【アルバム感想】『B’z The Best “Treasure”』B’z

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B’z The Best “Treasure” B’z

B´z The Best Treasure

収録曲

01.BLOWIN’
(作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘)
02.恋心(KOI-GOKORO)
(作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘)
03.TIME
(作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘)
04.Liar! Liar!
(作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘)
05.ねがい
(作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘)
06.愛しい人よGood Night…
(作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘)
07.Pleasure’98~人生の快楽~※新録音
(作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘)
08.ミエナイチカラ~INVISIBLE ONE~
(作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘)
09.もう一度キスしたかった
(作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘)
10.FIREBALL
(作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘)
11.Real Thing Shakes
(作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘)
12.MOTEL
(作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘)
13.いつかのメリークリスマス
(作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘)
14.RUN-1998 style-※新録音
(作詞:稲葉浩志、作曲:松本孝弘)

※14終了後、無音を挟んだのちシークレットトラックとして「HOME」のワンコーラス・アコースティックバージョンを収録。

データ

1998年9月20日、初登場1位(3週連続)
初動250.0万枚、売上443.9万枚、登場40週
Rooms RECORDS

作品概要

B’zの2ndベストアルバム『B’z The Best “Treasure”』。同年5月にリリースされていた1stベスト『B’z The Best “Pleasure”』に続く兄弟盤で、ファン投票によるリクエストベストとなっている。この時の投票1位は「恋心(KOI-GOKORO)」(「ZERO」2nd beat)であった。全曲リマスタリング。「Pleasure’98~人生の快楽~」と「RUN-1998 style-」は今作用に新録音された音源を収録している。14曲目終了後にシークレットトラックとして当時の最新シングル「HOME」のアコースティックバージョンが収録されている(ワンコーラス)。

初回生産特典は秘蔵写真やインタビューを掲載した100ページに及ぶ本「B’z The Book Treasure」、第2生産特典はB’z特製トランプ(全4種)。また投票20位の曲を当てたら抽選で10万名に音の出るB’z人形がプレゼントされるという企画が封入はがきを用いて行われた。ただ問題がムズ過ぎたのか正解者が5万名に留まったため抽選で5万名の不正解者にも人形がプレゼントされる事になったという(ちなみに正解は「Wonderful Opportunity」)。

今作では「BLOWIN’」(1位 176.4万枚)「MOTEL」(1位 131.6万枚)「ミエナイチカラ~INVISIBLE ONE~」(「MOVE」と両A面 1位 123.6万枚)「Real Thing Shakes」(1位 114.1万枚)の4シングルがアルバム初収録。また「ねがい」はシングルバージョンでは初収録となる。2008年に20周年ベスト『B’z The Best “ULTRA Pleasure”』、『B’z The Best “ULTRA Treasure”』がリリースされ、更に2013年にシングルコレクション『B’z The Best ⅩⅩⅤ 1988-1998』、『B’z The Best ⅩⅩⅤ 1999-2012』がリリースされた現在では今作でしか聴けない楽曲は無いが、新録音2曲のみ現在でも今作でしか聴けない

兄弟盤『B’z The Best “Pleasure”』が日本記録を樹立する特大ヒットを飛ばしていた中でのリリースだった事もあり当然のように今作も大ヒット。400万枚を突破し自身2番目のヒット作となり、98年の年間アルバムチャート1位・2位をB’zが独占した(1975年の井上陽水以来の記録)。年間チャートで1位を獲得していない作品の中では歴代1位の売上である。現在では歴代アルバムチャート5位につけている。また発売日をB’zのデビュー日に合わせた為、チャート集計上不利な日曜日発売(2日間のみの集計)であった。故に本来の初動が分散されたようで初動250万から2週目も100.4万枚と、2週連続でミリオンを記録した。

感想

中学時代、前作『B’z The Best “Pleasure”』とセットで買ってきて最初は代表シングル満載の前作ばかり聴いていたが、次第に今作の方が好きになっていった。僕が中古で買った当時(02~03年頃)でも「ミエナイチカラ」「Real Thing Shakes」「MOTEL」辺りは今作でしか聴く事が出来ず、それらの曲にハマっていくにつれて今作をリピートしまくるようになっていった。当時の僕が「目立たないけど実は名曲」みたいなものを好きになりがちな時期だったというのもあるかもしれないが、現在でも今作のラインナップは最強だと思う。現在ではもっとオールタイムなベストが多数出てはいるもののB’zで一番好きなベストはどれかと問われたら今作になる。兄弟盤『B’z The Best “Pleasure”』と組み合わせる事で90年代B’zの大ヒット曲や人気曲はほぼ押さえられるし、この2作は中古で格安で揃えられるので大ヒット期のB’zを聴いてみようかなと思っている人にはこの金銀セットがオススメ。

まぁ書く前から何となく分かっていたんだけど、感想が『ZARD BEST~Request Memorial~』とほぼ同じになってしまった…。あれも今作と全く同じ立ち位置(純粋ベストと姉妹盤のファン投票ベスト)だし。どうやら僕は「オーソドックスベスト発売後にそれと兄弟盤として発売されるファン投票ベスト盤」というものを好む傾向があるようだ(細かい趣向だな)。

おすすめ度★★★★★

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