【アルバム感想】『ここにいたこと』AKB48

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ここにいたこと
AKB48

【特典生写真付き】ここにいたこと(初回限定盤)(DVD付)

収録曲

01.少女たちよ
02.Overtake / チームA
03.僕にできること / チームK
04.恋愛サーカス / チームB
05.風の行方
06.わがままコレクション
07.人魚のバカンス
08.君と僕の関係
09.イイカゲンのススメ
10.High school days / チーム研究生
11.チームB推し / チームB
12.チャンスの順番
13.Beginner
14.ポニーテールとシュシュ
15.ヘビーローテーション
16.ここにいたこと / AKB48+SKE48+SDN48+NMB48

データ

2011年6月8日、初登場1位
初動60.2万枚、売上88.4万枚、登場76週
Produce:秋元康
KING RECORDS

作品概要

AKB48の3rdアルバム『ここにいたこと』。1st『SET LIST~グレイテストソングス 2006-2007~』2nd『神曲たち』は共にベスト盤扱いだったため、今作は初のオリジナルアルバムとして宣伝された。

シングル「ポニーテールとシュシュ」(1位 74.0万枚)「ヘビーローテーション」(1位 88.2万枚)「Beginner」(1位 103.9万枚)「チャンスの順番」(1位 69.4万枚)収録。2011年になって発売されていた「桜の木になろう」「Everyday、カチューシャ」の2シングルは未収録(次回作『1830m』へ持ち越し)となった。初回限定盤は撮り下ろし100ページ写真集付属のスペシャルBOX仕様。また初回・通常盤共に振り付け映像を収録したDVD付属。

当初の発売予定日は2011年4月6日だったが、東日本大震災の影響により6月8日へと延期になった。そのため予定されていた劇場盤の握手会・写真会は全て中止となった。90万枚に迫るヒットを記録し、2011年度年間アルバムチャート2位。

感想

「ポニーテールとシュシュ」や「ヘビーローテーション」といった代表的ヒットシングルが後半に集中しているのでアルバム曲が前座のような扱いにも見えるが、よくよく聴くとどれも良い曲である。「風の行方」なんかは爽やかな夏の風を感じる良メロミディアムソングでJ-POP好きな人にもハマると思うし、「High school days」も学生時代の青春が蘇ってくるような(実際にはこんな経験はしたこと無いワケだが…)名曲。リアルタイムで聴いたという思い出補正なのか、全盛期特有の勢いなのか判断はつかないけど期待以上のアイドルポップが揃っている傑作という印象は当時からずっとある。これ以降のアルバムは2枚組・3枚組となり数で勝負!的な構成になっていくので、1枚モノで1曲1曲の印象が立っている今作は貴重な存在かもしれない(何だかんだアルバム全曲覚えてるのって『神曲たち』と今作ぐらいだし)。

ただいくらこの年のリクエストアワー(毎年行われる楽曲総選挙)で上位にランクインしたからといって「チームB推し」を収録したのは蛇足だった気がする。中盤でいきなりワチャワチャした劇場公演ノリがぶち込まれるので、通して聴いているとアルバムの流れがぶった切られるように感じてしまう…。

おすすめ度★★★★☆

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