嵐 歴代シングル&名曲感想 #4 (※更新中)

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嵐 歴代シングル&名曲感想 #4

1999年~2015年

2016年

復活LOVE

2016年2月24日 売上約54万枚

作詞:竹内まりや、作曲・編曲:山下達郎

48thシングル表題曲。

2015年10月の14thアルバム『Japonism』から約4か月後のリリース。シングルとしては「愛を叫べ」から約5か月ぶり。

余談だが『CDTV』の放送1111回目の1位獲得曲が今作だった。

NTTドコモ『dヒッツ』CMソング。2013年の嵐のライブに山下達郎・竹内まりや夫妻が見に来た際、終演後にメンバーから依頼した事で楽曲提供が実現。2015年の春には山下からデモテープが届いたという。多忙ゆえにレコーディングは別々に行われ、全員にフルコーラスを歌ってもらい嵐スタッフが歌う分担を決定した。

山下達郎らしい、おしゃれなシティポップ。雨の情景が浮かぶ。〈雨が踊るバスストップ〉のフレーズが「硝子の少年」以上に似合う。最初に聴いた時は事前にクレジットで期待しすぎたのプラス、それこそ「硝子の少年」みたいな派手な曲を期待していたので「イマイチだな……」と感じていたが数年経ってからこの渋さ・スタイリッシュさに惹かれるようになった。クールなカッコ良さを持ってるよね。これがヤマタツイズムという奴なのか。山下達郎の玄人ファンは今作をどのように感じているんだろう。ちなみにMVには生田斗真が出演。(2024/12/18更新)

おすすめ度:B
収録アルバム:15th『Are You Happy?』、4thベスト『5×20 All the BEST!! 1999-2019』

復活LOVE / 嵐

I seek

2016年5月18日 売上約82万枚

作詞:ASIL、作曲:AKJ&ASIL、編曲:石塚知生

49thシングル「I seek/Daylight」両A面1曲目。前作「復活LOVE」から約3か月ぶり。

2013年の40thシングル「Calling/Breathless」以来となる初回限定盤×2・通常盤の3形態リリース。その施策効果がビンビンに働き同じく「Calling/Breathless」以来の初動70万枚超えを叩き出した。いつもの2形態だと初動50万程度で、3形態に増やすと70万ちょい超え。これは初週で全種買うファンが約25万人程居たという事か? 1形態増やしただけで面白い位に数字が膨れ上がる。

累計は82万枚で、現在「カイト」「A・RA・SHI」「Calling/Breathless」に次ぐ自身4番目の売上。

大野智主演、日本テレビ系水曜ドラマ『世界一難しい恋』主題歌。嵐らしいブラック・ハイテンポな名曲。シリアス系だけど「truth」系とはまた異なる雰囲気。本来合わなそうなゴージャス感とスピード感が同居している不思議な一曲。これはハマって当時聴きまくったしカラオケで歌ったね。「前前前世」「サイレントマジョリティー」等と並んで2016年の思い出として残っている名曲。出すシングル全て大ヒットゆえに逆に埋もれちゃってるけどこれは頭一つ抜けて”嵐らしい”良い曲だったと思う。(2024/12/19更新)

おすすめ度:A
収録アルバム:15th『Are You Happy?』、4thベスト『5×20 All the BEST!! 1999-2019』

I seek/Daylight /嵐

Daylight

2016年5月18日 売上約82万枚

作詞:stereograph、Rap詞:櫻井翔、作曲:Simon Janlov・wonder note、編曲:佐々木博史

49thシングル「I seek/Daylight」両A面2曲目。

松本潤主演、TBS系日曜劇場『99.9-刑事専門弁護士-』主題歌。クール系の曲。「I seek」と比べると地味な存在だけどこっちも良いメロディー。クリアな雰囲気が心地いい。単独A面としてリリースしてても見劣りしないと思う。マツジュン主演ドラマという大きいタイアップが付いてる曲を平気で両A面2曲目という目立たない位置に入れるって、どこまで嵐陣営強気なんだと。シングルA面では2012年の「Face Down」以来サクラップが登場。でもこのサクラップはちょっと地味かな。記憶に残ってない。(2024/12/23更新)

おすすめ度:B
収録アルバム:15th『Are You Happy?』、4thベスト『5×20 All the BEST!! 1999-2019』

I seek/Daylight / 嵐

Power of the Paradise

2016年9月14日 売上約47万枚

作詞:paddy、作曲:nobby、編曲:ha-j

50thシングル表題曲。前作「I seek/Daylight」から約4か月ぶり。

また2形態発売に戻ったため売上は50万弱に下がった(下がったといっても絶対的に見たら高い売上だが)。形態増やせば目に見えて売上が上がるので、素人考えでは「毎回3種にすれば良いんじゃ?」とも思うが、多分それはそれでファン離れや買い控えが起きて結局数字は下がってくんだろうね。

日本テレビ系『リオデジャネイロオリンピック 2016』テーマソング。わたくしマーにとってターニングポイントとなったシングル。何故ならデビュー以来、初めて明確に記憶に残らないシングルが来たからだ。1stから49thまでは何だかんだサビは浮かぶしカラオケで歌えるがこの曲は覚えてない。「Power of the Paradise」ってタイトルだけは仰々しいのだが……。

カラオケ好きとして、何となく嵐は新曲が出たら意地でも覚えて歌えるようにしていたのだがこの曲はサッパリ覚えられなかった。何か右から左に流れて行ってしまう。オリンピックらしい壮大さはあるけども肝心のメロディーが刺さらなかった。嵐の五輪ソングというと「Hero」「証」「Road to Glory」等の方が明確に好き。(2024/12/24更新)

おすすめ度:C
収録アルバム:16th『「untitled」』、4thベスト『5×20 All the BEST!! 1999-2019』

Power of the Paradise / 嵐

2017年

I’ll be there

2017年4月19日 売上約47万枚

作詞:Goro.T、作曲:Fredrik “Figge” Bostrom・佐原康太、編曲:佐原康太・metropolitan digital clique

51stシングル表題曲。

2016年の15thアルバム『Are You Happy?』から約半年ぶりのリリース。シングルとしては「Power of the Paradise」から約7か月ぶり。

相葉雅紀主演、フジテレビ系月9ドラマ『貴族探偵』主題歌。ミステリアスな空気の漂うアップテンポナンバー。歴代シングルでいうと「Endless Game」あたりに近い雰囲気だがあれよりも派手な作風。お屋敷とか洋館が浮かぶ厳かでジャズィーな空気感も持ち合わせてる。まぁ当時習慣として借りたけど、前作「Power of the Paradise」にハマらなかった余韻も尾を引き今作もそこまで聴き込むには至らなかった。嵐としてはフツーの1曲って感じ。(2024/12/26更新)

おすすめ度:C+
収録アルバム:16th『「untitled」』、4thベスト『5×20 All the BEST!! 1999-2019』

I’ll be there / 嵐

つなぐ

2017年6月28日 売上約43万枚

作詞:paddy、作曲:Peter Nord・Kevin Borg、編曲:Peter Nord・佐々木博史

52ndシングル表題曲。前作「I’ll be there」から約2か月ぶり。

大野智主演、時代劇映画『忍びの国』主題歌。2013年の「Breathless」(二宮主演の『プラチナデータ』)以来の映画主題歌。時代劇のタイアップという事で和風なテイスト。ゴリゴリしてるというか男臭い曲というか……突き抜けたメロディーなわけではないのでそこまで好きな曲では無い。当時のバラエティー番組でFUJIWARAの藤本がこの曲のダンスが好きだと言っていた。曲だけでなくダンスと一緒に楽しむ作品なのだろう。(2024/12/27更新)

おすすめ度:C
収録アルバム:16th『「untitled」』、4thベスト『5×20 All the BEST!! 1999-2019』

つなぐ / 嵐

Doors~勇気の軌跡~

2017年11月8日 売上約64万枚

作詞:RUCCA、作曲:Simon Janlöv・Saw Arrow、編曲:吉岡たく

53rdシングル表題曲。

16thアルバム『「untitled」』から3週間後のリリース。シングルとしては「つなぐ」から約5か月ぶり。

前年の「I seek/Daylight」以来の3形態発売。故にここ3作(「Power of the Paradise」「I’ll be there」「つなぐ」)は40万台だった累計が今作では64万枚と跳ね上がった。ただ以前の3形態発売シングルでは80万台を記録していた事を考えると、やや人気は落ち着き始めていたのかなと思う。

櫻井翔主演、日本テレビ系ドラマ『先に生まれただけの僕』主題歌。シックな良メロソング。ハートフル系ではなくややクールよりで歴代シングルでいうと「とまどいながら」「Your Eyes」「Daylight」辺りと近い感じか。久々に聴いた瞬間にハマった名曲。メロディーの一つ一つが刺さってくるのよね。大ブレイクを経て出す曲はどれもヒット、すっかり安定期だった故に逆に埋もれてしまっているが、CDシングルでいうと最後の大名曲だったと感じる。

今作から2018年の「君のうた」までの4シングルはオリジナルアルバム未収録。2019年のベスト『5×20 All the BEST!! 1999-2019』にてアルバム初収録となった。(2024/12/29更新)

おすすめ度:A+
収録アルバム:4thベスト『5×20 All the BEST!! 1999-2019』

Doors~勇気の軌跡~ / 嵐

2018年

Find The Answer

2018年2月21日 売上約44万枚

作詞:HIKARI、作曲:7th Avenue・HIKARI、編曲:metropolitan digital clique

54thシングル表題曲。前作「Doors~勇気の軌跡~」から約3か月ぶり。

松本潤主演、TBS系日曜劇場『99.9-刑事専門弁護士- SEASONⅡ』主題歌。2021年の映画化の際にも今作が主題歌として使用された。ちなみにドラマ版SEASONⅠの主題歌は2016年の「Daylight」だった。

嵐らしい硬派なジャニーズソング。クリアーでどことなく冬の情景を感じる。銀色の世界というか。冬季オリンピックのテーマソングとかに似合う曲だと思う。スキージャンプ台が浮かぶのよね。前作「Doors~勇気の軌跡~」もかなりの名曲だったが今作も非常に良い曲。往年の「A・RA・SHI」や「Believe」のような派手さは無いが、それでも「嵐に求めているのはこういう曲だ!」という作風を真っ直ぐ提示してくれた感じはする。(2025/1/1更新)

おすすめ度:B+
収録アルバム:4thベスト『5×20 All the BEST!! 1999-2019』

Find The Answer / 嵐

夏疾風

2018年7月25日 売上約54万枚

作詞・作曲:北川悠仁、編曲:K Project

55thシングル表題曲。前作「Find The Answer」から約5か月ぶり。

初回限定盤、通常盤の他、高校野球盤(初回限定)も存在した。高校野球盤には「夏疾風」のブラスバンドアレンジバージョン「夏疾風(熱闘ブラバンver. )*Instrumental」を収録。

2018年、甲子園が100回目を迎える事を記念し、高校野球応援ソングとして制作された。高校球児のひと夏に懸ける想いや、青春の輝きを感じるザ・甲子園ソング。高校野球に思い入れの薄い僕でも聴いてると何だか胸が高鳴ってくる。良い曲だけど、北川悠仁の提供だけあっていつもの嵐らしさは感じない。ゆずの曲を嵐がカバーしたって感覚の方が近いかも。余談だけど夏の甲子園って「全国高等野球選手権大会」っていう正式名称なのね。スポーツに疎すぎて知らなかった。(2025/1/2更新)

おすすめ度:C+
収録アルバム:4thベスト『5×20 All the BEST!! 1999-2019』

夏疾風 / 嵐

君のうた

2018年10月24日 売上約42万枚

作詞:ASIL、作曲:多田慎也・A.K.Janeway、編曲:佐々木博史

56thシングル表題曲。前作「夏疾風」から3か月ぶり。

相葉雅紀主演、テレビ朝日系金曜ナイトドラマ『僕とシッポと神楽坂』主題歌。「マイガール」を手掛けた多田慎也の作曲だけあって楽曲の方も「続・マイガール」といった雰囲気の王道ハートフルポップス。「マイガール」程のキレは無いにしても良いメロディーである事は確か。ただまぁこれ系の曲を欲してる時は「マイガール」や「Beautiful days」を選んでしまいどうしても3番手以下って感じにはなってしまうので聴いた回数は少ないのだが。今作発売から約3か月後の2019年1月27日、2020年いっぱいをもって活動休止すると発表した。(2025/1/3更新)

おすすめ度:B
収録アルバム:4thベスト『5×20 All the BEST!! 1999-2019』

君のうた / 嵐

2019年

BRAVE

2019年9月11日 売上約71万枚

作詞:Goro.T、Rap詞:櫻井翔、作曲:Fredrik “Figge” Bostrom、編曲:石塚知生

57thシングル表題曲。

2019年6月のベストアルバム『5×20 All the BEST!! 1999-2019』から約3か月後のリリース。シングルとしては「君のうた」から約11か月ぶり。シングル過去最高のインターバル。また活動休止発表後初のシングルであった。

初回限定盤(DVD/Blu-ray)、通常盤の3形態。DVDとBlu-rayの内容は同一(これまでDVDのみだったのをBlu-rayも追加しただけ)なので実質2形態とも言えるが、初動のみで「Power of the Paradise」~「君のうた」までの累計を上回る66万枚を記録。累計は71万枚で、「A・RA・SHI」「Calling/Breathless」「I seek/Daylight」に次ぐこの時点で自身4番ヒットに(次回作「カイト」が最大ヒットになったので現在では5番売上)。活動休止特需か、ベスト盤大ヒットの効果なのか地味に大ヒットしたね。

日本テレビ系『ラグビーワールドカップ2019』イメージソング。ラグビーの曲というだけあってイントロやAメロは硬派でゴリゴリした感じだがサビになると途端にキャッチーな世界が広がる。サビに入る瞬間が何度聴いても心地良い。非常に好きな曲。活動休止発表後初のシングルという事で当初は「湿っぽいバラードでも来るかな?」と予想してたのだが良い意味で裏切られたよね。こんなパワフルな曲が来るとは予想外だった。シングルでは2016年の「Daylight」以来、サクラップが炸裂。嬉しい。(2025/1/5更新)

おすすめ度:A
収録アルバム:17th『This is 嵐』

BRAVE / 嵐

※随時更新中

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著者:マー・田中(@kazeno_yukue)

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