B’z 歴代シングル&名曲感想 #3 ~2001-2008~
こんにちは、孤独なJ-POP愛好家・マー(@kazeno_yukue)です!
B’z シングル&名曲レビュー、パート3スタート。
1988年~2000年
2001年
ultra soul
2001年3月14日 約87万枚
作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘、編曲:松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人
31stシングル表題曲。
21世紀に入って最初のリリース。初動50万枚、2週連続1位を記録し累計では87万枚に到達。2001年の年間シングルチャートでは11位に食い込み、B’zが21世紀にリリースしたシングルでは初動・累計共に最大ヒットとなっている。意外にホワイトデー発売。
『2001年世界水泳選手権』大会公式テーマソング。「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」や「LOVE PHANTOM」も人気だが、それをしのぐ断トツ有名曲といったらコレだろう。とにかくウルトラソウッ!ハイ!のインパクトが絶大で知名度バツグン。良い曲、というよりも飛び道具的存在で頭にこびりつくという感じだ。若い世代では「B’z=この曲」となっている人も多いだろう。わたくしマー的にそこまで好きな曲というわけでも無いが、『ミュージックステーション』での爆破演出(ウルトラソウッ!ハイ!の「ハイ!」の部分で大爆発が起こる)等は強烈な印象として残っている。
おすすめ度:C+
収録アルバム:12th『GREEN』(Alternative Guitar Solo ver.)、3rdベスト『B’z The Best “PleasureⅡ”』、他
GOLD
2001年8月8日 約56万枚
作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘、編曲:松本孝弘・稲葉浩志、ストリングス&ホーンアレンジ:池田大介
32ndシングル表題曲。
前作に引き続き世界水泳公式テーマソング。ストリングスを交えた壮大なバラードで文句ナシに良い曲だ。「ultra soul」と対になっているイメージで、あちらが「動」ならばこちらは「静」。
アルバム『GREEN』には「「Everlasting」があるから」という理由で未収録。印象が被るからだろうか?どっしりバラードがアルバムに2曲あると胃もたれする、みたいな。そんなわけでオリジナルアルバムには未収録、機械的なシングルコレクションには入るが『B’z The Best “ULTRA Pleasure”』にはチョイスされない等、若干影が薄いような?「ultra soul」と同年だった故か。かなり良い曲だとおもうんだけどね。
おすすめ度:B+
収録アルバム:バラードベスト『The Ballads~Love & B’z~』、3rdベスト『B’z The Best “PleasureⅡ”』、他
2002年
熱き鼓動の果て
2002年6月5日 約50万枚
作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘、編曲:松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人
33rdシングル表題曲。
2002年の春(わたくしマー中学入学)から本格的にJ-POPやチャートを見るようになったのでこのシングルからリアルタイム。初めてチャートにランクインしてくるB’zを見たのはここからだ。当時のランキング番組で「B’zはこの曲で29作連続1位です!」と言われてて「あ、B’zってこんな凄いバンドなんだ」という事をそこで知った気がする。
TV ASAHI NETWORK SPORTS 2002テーマソング、『パンパシ水泳横浜2002』大会公式テーマソング。1番はアコギメインでゆったりしており、2番からバンドサウンドになりテンポアップするという2部構成となっている。ストレートなロックナンバーでメロディーも良く、結構好きな一曲。何よりリアルタイムで聴き始めたのがこのタイミングだったので何だかんだ思い入れがある。当時友人の家に遊びに行くとこのシングルがずっとリピートされていた影響でカップリングの「夜よ明けないで」「挑めよ儚いこの時に」も早くから認知していた。
おすすめ度:B
収録アルバム:12th『GREEN』、3rdベスト『B’z The Best “PleasureⅡ”』、他
2003年
IT’S SHOWTIME!!
2003年3月26日 約42万枚
作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘、編曲:松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人
34thシングル表題曲。
今作と同時に90年の4th「BE THERE」から93年の13th「裸足の女神」までのシングル10作をリマスタリングかつ12cmマキシ化して再発売。デイリーチャート1位から11位までをB’zが独占するという偉業を成し遂げた(それまでの記録はglobeと宇多田ヒカルの4作)。週間チャートでは当時猛烈に売れまくっていたSMAP「世界に一つだけの花(シングル・ヴァージョン)」が2位に食い込んだが、そっちも10曲中9曲B’zが占めるというやはり凄い結果であった。この週の『CDTV』のトップ10はまるでB’z特集回!?みたいになっていた記憶が。
この再発盤の記録や売上はそれぞれオリジナル盤の数字に合算された。「BE THERE」は90年当時の順位は7位だったがこの再発で3位になったので最高順位を更新。また「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」はこの合算により200万枚を突破し、B’zのシングルで初めてダブルミリオン達成作となった。
再発盤の話ばかりになってしまったがようやく「IT’S SHOWTIME!!」の話。テレビ朝日『TV ASAHI NETWORK SPORTS 2003』テーマソング他。打ち込み主体の激しいロック。特にライブでは盛り上がりそうだ。楽曲自体はそこまで好きな方でも無いが、J-POPに興味を持ち始めた時期だったし僕の周囲でも音楽熱が盛り上がっていた頃だったのでこのシングルは思い入れが強い。仲間内で貸し借りしたり。当時習い始めたギターでイントロのフレーズを簡単にだが弾けた時は感動した。「オレ松本孝弘と同じフレーズ弾いてる!」ってね(その後のギターソロ等は当然挫折した)。
おすすめ度:C+
収録アルバム:13th『BIG MACHINE』(ドラムが生になったアルバムバージョン)、3rdベスト『B’z The Best “PleasureⅡ”』、他
野性のENERGY
2003年7月16日 約30万枚
作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘、編曲:松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人
35thシングル表題曲。
テレビ朝日『TV ASAHI NETWORK SPORTS 2003』テーマソング。当時周りではあまり良い反応が無かったシングル。確かに平淡というか、これまでに比べるとインパクトに欠ける曲かもしれないが、歌詞は好きだった。特に1番の〈何やっても 驚くほど まわりについてゆけず~〉の部分は妙に自分と重ねてしまう。何なら稲葉が学校の先生に、松本がギター屋店員に扮したMVの方が印象深い。あと2003年ってこの曲みたいな何か言葉数を畳み掛ける系(?)のサビ(浜崎あゆみの「ourselves」とか、t.A.T.uのあの曲とか)が妙に多かったような…。
おすすめ度:C+
収録アルバム:13th『BIG MACHINE』(アルバムバージョン)、3rdベスト『B’z The Best “PleasureⅡ”』、他
2004年
BANZAI
2004年5月5日 約28万枚
作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘、編曲:松本孝弘・稲葉浩志・池田大介
36thシングル表題曲。
稲葉・松本それぞれソロ活動中に突如リリースされたシングル。ソロ活動中だったためかテレビで一切披露されていない。リリース決定時のアナウンスによると「緊急リリース」だったらしく、そのためかジャケットがファンクラブ会報内写真の流用だったりと何かと手抜き簡素な作りになっている。
アサヒビール『アサヒスーパードライ』CMソング。スピーディーなロックナンバー。「アナタトワタシデサァ!」いうラップ(?)部分はあまりにも強烈。CMで大量オンエアされてたのでここだけ知っているという人もいるのでは。当時中学のお昼の校内放送で流れ、「良い曲ジャン!」と思い中古以外で初めてB’z作品の購入に踏み切った。1~2番のサビとラストのサビではドラムのリズムが異なり(ラストのサビのみビートが速くなる)何故かそこがツボった。しかし購入後、友人が「今回のB’zの曲あんま良くないね」と言っていたのでまさか買ったとは言い出せずに「そ、そうだね」とつい合わせてしまったのが苦い思い出だ。人に流されて本音を押し殺してしまうのが僕の悪いトコだ。
まぁそんな感じで、あんま良い評価を聞かないシングルなんだけど僕は好きだしライブでは欠かせない起爆剤となっている。ちなみにMVにはブレイク前のお笑い芸人・まちゃまちゃ(『エンタの神様』では摩邪名義)が出演していた。
おすすめ度:B+
収録アルバム:3rdベスト『B’z The Best “PleasureⅡ”』、4thベスト『B’z The Best “ULTRA Pleasure”』、他
ARIGATO
2004年9月1日 約26万枚
作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘、編曲:松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人
37thシングル表題曲。
前述のように2004年はソロ活動中心で、合間にB’zをやる感じだった。松本はバンド・TMGとして3月にシングル「OH JAPAN~OUR TIME IS NOW~」、6月にアルバム『TMG Ⅰ』をリリース。稲葉はソロとして7月にシングル「Wonderland」をリリース、9月1日にB’zとして今作をリリースし、直後の22日にはソロアルバム『Peace Of Mind』を出した。
テレビ朝日『ASAHI NETWORK SPORTS 2004』テーマソング、『アテネオリンピック2004』テーマソング。前作「BANZAI」は例外的に購入したものの、当時はB’zのシングルを買うorレンタルする習慣は基本無かったため、しばらくの間この曲は『CDTV』等のランキングやタイアップで耳にするしか機会がなかった。なので長い間全貌がよく分からない曲というイメージだったのだが、同年のミュージックステーション SUPER LIVE 2004でテレビ初披露されそこで初めてしっかりと聴き「こんな良い曲だったのか…」と感激。
マイナー調で全体的に暗いんだけどラストのサビでは急速にテンポアップし明るくなるという驚きの展開が待っている。このギャップも大きな魅力。〈ありがとう~ ありがとう~〉という明るい部分はCMでよく流れていたので、そこだけは知っているという人も多いだろう。2004年はソロ活動中心でB’zとしてはプロモーションが薄かったので記憶に残りづらいシングルだがこれは名曲である。ちなみにMVには俳優・森山未來が出演。聴くと未だに中学3年の秋、人生初の受験を控えてそわそわしていたあの時期を思い出す。
しかし「BANZAI」「ARIGATO」と日本語をローマ字表記するシングルが2連発来たんだから、次回のアルバムも絶対それ系のタイトル(例えば『NIPPON』とか『SAYONARA』とか)が来ると思ってたのに実際に翌年出たのは『THE CIRCLE』という普通のタイトルで、しかもこの2シングルは未収録という…。2004年の2シングルは好感触だったので是非この流れでのオリジナルアルバムを聴いてみたかったものだが。
おすすめ度:A
収録アルバム:3rdベスト『B’z The Best “PleasureⅡ”』、7thベスト『B’z The Best ⅩⅩⅤ 1999-2012』
2005年
愛のバクダン
2005年3月9日 約29万枚
作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘、編曲:松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人
38thシングル表題曲。
テレビ朝日『JAPAN COUNTDOWN』3月エンディングテーマ、ゼスプリ ゴールド・キウイCMソング。前作「ARIGATO」の鬱屈した雰囲気から一変、非常に明るく爽快なロックナンバーが登場。何でも、アマチュアバンドでも簡単にコピーできる曲を!というテーマで制作されたらしい。確かにこれまでと比べるとグッとシンプルな感じはするけど、やっぱりTAKのギターは難易度高いと思うよ…。
前年と異なりこの曲では音楽番組へ積極的に出演していたので馴染むのも早かった。B’zらしい普通に良い曲。暗めの「ARIGATO」→年が明けての弾けた「愛のバクダン」の流れは、かつての「MOTEL」→「ねがい」の変わり様と重なる。
わたくしマーの話をさせてもらうと、2005年の春は高校入学。生活環境が大きく変わるタイミングでリリースされた事もあって未だこの曲は新生活のイメージがある。高校入学後、気の合うクラスメイト達で行ったカラオケで友人がこの曲を歌っていたのが思い出深い。
おすすめ度:B
収録アルバム:14th『THE CIRCLE』、3rdベスト『B’z The Best “PleasureⅡ”』、他
OCEAN
2005年8月10日 約50万枚
作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘、編曲:松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人・池田大介
39thシングル表題曲。
フジテレビ系ドラマ『海猿 -UMIZARU EVOLUTION-』主題歌。ドラマ効果もあり久々に50万枚に到達。2005年夏を代表する大ヒットとなり「今夜月の見える丘に」以来年間トップ10へ食い込んだ。00年代のB’zではとりわけ目立ったヒット曲、という印象があるけど、よく見ると売上は「熱き鼓動の果て」と同程度。02年~05年の3年でシングルCD売上のアベレージがかなり下がってしまったという事を感じさせる。現状50万枚を超えたシングルは今作が最後となっている。
出た当時は新鮮さもあって「名曲だ!」と思ったし現在でも好きな曲。壮大なサウンド・メロディーが心地いい。聴いていると海の風景が浮かんでくる。「今夜月の見える丘に」と同じくライブより音源で楽しみたい一曲。今作のヒットによりベスト『B’z The Best “PleasureⅡ”』のリリースが(おそらく)決定。そちらに収録された後、翌年のオリジナルアルバム『MONSTER』にも別バージョンで収録された。ベストでアルバム初収録になった後にオリアルにも収録を果たした唯一のシングル。
おすすめ度:B+
収録アルバム:3rdベスト『B’z The Best “PleasureⅡ”』、15th『MONSTER』(2006 MiX)、他
2006年
衝動
2006年1月25日 約30万枚
作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘、編曲:松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人
40thシングル表題曲。
日本テレビ系アニメ『名探偵コナン』放送10周年記念主題歌。コナンタイアップは「ギリギリchop」「ONE」「Everlasting」に続き4曲目。今作にはコナン作者・青山剛昌による描き下ろしイラストカードが付属している。
楽曲の方はスピード感のあるロックナンバー。MVは衝動と書道をかけた駄洒落で、こうした遊び心がB’z人気の一つの要因なのかなとも思う。発売当時は良さがわからず完全スルーだったが、後年になって徐々に好きになってきた一曲。聴いているとわけも無く元気になってくる。個人的に2番サビラストの「しょぉ~~どぉぃゃっ!!」が好き(ニュアンス伝わるだろうか…)。カラオケで真似したいが基本のキーが高過ぎて遊びを入れる余裕が無い。
おすすめ度:B
収録アルバム:15th『MONSTER』(MONSTER MiX)、4thベスト『B’z The Best “ULTRA Pleasure”』、他
ゆるぎないものひとつ
2006年4月12日 約23万枚
作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘、編曲:松本孝弘・稲葉浩志
41stシングル表題曲。
東宝配給映画『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌』主題歌。前作「衝動」に引き続いてのコナンタイアップで、計5回目。映画に限ると『世紀末の魔術師』の「ONE」、『ベイカー街の亡霊』の「Everlasting」に続く3回目で、シングル1曲目がコナン映画主題歌になるのは初であった。
メロディアスなミディアムナンバー。「ゆるぎないもの」とはB’zの事を指すらしい。これ当時テレビで披露されてたかな?未だにAメロのメロディーがパッと出てこないんだよな。ただ「May」と同じくいざアルバムの中でフルで聴くと「良い曲だな~」と思う。『B’z The Best “ULTRA Treasure”』のファン投票では25位にランクインし収録を果たしたので人気は高いようだ。
ちなみに2nd beatの「ピエロ」は今作と同日に上木彩矢(当時B’zと同じビーイング所属だった)の2ndシングルとしてリリースされた。歌詞は上木の世界観に合わせて稲葉が書き直し、イチブが異なっている。正直印象で言うと「ゆるぎないものひとつ」より「ピエロ」の方が強かったし仲間内でも「「ピエロ」良いよね」と話題になった思い出。『B’z The Best “ULTRA Treasure”』の投票でも「ゆるぎないものひとつ」を上回る18位につけていたし。
おすすめ度:C+
収録アルバム:15th『MONSTER』、5thベスト『B’z The Best “ULTRA Treasure”』、他
SPLASH!
2006年6月7日 約33万枚
作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘、編曲:松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人
42ndシングル表題曲。
初回盤は3種類あり、それぞれ付属DVDに別々のライブ映像が収録されている(前年のライブツアーから「愛のバクダン」「パルス」「Fever」の映像)。通常盤含め計4種発売だった事もあり、売上は前作「ゆるぎないものひとつ」を大きく上回った。ちなみにB’zで初のDVD付シングルであった。
ドワンゴ『いろメロミックス』CMソング。アルバム『MONSTER』先行シングルで、アルバムレコーディング後半に「ダンサブルな曲が欲しい」という事で制作された。人間の生存現象をテーマに描かれたというダーク・ロック。ノリの良い曲ではあるがそこまで好きな方では無い。早口でまくしたてるサビが特徴で、当時出演したMステで稲葉が珍しく歌詞を間違えたという事の方が楽曲以上に印象に残っている。
おすすめ度:C
収録アルバム:15th『MONSTER』、4thベスト『B’z The Best “ULTRA Pleasure”』、他
2007年
永遠の翼
2007年5月9日 約20万枚
作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘、編曲:松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人
43rdシングル表題曲。
東映配給映画『俺は、君のためにこそ死にに行く』主題歌として書き下ろされたバラード。当時から「あんまインパクト無いなぁ」と思っていたが、その後何度かベスト盤で聴いてみてもやっぱり印象が上がらない一曲。一応翌年の20周年ベスト『B’z The Best “ULTRA Pleasure”』には選出されたんだけどね。B’zには他にも良いバラードが沢山あるので、それは超えてこないというか…。しかし2番の〈街灯(あかり)の下を ふたりのり 自転車こいで 強く抱きつく あぁぬくもり 涙が出そう〉というフレーズだけは何故か好き。
おすすめ度:C
収録アルバム:16th『ACTION』、4thベスト『B’z The Best “ULTRA Pleasure”』、他
SUPER LOVE SONG
2007年10月3日 約23万枚
作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘、編曲:松本孝弘・稲葉浩志・池田大介・寺地秀行
44thシングル表題曲。
「衝動」をマッチョ寄りにしたような、スピーディーなハードロック。個人的にこの時期の僕は、B’zに限らず「90年代J-POPこそ最強。最近の曲はダメ」という懐古主義に最も陥っていたイタい高校生だったため、テレビでこの曲を聴く度に「過去曲の方が良いのに…」等と思っていた。その影響は今も尾を引いており未だにあまり好きでは無い一曲。あと松本がテレビ出演時常にサングラスをかけるようになったのはこのシングルからである。もう素顔は見せてくれないのか?と、若干寂しい気もするのだが…。
2000年の「May」以来のノンタイアップ。ちなみに3rd beatの「FRICTION」にはゲーム『バーンアウト ドミネーター』のタイアップが付いており、更にアルバム『ACTION』収録を果たしている。キャッチーなサビだし、いっそこっちをシングルにしても良かったのでは…とも思う。
おすすめ度:C
収録アルバム:16th『ACTION』、4thベスト『B’z The Best “ULTRA Pleasure”』、他
2008年
BURN-フメツノフェイス-
2008年4月16日 約19万枚
作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘、編曲:松本孝弘・稲葉浩志・寺地秀行
45thシングル表題曲。
20周年記念2枚組ベスト『B’z The Best “ULTRA Pleasure”』の2か月前にリリースされたシングル。ベストの先行シングルっぽい立ち位置だったものの、10年前の「さまよえる蒼い弾丸」の時と異なり
アルバムの方には未収録。9月の『B’z The Best “ULTRA Treasure”』で投票5位に食い込みアルバム初収録を果たした。オリジナルアルバムには未収録。2008年のシングルは結局今作のみ。
KOSE『エスプリーク・プレシャス』CMソング。ライブと重なった事で音楽番組での披露・プロモーションは一切無かったが、とにかく上記のタイアップCMでよくサビが流れていたのよね。〈フ~メ~ツ~ノ~フェイス!!〉がインパクト抜群過ぎて一発で覚えた。前作「SUPER LOVE SONG」の項でも書いたように当時の僕は「90年代J-POPこそ最高。最近の曲はイマイチ」という絶賛懐古主義に陥ってたので、この曲も気にはなっていたが借りなかった。大学入学後に『B’z The Best “ULTRA Treasure”』で聴き好きになったのでリリースから時間差でハマった曲である。20周年シングルなんだからもうちょっと力入れてプロモーションして欲しかった…。
当時のわたくしマーは高校を卒業し絶賛浪人1年目。池袋の予備校に通い始めた、その春にこの曲がよくCMで流れてきていた。現在でもこの曲を聴くと、当時毎日通っていた池袋のメトロポリタン口の風景が浮かんでくる。
おすすめ度:B
収録アルバム:5thベスト『B’z The Best “ULTRA Treasure”』、7thベスト『B’z The Best ⅩⅩⅤ 1999-2012』
※この続きとなる2009年以降(45th「イチブトゼンブ/DIVE」~以降)のレビューは下記記事です
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著者:マー・田中(@kazeno_yukue)
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