KinKi Kids 歴代シングル&名曲感想 #2 ~2000-2004~
こんにちは、マー(@kazeno_yukue)です。KinKi Kidsシングル&名曲レビュー第2弾スタート。
※前回(デビュー~2000年前半までのレビュー)は下記記事でございます
10th 夏の王様/もう君以外愛せない
2000年6月21日、約87万枚
初のベストアルバム『KinKi Single Selection』リリースから約1か月後の発売で、自身初のマキシシングル。今作以降、KinKi Kidsのセルフプロデュースとなった。初回盤のジャケットは「もう君以外愛せない」、通常盤のジャケットは「夏の王様」のイメージに合わせてある。
夏の王様
作詞:康珍化、作曲:羽田一郎、編曲:船山基紀
堂本剛主演のTBS系ドラマ『Summer Snow』主題歌。広末涼子も出演していたこのドラマ、ほんのりとは観てたんだけど記憶は薄い。僕の世代だと、剛と広末といえば『元カレ』(主題歌「薄荷キャンディー」)の方がパッと浮かぶんだよね。ただ『Summer Snow(サマースノー)』というタイトルは当時「夏の雪ってどういう意味じゃい?」と思ったので強く印象に残っている。
楽曲の方は陽気なサマー・ポップ。アイドルらしい底抜けに弾けたシングルってこれが最後じゃないかな?KinKiの夏うたといえば真っ先に浮かぶのはやっぱコレ。夏が近づくと無性に聴きたくなる。これは名曲。キーが高いのでカラオケで歌うのが辛いのだけがネックだが。2000年頃の夏って現在みたいな酷暑ではなく、まだ爽やかさのある暑さだったように思う。当時わたくしマー小学5年生、あの頃に戻りたい…。2000年の夏、あなたは何をしていましたか?(唐突な問いかけ)
おすすめ度…A(あの夏に帰りたくなる。ノスタルジックな気持ちになる)
収録アルバム:4th『D album』、2ndベスト『KinKi Single SelectionⅡ』他
もう君以外愛せない
作詞・作曲:周水(canna)、編曲:重実徹
堂本光一主演の日本テレビ系ドラマ『天使が消えた街』オープニングテーマ。借金を返すため殴られ屋として稼ぐ主人公を光一が、その自閉症の兄を藤井フミヤが演じたドラマ。当時観ていたが、社会派ドラマという感じでどうにも全体的に暗いというかシリアスで小学生(わたくしマー当時小5)が観るには重かった…。よく毎週観てたな。内容はあまり覚えていないが自閉症という言葉はこのドラマで知ったかもしれない。
楽曲の方は壮大なバラード。「青の時代」「to Heart」と並ぶ三大バラード、KinKiバラード御三家(造語)の一角である。〈もう君以外愛せない 他にどんな人が現れても〉の部分も良いメロディーだが、そこから更に強い〈たとえ~この世が~〉に流れ込むのが心地良い。サビが2段階あるような構成で満足度が高い。音楽に興味を持った中学時代、改めてKinKiを聴いた際「なんて良いメロディーなんだ…!」とまず大ハマりした曲。本格的に歌手としてのKinKiを好きになった、キッカケの曲とも言える。カラオケでも歌うが肝心の〈たとえ~この世が~〉の部分がキー高くキッツイのよ…。
おすすめ度…A+(「青の時代」「to Heart」とコレは三大名バラード)
収録アルバム:4th『D album』、2ndベスト『KinKi Single SelectionⅡ』他
11th ボクの背中には羽根がある
2001年2月7日、約92万枚
作詞:松本隆、作曲:織田哲郎、編曲:家原正樹
初動で41万枚、累計で92万枚を記録。99年以来の年間シングルトップ10入りを果たした(8位)。現状、自身が21世紀にリリースしたシングルの中で最高売上となる。
堂本剛主演の日本テレビ系ドラマ『向井荒太の動物日記~愛犬ロシナンテの災難~』主題歌。「おどるポンポコリン」「世界中の誰よりきっと」「負けないで」等の作曲で90年代を席巻した織田哲郎が初登場。織田曰く「KinKiの声にはフォルクローレ(民族音楽)が似合う」との事で哀愁や郷愁を醸し出す名曲が生まれた。
KinKiの二人も後のインタビューで今作を「ターニングポイントとなった」と評しており、「「硝子の少年」の印象が残り過ぎて方向性に悩んでいた」所で新たな方向性を示してくれたという。確かにエキゾチックな名曲。10周年ベスト『39』のファン投票で6位になる等ファン人気も高い。一時期聴き飽きていたけど今回改めて聴いてやはり良い曲だなと思った。
おすすめ度…B+(やっぱり良い曲)
収録アルバム:5th『E album』(E Edit)、2ndベスト『KinKi Single SelectionⅡ』他
12th 情熱
2001年5月23日、約59万枚
作詞:Satomi、作曲:Boris Durdevic、編曲:松本良喜
後に中島美嘉の「雪の華」、RUIの「月のしずく」、KinKiにも「Anniversary」を提供する作詞家・Satomiが初登場。年齢・性別・本名・姿など全てが非公開となっているSatomi氏。00年代以降あちこちで名前をよく見かけたが2020年にSNSアカウントが消え事務所からもプロフィールが消えてしまったという。
編曲の松本良喜は今作が作家デビュー。後に作曲で「雪の華」「月のしずく」、KinKiの「心に夢を君には愛を」等も手掛ける。今作もそうだが何かとSatomiとの共作が多いがこれは所属事務所(スマイルカンパニー)が同じという繋がりがあるからなのだろう。ちなみに名前の読みは「よしき」ではなく「りょうき」である。
堂本光一主演のフジテレビ系ドラマ『ルーキー!』主題歌。光一演じる新人刑事の奮闘を描いたハートフルドラマで、結構面白くて毎週観ていたんだけど主題歌である今作は当時微妙だなーと思っていた。KinKiの持ち味である哀愁やメロディアス性が無いように感じたんだよね。現在ではこういうマイナーナンバーというのも持ち味の一つとして受け入れられるようになったので割かし好きな曲にはなった(後の「恋は匂へと散りぬるを」なども同系統)。
おすすめ度…B(今では好き)
収録アルバム:5th『E album』、2ndベスト『KinKi Single SelectionⅡ』他
13th Hey! みんな元気かい?
2001年11月14日、約41万枚
作詞・作曲:YO-KING、編曲:F.L.P
売上は41万枚と過去最低を更新してしまった。ただ2001年はCD不況の波が押し寄せてきておりチャート最前線の歌手だれもが軒並み売上を下げていたので、別にこの曲自体が世間に刺さらなかったから売り上げが下がった…という訳では無いと思う(次回作で更にガツンと下がるし)。
堂本剛主演のTBS系ドラマ『ガッコの先生』主題歌。真心ブラザーズの倉持陽一が提供したハートフルなギターナンバー。正直当時「これは遂に連続1位記録途切れるんじゃ…」と思ったのを記憶している。カントリー風でギターをジャカジャカやる感じが平和過ぎるというかね…KinKi特有のキレを感じなかったんだよね。現在でもそこまで好きなシングルでは無い。剛が自身のソロ1stアルバム『ROSSO E AZZURRO』(初回盤)でカバーしていたり、同作を引っさげたソロライブでも披露しているので剛は好きな曲なのだろう。
おすすめ度…C(普通)
収録アルバム:6th『F album』、2ndベスト『KinKi Single SelectionⅡ』他
C/W 愛のかたまり
作詞:堂本剛、作曲:堂本光一、編曲:吉田建
6thアルバム『F album』には「Acoustic Version」として別アレンジで収録。人気の高さから、2ndベスト『KinKi Single SelectionⅡ』にはシングル以外で唯一特例としてオリジナルバージョンを初収録。10周年ベスト『39』でのファン投票では堂々の1位を獲得し収録。また2014年の14thアルバム『M album』ではセルフカバーされ改めて収録された。20周年ベスト『The BEST』はシングルコレクションに徹していた為カップリングであるこの曲は残念ながら弾かれてしまった。
2000年の「好きになってく 愛してく」以来の自作曲で、あの時と同じく「作詞:堂本剛、作曲:堂本光一」という黄金の図式。カップリングながら、現在に至るまでシングルを超えてKinKiの最大人気曲という印象。実際10周年のファン投票で1位だったし、カラオケDAMの人気順で調べても今作のオリジナルバージョン、Acoustic Version、M album Ver.、名演ピアノ 美野春樹と1~4位を独占していてもうこれでもかと言う程人気抜群(5位が「硝子の少年」)。
リリース直後の2001年暮れ~2002年明けには既に「隠れた名曲」として話題になっていて、わたくしマーの母親が「Hey! みんな元気かい?」のシングル盤を買ってきてカップリングのこの曲だけテープに録音して繰り返し家で流していた。なので2002年頃非常に聴かされまくった記憶がある。「Hey! みんな元気かい?」と比べてこちらの方がKinKi特有のキレがあったし、女性目線の歌詞も冴えていて確かに良い曲だなと思っていたが20年経っても人気トップであり何なら代表曲にまで上り詰めてしまうとは想像していなかった…「KinKiは自作も素晴らしい」という事実が確立された重要曲だしこれまた大きなターニングポイントであった。
『F album』のAcoustic Versionは民族風のノリに変貌していて正直曲の魅力を半減させてしまっているように感じた。やはりオリジナルバージョンが一番良いが、『M album』のしっとりバラードバージョンもメロディーの良さを改めて感じられて結構オススメ。
おすすめ度…B+(良い曲)
収録アルバム:6th『F album』(Acoustic Version)、2ndベスト『KinKi Single SelectionⅡ』他
14th カナシミ ブルー
2002年5月2日、約33万枚
作詞・作曲:堂島孝平、編曲:CHOKKAKU
前作「Hey! みんな元気かい?」から更に売上を下げ遂に30万台に。ただ前作の項でも述べたように2002年は急激なCD不況(要するにCD自体が売れなくなってきた)が業界全体を襲い、ヒットチャート前線の歌手達が軒並み売上を下げていたので、KinKiのその波には抗えなかったという事である。KinKiは結局このシングルから2006年の「Harmony of December」までシングルは30万台をキープし続ける事となる。
2002年初夏の情報番組『ワンダフル』で「緊急事態!今年はまだシングルCDのミリオンが出ていない」というニュースを扱っていたのを覚えている。結局2002年、シングルでミリオンを突破したのは浜崎あゆみの「H」だけであった。2000年は14作、2001年にも4作ミリオンシングルは出ていたのでやはり急激なCD不況の波がやって来た事になる。しかもその「H」もタイアップ3曲を詰め込んだ豪華シングル(当時avexで流行っていた3曲A面形態)。7月にリリースされ90万枚強の売上を記録していた所で、11月に「ミリオンヒット記念盤」を追撃発売して無理矢理ミリオンに持って行ったような印象があった。
「カナシミ ブルー」に話を戻そう。KinKi Kids出演の『UCカード』CMソング。ハイテンポなデジタル・ダンスナンバー。02年当時は中学1年で音楽に興味を持った頃で、友人たちとカラオケに行く機会が激増したのだがそこで毎回のように誰かは歌っていた。なので仲間内では結構流行った曲という印象がある。僕はメロディアス系の曲が好みだったので今作は正直そんなに好きではなかったんだけど、カラオケで繰り返し聴かされた事で当初よりは好きになった。イントロのギターフレーズとかは問答無用でカッコ良い。
ちなみに中国(?)でパクリ非常にそっくりな楽曲がリリースされている。数年前に友人から「これカナシミブルーに似過ぎじゃね?」と聴かせてもらったのだが似てるを通り越してもはやカバーでしょ?というレベルだった。今作に似てるだけあってカッコ良い曲である。敢えて歌手名や曲名はここへ書かないが検索すれば出てくると思う。
おすすめ度…C+(カッコ良さはピカイチである)
収録アルバム:6th『F album』(New Mix)、2ndベスト『KinKi Single SelectionⅡ』他
15th solitude~真実のサヨナラ~
2002年10月23日、約32万枚
作詞・作曲:K.Dino、編曲:ha-j
作詞・作曲を手掛けた「K.Dino」とは堂本光一の事である。当初はこれが誰であるのか公表されていなかったが、発売後の2003年1月1日のコンサートにて正体が光一である事が明かされた。イニシャルのK.Dだと光一だとすぐバレてしまうので「フェラーリ創業者の息子の愛称・ディーノ」から取ったという。ちなみにクレジットを本名にしなかった理由は「先入観無く聴いてほしかった」からだとか。
堂本光一主演の日本テレビ系ドラマ『リモート』主題歌。過去のトラウマから地下室に引きこもっている天才警視・光一が、深田恭子演じる婦警にリモート操作で指示を出し事件を解決してゆくドラマ。観ていた当時は「リモート」という言葉に馴染みは無かったがこれから18年後には「リモート〇〇」が定着する世界になるんだよな…。
楽曲の方はシックでシリアスなミディアムソングで良い曲。これまで「好きになってく 愛してく」「愛のかたまり」等の共作、またアルバムでそれぞれが単独で作った曲をソロ曲として歌うという事はしていたが、どちらか一人が作詞作曲した楽曲をふたりで歌うというスタイルは初だった。初期のアイドルポップ期を脱し、洗練されたアーティスト期に入ったのを感じた。ちなみにシングルではフェードアウトで終わるがアルバムバージョンは最後まで演奏される。
おすすめ度…A(名曲)
収録アルバム:6th『F album』(New Edit)、2ndベスト『KinKi Single SelectionⅡ』他
16th 永遠のBLOODS
2003年4月9日、約36万枚
作詞:浅田信一、作曲:堂島孝平、編曲:ha-j、ストリングスアレンジ:村山達哉
堂本光一出演の『No Reason! Coca-Cola 2003』CMソング。リリースのだいぶ前からCMで流れており「これ良い曲だな」と思いシングルを購入。初めて自分の意志で買ったKinKiがこの曲だったと思う。前年にJ-POPにハマった事もありこのシングル以降はリアルタイムではっきりと覚えている。
リリースは春だけど夏の始まりを感じさせる前向きなポップス。グングン進んでいく曲調が良いしサビの冒険感が好き。この曲でKinKiが出たMステ春の3時間スペシャルはビデオに録画して何度も観た。わたくしマーのJ-POP大好き人生黎明期の1曲である。当時中学の仲間内でも「CMのKinKiの曲、いつ発売?」等と話題になっていたので思い出深い。
当時は本格的にJ-POPにハマった頃で、作詞・作曲クレジット等もチェックするようになりこの曲で「堂島孝平」を認識した…んだと思うたぶん。過去のアルバムでも提供していた事を知り、この堂島孝平って人良い曲作るなと。更に『こち亀』の「葛飾ラプソディー」歌っていたのもこの人だったのかよ!と驚いたのも多分このタイミングだったと思う。
おすすめ度…B+(良い曲)
収録アルバム:7th『G album-24/7-』(G-mix)、2ndベスト『KinKi Single SelectionⅡ』他
17th 心に夢を君には愛を/ギラ☆ギラ
2003年6月18日、約30万枚
2000年の「夏の王様/もう君以外愛せない」以来の両A面シングル。前作「永遠のBLOODS」から僅か2か月でのリリースで、当時CDショップ(地元イトーヨーカドーに入っていた新星堂)の新譜お知らせコーナーで情報を見つけた時「新曲出るの早!」と驚いたのを覚えている。
心に夢を君には愛を
作詞:Satomi、作曲・編曲:松本良喜、ブラスアレンジ:下神竜哉
「情熱」のSatomiと松本良喜が再登場。「情熱」では編曲のみだった松本良喜が今回は作曲も手掛けており、RUI「月のしずく」・中島美嘉「雪の華」等のヒット曲を生み出したサトマツコンビ(造語)の構図だ。
過去曲でいうと「フラワー」に近い南国・トロピカル感溢れる曲。最初に作詞・作曲クレジットを見た時当時大ヒットしていた「月のしずく」コンビだったので「随分作風の幅広いな…」と感じたものだ。「永遠のBLOODS」に続いてリアルタイムで聴いた事もあってリリース当初から結構好きな曲。わたくしマーとしては「フラワー」よりこっちの方が思い入れがあるし好き。明るいアレンジが良いしメロディーも好きだ。
おすすめ度…B(良い曲)
収録アルバム:7th『G album-24/7-』、2ndベスト『KinKi Single SelectionⅡ』他
ギラ☆ギラ
作詞:Satomi、作曲・編曲:本間昭光
作・編曲はポルノグラフィティのプロデュースで知られる本間昭光。特にak.hommaの名義で「アポロ」「サウダージ」「アゲハ蝶」など記憶に残るヒット曲を作り出してきた天才人物だ。
ただ両A面とはいえこの曲は正直存在感が薄い…。音楽番組で披露されたのは「心に夢を君には愛を」ばかりでこの曲をテレビで聴いた記憶がない(『堂本兄弟』で1回披露したらしい)。「夏の王様/もう君以外愛せない」の時は2曲共対等に露出していたのに。楽曲自体もシングルにする程か…?という感じで。タイトル通りギラギラ感のあるダンスナンバー。ベスト盤でシングルを並べていくと明らかにこの曲だけ浮いちゃうのよね。『KinKi Single SelectionⅡ』が出た時「あ、これ両A面だったんだ?」と気付いた位である(当時は携帯持ってなかったしWikiとかも無かったから情報を認識する術が無かったという側面もある)。
おすすめ度…C(借りたはずなのに当時の記憶が無い)
収録アルバム:2ndベスト『KinKi Single SelectionⅡ』、20周年ベスト『The BEST』
18th 薄荷キャンディー
2003年8月13日、約38万枚
作詞:松本隆、作曲・編曲:Fredrik Hult・Ola Larsson・Oystein Grindheim・Henning Harturng、コーラスアレンジ:三谷泰弘
前々作と前作も2か月で、今回も2か月スパン。早くも2003年3作目のシングル。当時前作に引き続いて「新曲はえー!」と驚いたのを覚えている。1年に3作シングルが出たのはこの年が最後であった。
堂本剛主演のTBS系ドラマ『元カレ』主題歌。10周年ベスト『39』のファン投票で9位と人気の高い一曲。バラードだけど「to Heart」や「もう君以外愛せない」ほど壮大ではなくカジュアルな感じ。夏、特に終わりかけの夏を感じるセンチメンタルなラブソングでリリース当初から好きな曲だ。イントロの瞬間から海が見える。「You’re the one」や「For love and one」とサビでコーラス隊がガッツリ入ってくるのも新鮮で面白かった。
2014年の14thアルバム『M album』のDisc-2でセルフカバーしている。全英語詞になっておりタイトルも「HAKKA CANDY」と改変されている。これがかなりゴージャスかつ原曲の爽やかさも失われていない名曲に仕上がっていてオススメ。何なら原曲より「HAKKA CANDY」の方が好きかもしれない。
おすすめ度…B+(良い曲。セルフカバーならAに上がる)
収録アルバム:7th『G album-24/7-』、2ndベスト『KinKi Single SelectionⅡ』他
19th ね、がんばるよ。
2004年1月15日、約32万枚
作詞:吉田美和、作曲:吉田美和・中村正人、編曲:Ike Nelson・中村正人、ブラスアレンジ:下神竜哉、ストリングスアレンジ:斎藤ネコ
2003年12月からのツアー『KinKi Kids 24/7 G Tour』にて初披露されていた。DREAMS COME TRUEが楽曲提供。ドリカムの97年の21stシングル「MARRY ME?」のアンサーソングとなっている。これは元々ドリカムのファンであった剛による熱烈オファーにより実現したという。後に『新堂本兄弟』にドリカムが出演した際、セッション披露された。今作リリース後剛・光一共にソロ活動に入りオリジナルアルバムには未収録。
軽やかポップス。シングルでは意外と珍しい正統派J-POPという感じだがドリカム提供だけあって全体的にオシャレな空気も流れている。かなりの名曲。当時、CDショップ(地元イトーヨーカドー内の新星堂)にフラリと行った際に店内で流れていたのが初聴で「なんて良い曲なんだ…!」と思ったのを覚えている。そのままの勢いでシングル買ったんだっけな?それとも後日だったか忘れたけど、兎に角このシングルは買って聴きまくった(ちなみにカップリングの「コ・ハ・ル・ビ・ヨ・リ」も沖縄風の良メロナンバーでオススメ)。
派手さは無いけどこのキャッチーな良質ポップス感が、そしてサビのメロディーが素晴らしい。2004年のKinKiというと「Anniversary」一択、またはそれぞれのソロ活動みたいなイメージだが実は影でこんな名曲も出ていたんだよというのを伝えたい。
おすすめ度…A+(名曲。)
収録アルバム:2ndベスト『KinKi Single SelectionⅡ』、20周年ベスト『The BEST』
※続きは下記記事です
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著者:マー・田中(@kazeno_yukue)
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