曲から、後に伝説化するテレビ出演が一時的に行われ『ミュージックステーション』等にも数回出演した。トークコーナーでぎこちなく喋る坂井さんがカワイイ。

おすすめ度:B+
収録アルバム:3rd『HOLD ME』、1stセレクション『ZARD BLEND~SUN&STONE~』、他

あの微笑みを忘れないで

1992年9月2日

作詞:坂井泉水、作曲:川島だりあ、編曲:明石昌夫

3rdアルバム『HOLD ME』収録曲。

フジテレビ系ドラマ『腕まくり看護婦』シリーズ主題歌。アルバム曲ながら多くのベスト盤、企画盤に収録される人気ナンバー。特に99年の『ZARD BEST~Request Memorial~』の投票では5位(シングル曲を除くと1位)、08年の『ZARD Request Best~beautiful memory~』の投票では1位を獲得している。

青春を感じる曲。それはメロディーや歌詞のチカラもあるんだろうけど、個人的に中学生という人生で最も多感な時期にこの曲を知ったというのがかなり大きいんだろうとも思う。〈25時 砂の上に車を止めて 語り明かしたあの夏 ぬるいコーラしかなくても 夢だけで楽しかった〉〈やりたいこと 欲しいものも 抱えきれないほどで 切なさのハードル越えられたね〉等、胸を打つフレーズが満載。知った当初はメロディーがお気に入りで聴いていたが、大学生になった頃に歌詞の魅力に気づいた。ただ単に昔は良かったと懐古に走るのではなく、あの頃があったから今があるんだという一歩先の感慨を教えてくれる。ぬるいコーラもレンガ色の空も具体的な思い出があるわけじゃないのにこんなにも胸に染みるのは何故なんだろう。大名曲

おすすめ度:A+
収録アルバム:3rd『HOLD ME』、1stセレクション『ZARD BLEND~SUN&STONE~』、他

遠い日のNostalgia

1992年9月2日

作詞:坂井泉水、作曲:望月衛介、編曲:明石昌夫

3rdアルバム『HOLD ME』収録曲。

『ZARD BEST~Request Memorial~』にも11位という好順位で収録された初期の名バラード。淡々としつつも神秘的なオーラに包まれた最高の一曲である。作曲の望月衛介はビーイングのピアニストであり、かつてはB.B.クィーンズのメンバーとしても活動していたらしい。

おすすめ度:A
収録アルバム:3rd『HOLD ME』、2ndベスト『ZARD BEST~Request Memorial~』、他

IN MY ARMS TONIGHT

1992年9月9日
初登場11位、最高9位、初動3.8万枚、売上32.2万枚、登場13週

作詞:坂井泉水、作曲:春畑道哉、編曲:明石昌夫

5thシングル表題曲。

TBS系ドラマ『学校があぶない』主題歌。TUBEのギタリスト・春畑道哉の作曲。前作とは変わってマイナーな歌謡路線の一曲。次の「負けないで」で大ブレイクを果たしたせいか曲調だけでなく存在までもがマイナーになってしまっている感があるが、秋の切なさを醸し出すこのメロディーは好み。これも『ミュージックステーション』で披露されていたのでたまーに過去映像が流れる時がある。

おすすめ度:B
収録アルバム:4th『揺れる想い』、1stセレクション『ZARD BLEND~SUN&STONE~』(リミックス)、他

1993年

負けないで

1993年1月27日
初登場2位、最高1位、初動19.3万枚、売上164.5万枚、登場18週

作詞:坂井泉水、作曲:織田哲郎、編曲:葉山たけし

6thシングル表題曲。

とんねるずの「がじゃいも」(初動25.5万枚)に敗れ初登場は2位だったものの、好調な粘りを見せ4週目に初の1位を獲得。最終的に160万枚を突破する大ヒットとなり、自身最大のヒット曲となった。93年度年間シングルチャート6位。

中学時代、『ミュージックステーション』の過去映像(ちなみにこれが最後の歌番組出演だった)で観て最初に好きになった曲がコレだった。この曲目当てで4thアルバム『揺れる想い』を購入。そこから少しずつZARDを知ってゆく事となったので僕にとって入り口の一曲である。

フジテレビ系ドラマ『白鳥麗子でございます!』主題歌だったが、世間的にはそれ以上に『24時間テレビ』内のマラソンで一番のクライマックスにかかる曲という認識が最も強いだろう。あまりに普遍的過ぎて最近は聴く事も少なくなったが、やはり確かな名曲には違いない。

サビは応援歌なんだけどAメロBメロは恋愛系の歌詞になっており、よくよく読んでみると何を歌いたいのかイマイチ分からなかったりもする。歌詞中の〈あなた〉は〈今宵は私(わたくし)と一緒に踊りましょ〉なんて言うかなりキザな奴だし、そんな〈あなた〉をひたすら崇拝し愛する主人公にも謎が多い。まぁ好みなんて人それぞれだからあまり口出ししたくは無いが…。ちなみにスタッフの談によると、「団塊ジュニア世代の受験生に向けての応援歌」というコンセプトだったそうだ。

おすすめ度:B+
収録アルバム:4th『揺れる想い』、1stベスト『ZARD BEST The Single Collection~軌跡~』、他

君がいない

1993年4月21日
最高2位、初動17.3万枚、売上80.2万枚、登場15週

作詞:坂井泉水、作曲:栗林誠一郎、編曲:明石昌夫

7thシングル表題曲。

WANDSの「愛を語るより口づけをかわそう」の2週目(19.9万枚)に敗れ最高位は2位。日本テレビ系ドラマ『彼女の嫌いな彼女』主題歌。ひとつ前のシングルが「負けないで」、そして次回作が「揺れる想い」と大ヒット2曲に挟まれているため影が薄いが、この曲もしっかり80万枚のヒットを飛ばしている。

裏で刻まれるエレキギターのフレーズが心地良い。サビも良いけど、Aメロのメロディーが切なくて特に好みである。作曲した栗林誠一郎が91年2月にアルバム『You Never Know』の1曲として既に発表していたため厳密にはカバー曲となるらしいが、原曲は聴いた事が無い。

おすすめ度:B+
収録アルバム:4th『揺れる想い』(B-version)、1stセレクション『ZARD BLEND~SUN&STONE~』、他

揺れる想い

1993年5月19日
初登場1位、初動24.8万枚、売上139.6万枚、登場20週

作詞:坂井泉水、作曲:織田哲郎、編曲:明石昌夫

8thシングル表題曲。

自身初の初登場1位を獲得しミリオンセラーを記録。「負けないで」に次ぐ2番目のヒット曲となった。93年度年間シングルチャート9位。

「負けないで」「マイ フレンド」と並ぶZARD三大ミリオンのひとつで世間的な知名度も高い代表曲。『ポカリスエット』CMソングであり同タイアップでは歴代最高のセールスを記録した。2019年にもポカリのCMで吉田羊と鈴木梨央が歌ったりしていて本当に時を超え続けている1曲である。90年代ビーイングを象徴するかのように貫かれる徹底的な爽やかさが最高。僕が一番好きな部分はAメロの〈夏が忍び足で近づくよ きらめく波が砂浜潤して〉。何度聴いてもこの部分を聴くと凄くワクワクする。「あぁ~、これから夏が来るぞぉ~!」みたいなね。爽やか過ぎて逆に悲しくなってくるわ。

おすすめ度:A
収録アルバム:4th『揺れる想い』、1stセレクション『ZARD BLEND~SUN&STONE~』、他

Season

1993年7月10日

作詞:坂井泉水、作曲:栗林誠一郎、編曲:葉山たけし

4thアルバム『揺れる想い』収録曲。

学生時代の恋を思い起こす青春ポップ。ピュアな雰囲気が眩しい名曲である。90年代ZARDど真ん中な今作の中でも更にパブリックイメージに沿った必殺の一曲だ。25周年ベストでは今作から唯一収録された。

おすすめ度:B+
収録アルバム:4th『揺れる想い』、4thベスト『ZARD Request Best~beautiful memory~』、他

あなたを好きだけど

1993年7月10日

作詞:坂井泉水、作曲:栗林誠一郎、編曲:明石昌夫

4thアルバム『揺れる想い』収録曲。

年下の男性との恋愛を歌ったポップナンバー。曲調は爽快で明るいんだけど、歌詞では年上女性目線の葛藤が描かれており中々深い。90年代J-POP直球と言えるサウンドで好み。99年のファン投票ベスト『ZARD BEST~Request Memorial~』では収録漏れしたものの実は23位にランクインしており、地味に今作の中(アルバム曲に限って)で最高順位だった。

おすすめ度:B+
収録アルバム:4th『揺れる想い』

Listen to me

1993年7月10日

作詞:坂井泉水、作曲:川島だりあ、編曲:明石昌夫

4thアルバム『揺れる想い』収録曲。

今作の中では異色なモータウン調のアップテンポナンバー。異色といってもあくまで王道の範囲内で、という話であり充分にキャッチーだ。高校生の頃、友人から「ZARDの「Listen to me」がどうしても聴きたいからCDを貸してくれ」と頼まれてこのアルバムを貸した事があるのだが彼はどこでこの曲を知ったのだろう?彼は特にビーイングファンというワケでも無かったし、タイアップも無かったであろうこんなアルバムの一曲を何故…。

おすすめ度:B
収録アルバム:4th『揺れる想い』

もう少し あと少し…

1993年9月4日
初登場2位、初動25.0万枚、売上84.4万枚、登場12週

作詞:坂井泉水、作曲:栗林誠一郎、編曲:明石昌夫

9thシングル表題曲。

このシングルがチャート2位に登場した週の1位は槇原敬之の「No.1」(初動25.7万枚)であり、まさにそれぞれのタイトル通りの順位結果となりもう少しあと少しの僅差で首位を逃した。この事は2004年に『トリビアの泉』でも紹介された事がある。

テレビ朝日系ドラマ『ララバイ刑事’93』エンディングテーマ。ゆったりとした切ない叙情系バラード。不倫がテーマというだけあってかなりしんみりとした仕上がり。歌謡曲の域に入っている気がする。他のヒットシングルと比べてそこまで好きな曲というわけでも無いが、主要ベスト盤にほぼ入っており聴いた回数が多いせいか何だかんだ馴染み深いナンバーである。

おすすめ度:C+
収録アルバム:5th『OH MY LOVE』、1stベスト『ZARD BEST The Single Collection~軌跡~』、他

きっと忘れない

1993年11月3日
初登場1位、初動29.1万枚、売上87.2万枚、登場15週

作詞:坂井泉水、作曲:織田哲郎、編曲:明石昌夫

10thシングル表題曲。

フジテレビ系ドラマ『白鳥麗子でございます!』主題歌。ビーイングらしい、90年代J-POPど真ん中といった感じの王道爽やかナンバー。織田哲郎作曲だけあって一発で耳に残るサビのインパクトが凄い。安定して大好きな一曲。2007年に坂井さんが亡くなってからは、〈暮れゆく都会 あふれる人波 今にも笑顔であなたが現れそうで〉というフレーズを聴くたびに坂井さん自身を重ねてしまい涙腺が刺激される。初めて聴いた中学時代から好きな曲だったが、坂井さんが亡くなった2007年以降更にぐんぐん印象が上がっていった。

おすすめ度:A+
収録アルバム:5th『OH MY LOVE』(イントロが異なるバージョン)、1stベスト『ZARD BEST The Single Collection~軌跡~』、他

1994年

この愛に泳ぎ疲れても

1994年2月2日
初登場1位、初動29.4万枚、売上88.7万枚、登場15週

作詞:坂井泉水、作曲:織田哲郎、編曲:明石昌夫

11thシングル「この愛に泳ぎ疲れても/Boy」両A面1曲目。

「負けないで」「揺れる想い」「マイ フレンド」のZARD三大ミリオンに次ぐ4番目のヒットシングルは実はコレ

フジテレビ系ドラマ『愛と疑惑のサスペンス』オープニングテーマ。1番はゆったりとしたバラード調で、2番から突如テンポアップするという2段階構成になっている曲。マイナーでシリアスなメロディーながら激しさを醸し出す名曲。三大ミリオンに次ぐヒット曲ながら知名度は高くないが、ダークロック系の中でもかなり好きな部類に入る。

おすすめ度:B+
収録アルバム:5th『OH MY LOVE』、1stベスト『ZARD BEST The Single Collection~軌跡~』、他

Boy

1994年2月2日
初登場1位、初動29.4万枚、売上88.7万枚、登場15週

作詞:坂井泉水、作曲:栗林誠一郎、編曲:明石昌夫

11thシングル「この愛に泳ぎ疲れても/Boy」両A面2曲目。

映画『夏の庭 The Friends』エンディングテーマ。一応A面ではあるもののオリジナルアルバムには未収録で、約7年後のセレクションアルバム『ZARD BLENDⅡ~LEAF&SNOW~』にてようやく収録された。年下の男性に向けた歌詞なのだろうか?派手さは無く淡々と進んでゆくが意外と侮れない名曲。ちなみに「君がいない」と同様にコレも栗林誠一郎作品のカバーであり、原曲は「Girl 今でも」というタイトルで89年に発表されている。

おすすめ度:B
収録アルバム:2ndセレクション『ZARD BLENDⅡ~LEAF&SNOW~』、追悼盤『Soffio di vento~Best of IZUMI SAKAI Selection~』

Oh my love

1994年6月4日

作詞:坂井泉水、作曲:織田哲郎、編曲:明石昌夫

5thアルバム『OH MY LOVE』収録曲。

甘酸っぱい恋愛模様を歌い上げるかなりの胸キュンソング。ベスト盤や企画盤への収録機会も多く、坂井さん自身が「シングルカットしたかった」とインタビューで答えているようにシングルと同等の扱いを受けているがそれも納得の大名曲

夏っぽいミディアムテンポのサウンドに乗せて、友達以上恋人未満の二人の物語が爽やかに歌われる。歌詞の最初から最後まで全てのフレーズが好きだが〈ほら走り出したわ あなたへのプロローグ oh my love 無意識に髪をのばし始めたの〉の部分が特に好き。

おすすめ度:A+
収録アルバム:5th『OH MY LOVE』、1stセレクション『ZARD BLEND~SUN&STONE~』、他

I still remember

1994年6月4日

作詞:坂井泉水、作曲:栗林誠一郎、編曲:明石昌夫

5thアルバム『OH MY LOVE』収録曲。

別れた恋人へ未だ募る想いを歌い上げるラブ・バラード。切なさ溢れるメロディーが堪らない珠玉の名曲。〈波打ち際を一人きり すべる太陽に ホテルの午後は ひとけもなくて 時間(とき)だけが流れてる〉という情景描写が染みまくる。こうした名曲が単なるアルバム曲としてサラっと収録されているのがZARDの凄い所である。

おすすめ度:A
収録アルバム:5th『OH MY LOVE』、2ndベスト『ZARD BEST~Request Memorial~』、他

来年の夏も

1994年6月4日

作詞:坂井泉水、作曲:栗林誠一郎、編曲:明石昌夫

5thアルバム『OH MY LOVE』収録曲。

1番はボサノバ調で弾き語り風だが2番からはバンドサウンドとなり、クライマックスに進むにつれてどんどんビルドアップしてゆく。当初はそこまで好きな曲でもなかったのだが2015年に参加したZARDフィルムコンサート(坂井さんのボーカルのみ音源が流れて、それに合わせて実際のバンドが生演奏するスタイルのライブ)で聴いて一気に好きな曲になってしまった。

メロディーも良いがこの曲に関してはサウンドの積み上がりにも是非注目してみて欲しい。ライブで何倍にも魅力が増すタイプの曲だ。様々な楽器が入り混じっていき最後ピアノが主役に躍り出てからはもうただ酔いしれるだけ。ラストの「ダン、ダ・ダッ!」まで行くと思わず立ち上がって拍手したくなる(文字で伝えるのが難しいですね…)。

おすすめ度:A+
収録アルバム:5th『OH MY LOVE』、1stセレクション『ZARD BLEND~SUN&STONE~』、他

こんなにそばに居るのに

1994年8月8日
初登場1位、初動31.8万枚、売上78.8万枚、登場12週

作詞:坂井泉水、作曲:栗林誠一郎、編曲:明石昌夫

12thシングル表題曲。

三貴『ブティックJOY』CMソング。「この愛に泳ぎ疲れても」と同系統のマイナーロックだがこちらの方がやや攻撃的。夏の夜の燃えるような恋を歌っている。全盛期故に80万枚弱という高いセールスを記録したが、僕としてはそこまで印象は強くない。6thアルバムではバンドサウンドを強調した別アレンジ。

おすすめ度:C+
収録アルバム:6th『forever you』(別アレンジ)、1stベスト『ZARD BEST The Single Collection~軌跡~』、他

あなたを感じていたい

1994年12月24日
初登場2位、初動30.4万枚、売上73.8万枚、登場10週

作詞:坂井泉水、作曲・編曲:織田哲郎

13thシングル表題曲。

SMAPの「たぶんオーライ」(初動31.3万枚)に惜しくも敗れ最高位は2位だった。

NTTドコモ・ポケベル『パルフィーV』CMソング。セツナ感あふれるメロディーとサウンドが堪らないZARD冬の名曲。坂井さんの醸し出す今にも壊れてしまいそうな儚さが全面に出ていて素晴らしい。ちなみに作曲だけでなく編曲まで織田哲郎が手掛けた唯一の作品。

おすすめ度:A
収録アルバム:6th『forever you』、2ndベスト『ZARD BEST~Request Memorial~』、他

1995年

Just believe in love

1995年2月1日
初登場2位、初動29.1万枚、売上65.6万枚、登場11週

作詞:坂井泉水、作曲:春畑道哉、編曲:葉山たけし

14thシングル表題曲。

trfの「masquerade」(初動41.9万枚)が居たのでまたしても2位止まり。

TBS系ドラマ『揺れる想い』主題歌。99年の1stベスト『ZARD BEST The Single Collection~軌跡~』以外のベスト盤に入っていないので若干不遇というか、扱いが悪い一曲という感じがするシングル。しかし悲しみに溢れた切ないバラードでめちゃめちゃ好きな一曲である。

メロディーも抜群だし、〈すりきれる程 聴いたアルバムが あの頃たった一人の友達だった〉というAメロの歌詞が好き。個人的隠れた名曲No.1の称号を与えたい(300万枚売れたアルバムに入ってる時点で隠れてはいない気もするが…)。

おすすめ度:A+
収録アルバム:6thアルバム『forever you』、1stベスト『ZARD BEST The Single Collection~軌跡~』

Forever you

1995年3月10日

作詞:坂井泉水、作曲:織田哲郎、編曲:明石昌夫

6thアルバム『forever you』収録曲。

女性が自らの青春を振り返る感動的なバラード。何かキッカケがあれば結婚式の定番ソングとして名を馳せてもおかしくないと思う名曲。そういえば坂井さん自身は結婚する事は無かったな…。

おすすめ度:A+
収録アルバム:6th『forever you』、2ndベスト『ZARD BEST~Request Memorial~』、他

瞳そらさないで

1995年3月10日

作詞:坂井泉水、作曲:織田哲郎、編曲:明石昌夫

6thアルバム『forever you』収録曲。

DEENに歌詞提供した「瞳そらさないで」のセルフカバー。爽やかサマーポップである原曲とは趣を変え、ボサノバ調のまったりしたアレンジとなっている。DEENバージョンは大好きだったので、期待してZARDバージョンを聴いたら「何コレ!?」とズッコけた記憶がある。

何回も聴いてたらこれはこれで味があると思えるようにもなってきたが、ここはやはり原曲のような爽快なアレンジでカバーして欲しかった(何でもアップテンポカバーバージョンも存在するという話をネットで見たのだが何かに収録されているのでしょうか?ご存じの方居ましたら教えて下さい)。

おすすめ度:C
収録アルバム:6th『forever you』

愛が見えない

1995年6月5日
初登場2位、初動33.3万枚、売上72.1万枚、登場11週

作詞:坂井泉水、作曲:小澤正澄、編曲:葉山たけし

15thシングル表題曲。

SMAPの「しようよ」(初動35.2万枚)に敗れまたまた2位。

エフティ資生堂『SEA BREEZE 1995』CMソング。PAMELAHの小澤正澄作曲だけにスピード感のあるナンバー。特にBメロは早口なのでカラオケで歌いこなすのが難しい。メロディーがそこまでキャッチーじゃ無いので中学時代は好きじゃ無かったが、2010年代中頃からPAMELAHにハマり出し、その影響で小澤正澄作曲のこの曲の魅力にも気付き現在ではめちゃくちゃ大好きな一曲となっている。

おすすめ度:A+
収録アルバム:7th『TODAY IS ANOTHER DAY』、1stベスト『ZARD BEST The Single Collection~軌跡~』、他

サヨナラは今もこの胸に居ます

1995年8月28日
初登場1位、初動30.9万枚、売上55.1万枚、登場8週

作詞:坂井泉水、作曲:栗林誠一郎、編曲:葉山たけし

16thシングル表題曲。

映画『白鳥麗子でございます!』主題歌他。まったりした曲。サビのメロディーがありふれている気がするが何だかんだ良い曲である。Aメロは普通なのにサビになると突如敬語になるのは何でだろう。また、栗林がゲストボーカル扱いとされているがそんな感じがしないのも何でだろう。

おすすめ度:B
収録アルバム:7th『TODAY IS ANOTHER DAY』(ボーカル再録)、2ndベスト『ZARD BEST~Request Memorial~』、他

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著者:マー・田中(@kazeno_yukue)

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