嵐 歴代シングル&名曲感想 #3 (※更新中)

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嵐 歴代シングル&名曲感想 #3

1999年~2009年

2010年

Troublemaker

2010年3月3日 売上約70万枚

作詞:H.Suzuki、作曲:Masashi Ohtsuki、編曲:ha-j

29thシングル表題曲。前作「マイガール」から約4か月ぶり。

初動54万枚、累計70万枚という猛烈な売上をみせ、前年の「Believe/曇りのち、快晴」を抜きこの時点でデビュー曲「A・RA・SHI」に次ぐ自身2番目のヒットシングルとなった。

前々年・前年の年間チャートだったら1位を獲れる売上だったが、この年は大ブレイクを果たしたAKB48の「Beginner」「ヘビーローテーション」が立ちはだかり及ばず3位となった。ここから約10年間、年間ではAKB48や乃木坂46等秋元グループ系のちょっと下に位置する事になる。

櫻井翔主演、TBS系日曜劇場『特上カバチ!!』主題歌。元々は漫画が原作で、行政書士事務所を舞台とした物語。これは2001年に放送してた『カバチタレ!』(常盤貴子、深津絵里、山下智久出演)と同じ原作(?)らしい。

ハイテンションな元気ソング。2010年代もまだまだ勢い抜群で行くぜ!というキラキラしたオーラを感じる。「感謝カンゲキ雨嵐」や「Happiness」と並んで嵐元気ソングの地位を得ているが、大ブレイクを経てあの2曲よりも大物感が出てる。大ブレイクの08・09年を超えて、2010年代の幕開けを華々しく飾った名曲。この曲が2010年代第1弾シングルで本当に良かったし勢いがついた。2種発売なのに3種だった「truth」や「Believe」の売上を超えている辺りが凄い。真の人気を掴んだって感じがする。(2024/11/16更新)

おすすめ度:A
収録アルバム:9th『僕の見ている風景』、4th『5×20 All the BEST!! 1999-2019』

Troublemaker / 嵐

Monster

2010年5月19日 売上約70万枚

作詞:UNITe・Sean-D、作曲:CHI-MEY、編曲:Taku Yoshioka・Hirofumi Sasaki

30thシングル表題曲。前作「Troublemaker」から約2か月ぶり。

初動54万枚→累計70万枚と前作とほぼ同じ売上推移。年間では僅差で「Troublemaker」の下となる4位につけたが、累計では今作の方が6000枚上回っている(「Troublemaker」は70.1万、「Monster」は70.7万)。

藤子不二雄Aの漫画を原作とした日本テレビ系土曜ドラマ『怪物くん』主題歌。主演は大野智で楽曲のパフォーマンス的にも大野がメイン(?)のような形となっている。「truth」系のシリアスダンスナンバー。カッコ良さだけでなく歌詞の中で〈Oh! No!〉と「大野」をかける等の遊び心もあり、無敵状態継続中ゆえの余裕を感じさせる。「Troublemaker」に続いてまたもヒット性のある曲で、シリアスかつ痛快なメロディーのこれまた良い曲。ドラマの効果か「Monster」というタイトルがキャッチーだったのか、気付けば代表曲の一つにまで上り詰めてるよね。

2024年の25周年タイミングで全MVが一斉にYouTube公開されたが、「A・RA・SHI」「Love so sweet」「Happiness」「truth」、そしてこの曲の5曲だけは2019年に公開されていた。それだけ嵐サイドも公式に代表曲という認識を持っているんだろう。(2024/11/18更新)

おすすめ度:B+
収録アルバム:9th『僕の見ている風景』、4th『5×20 All the BEST!! 1999-2019』

Monster / 嵐

To be free

2010年7月7日 売上約52万枚

作詞:Soluna、作曲:Samuel Waermo・Octobar、編曲:Samuel Waermo・吉岡たく

31stシングル表題曲。前作「Monster」から約2か月ぶり。

初回プレス仕様というのはあったが最初から通常盤にMVのDVDが付属している実質1種形態。それで52万。累計はここ数作から下がったが、これまでの2・3種形態で60万・70万からすると1種で52万って実は物凄い売上なんじゃないか?

1種発売でしかもカップリングも無しという少々地味なシングル。とにかく出せば売れる無敵状態だったので売れるうちに売ろうという事で急遽シングル化したのでは。次のオリアルからもハブかれたし。2010年は6作もシングルを出したが今作がいちばん知名度低いと思う。

櫻井翔出演アサヒ飲料『三ツ矢サイダー』CMソング。乾いた風が吹き抜けるようなJ-POP。シリアスとポップの中間とでも言おうか。ロックバンドっぽい雰囲気もある。ハイペースでシングルを出していた時期だったので埋もれちゃった感じはあったし前後作のようなキラキラさや派手さは無いけど、改めて聴くと良い曲。2010年の夏、大学生活初めてのあの夏を思い出す個人的エモ曲。

「Believe」の100+といい後の「果てない空」のQQといい今作といい、作詞作曲のコードネーム?外人?の方々は一体何者なのか。Wikipediaも無いようだし……。ジャニーズの専属作家か何かなのか。良い曲を作ってるのに姿が見えてこないの悔しくないのかな?(2024/11/19更新)

おすすめ度:B
収録アルバム:10th『Beautiful World』、4th『5×20 All the BEST!! 1999-2019』

To be free / 嵐

Løve Rainbow

2010年9月8日 売上約62万枚

作詞:furaha・Octobar、作曲:iiiSAK・Dyce Taylor、編曲:ha-j

32ndシングル表題曲。

8月の9thアルバム『僕の見ている風景』から約1か月後のリリース。シングルとしては「To be free」から約2か月ぶり。

松本潤主演、フジテレビ系月9ドラマ『夏の恋は虹色に輝く』主題歌。マツジュンの月9初主演作で、竹内結子、沢村一樹、桐谷美玲らが脇を固めた。嵐が月9主題歌を担当するのも初だった。

切なさとキラキラさ・疾走感すべてが兼ね備わった名曲。サビで一気に世界観に持っていかれる。当時テレビ披露はMステ位しか無かったのかな? Mステで聴いた時の興奮は忘れられない。2010年は6作もシングルを出すハイペースな年でどれも良い曲だったが、その中でも一際輝いて聴こえたのを覚えている。僕の中ではこれぞ嵐らしい、THE・嵐な曲だと感じる(サクラップがあればもっと良かったがメロディーが素晴らしいのでもはや気にならない)。

悩むがわたくしマーがいちばん好きな曲はコレかなー。「A・RA・SHI」超えのミリオンも有り得るか!?と一瞬思ったが結果的には62万でストップして残念だった。でも僕としてはシングル曲のアベレージが最も高かったのはこの2010年。売上だけでなく楽曲の良さも抜群なものばかりでまさに無敵状態って言葉しか出てこなかった。

作曲はまたもやコードネームの謎人物かと思いきや、iiiSAKはエリック・リボムというスウェーデン出身のシンガーソングライター、Dyce Taylorは大智(大野智をギュッと縮めたような名前だな)という作家でしっかりWikipediaがある。この2人はそれぞれジャニーズに数多く提供している他、共作で翌年嵐に「迷宮ラブソング」を提供する。(2024/11/20更新)

おすすめ度:A+
収録アルバム:10th『Beautiful World』、4th『5×20 All the BEST!! 1999-2019』

Løve Rainbow / 嵐

※随時更新中

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著者:マー・田中(@kazeno_yukue)

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