【アルバム感想】『CAM ON!~5th Anniversary Best~』大原櫻子

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CAM ON!~5th Anniversary Best~ 大原櫻子

CAM ON! ~5th Anniversary Best~(通常「くるくる」盤 CD)(特典なし)

収録曲

Disc 1

01.サンキュー。
02.青い季節
03.のり巻きおにぎり
04.マイ フェイバリット ジュエル
05.キミを忘れないよ
06.サイン
07.明日も / MUSH&Co.
08.真夏の太陽
09.Happy Days
10.大好き
11.ひらり
12.さよなら
13.Joy & Joy
14.踊ろう

Disc 2

01.Jet Set Music!
02.READY GO!
03.いとしのギーモ
04.瞳
05.頑張ったっていいんじゃない / 大原櫻子(from MUSH&Co.)
06.Over the rainbow
07.遠くまで
08.泣きたいくらい
09.ちっぽけな愛のうた
10.明日も(Reprise version)
11.卒業(Reprise version)
12.ちっぽけな愛のうた(Reprise version)

データ

2019年3月6日、初登場4位
初動1.3万枚、売上1.9万枚、登場8週
Victor Entertainment

作品概要

大原櫻子のベストアルバム『CAM ON!~5th Anniversary Best~』。タイトルの「CAM ON!」はベトナム語で「ありがとう」の意味があり、デビュー5周年の感謝を込めて付けられた。1月10日に23歳を迎えた大原櫻子自身が年齢と同じ23曲を選出。曲順も本人が決めたという。

MUSH&Co.、大原櫻子(from MUSH&Co.)期のシングルに加えソロデビュー後の全シングルを収録(配信限定シングル3作を除く)の他、アルバム・C/Wからも選出されている。またボーナストラックとして、女優デビュー映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』から「明日も」「卒業」「ちっぽけな愛のうた」の新録アコースティックバージョンを収録。

初回限定「ねじねじ」盤はインタビュー、ソロデビュー以降のミュージックビデオ集(副音声として本人コメンタリー付き)、ストリートライブのドキュメントムービーを収録したBlu-ray・DVD付属。初回限定「うねうね」盤は56ページに及ぶフォトブック&スリーブケース付き。通常「くるくる」盤はCDのみ。

感想

オリジナルアルバム3枚に対してベスト2枚という事で、キャリアの割には重たいベストアルバムになった。「のり巻きおにぎり」や「いとしのギーモ」のような普通ベスト盤に選ばれるようなタイプの曲では無いお遊び枠的な楽曲も含まれている(本人の強い意向で収録されたと思われる)し、全体的にシングル多めのオリジナルアルバムみたいな雰囲気になっている。まぁ一応全シングルが投入されているし、かと言って機械的なシングルコレクションでも無いしっかり手の込んだベスト盤にはなっているんだけど、ずっと聴いてきた身としては各オリジナルアルバムで聴いた時の方がそれぞれの曲が映えていたように感じた。

しかしこうして改めて聴きかえすとやはりシングルは良い曲ばかりだなと思う。所謂J-POPらしいJ-POPに、クセの無いストレートな歌声が乗り聴いていてかなり心地良い。個性派が強い音楽シーンの中、こうしたまっさらな歌声というのは逆に貴重な気がする。若さと元気でやって来たこの5年だったが、ベストで一区切り付けたこれからどのような歌手になっていくのか期待。何故か所属事務所が安定しないのが不安だけど…(藤賀事務所→フジパシフィックミュージック→CHERRY.co→2018年遂に個人事務所設立)。

Reprise versionについて

新録3曲はアコースティックバージョンとなっている。あくまでアコースティック主体というだけでバンドスタイルではあるので、弾き語りみたいに大人しいアレンジというワケでは無い。「卒業」は映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』劇中歌という事で初めて聴いたがまさにタイトル通り学生時代の終わりを歌った卒業ソング。歌詞が男性視点になっているので櫻子のキュートな声で〈お前らと朝まで語って~〉とか〈俺たちの現在を駆け抜けろ~〉と歌ってるのが多少違和感があるが良い曲だった。

おすすめ度★★★★☆

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